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写真で振り返る! 2014鈴鹿8耐

2014年7月30日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の山崎です。

皆さん、国内最大級のレース「鈴鹿8耐」、ご覧いただけたでしょうか? 今年は波乱というか、混乱というか… チームにとっても、観客の皆さまにとっても大変なレースでした。スタート直前に豪雨となり、鈴鹿8耐では史上初めてスタート時間が遅れました。その後、パッと青空が戻り灼熱の太陽が路面を乾かしたかと思えば、また豪雨… 二転三転する天候により、多くのチームにアクシデントが発生し、4回セーフティカーが導入されたのも、今回の波乱、混乱を象徴しているといって良いでしょう。

ヤマハトップ3チームにも多少の混乱はありましたが、#07 MONSTER ENERGY YAMAHA with YSPが表彰台へ後一歩に迫る4位、#94 YAMAHA RACING GMT94 MICHELINが9位、そして#7 MONSTER ENERGY YAMAHA – YARTが10位と、3チームともにトップ10に入る結果を残しました。

こうした彼らの活躍は、多くのファンの皆さまの声援のおかげと、心より感謝いたします。

詳しいレースレポートやライダーのコメントは「2014鈴鹿8耐スペシャルサイト」でご覧いただくとして、ここではプロカメラマンたちの写真で、鈴鹿8耐を振り返りたいと思います。

報道関係者向けに行われた撮影会
↑24日(木)に報道関係者向けに行われた撮影会。ライダー3名とマシン2台に対し、監督、メカニック、エンジニア… レースは多くのスタッフが動いていることがお分かりいただけるでしょう。そして、この直後から、長い長い鈴鹿8耐が本格的にスタートしました。

ピットに戻った中須賀克行選手の表情
↑同じく24日(木)、フリー走行中、ピットに戻った中須賀克行選手の表情です。額に玉のよう噴き出す汗が印象的。つなぎは着ているだけでも大量の汗をかきますが、原因はそれだけではありません。最高300km/hに近いスピードにもなるマシンを操ることは、フィジカルスポーツにも負けない運動量を必要とします。さらに今年は、例年以上に暑かったこともライダーを苦しめました。

ナイトセッション
↑25日(金)は、公式予選に続きナイトセッションが行われました。普段この時間を走らないライダーが夜間の走行に慣れるなど、とても大切な時間です。そして写真を見ての通りカメラマンも張り切ります。だって美しいじゃないですか。少しの間、仕事を忘れ、感性のままに写真を撮っている、私はそう感じました。

マシンを入念にチェックする中須賀選手
↑26日(土)は、前日の公式予選で10位以内に入ったチームの各2名が改めてタイムアタックを行い、最終グリッド(スタート位置)を決める「トップ10トライアル」が行われました。中須賀選手は過去2年連続でトップタイムをマークしており、3年連続に期待がかかりましたが、惜しくも2番手でした。写真は、走行を直前に控え、マシンを入念にチェックする中須賀選手です。

ル・マシン式スタート
↑ここからは決勝の写真です。前回のブログで紹介した「ル・マシン式スタート」でマシンに駆け寄るライダーのクローズアップショットです。写真は#07のB・パークス選手ですが、ものすごいダッシュで、第1コーナーでの2番手をキープしました。ライダーが全力で走る姿も鈴鹿8耐だけのシーンですね。(12:35)

ウエット走行
↑ウエット走行の写真。これは2回目の豪雨の際に撮影されたもの。転倒者も多く、さすがの中須賀選手もスピードを抑えての走行となりました。しかし、本当にすごい雨でした…(14:30)

豪雨から一転
↑前の写真から、約45分後。豪雨から一転、空は明るくなり、ご覧のような夏らしい空が鈴鹿サーキットを包み込みました。この辺りから、天候も落ち着きハイスピードなレース展開となりました。(15:15)

ライダー交替の様子
↑続いてはライダー交替の様子です。今回は、突然の雨によるタイヤ交換のための緊急ピットインもあり、非常に慌ただしくなりました。写真はピットが隣同士の#7と#94が、同時に作業を行った瞬間を捉えたもの。鈴鹿8耐のマシンは、市販車と異なる構造になっており、給油もタイヤ交換も数秒で完了し、トータルでは速いチームで15秒~20秒という作業時間となります。(15:45)

コースは徐々に暗く
↑17時を過ぎると、コースは徐々に暗くなってきます。写真の色合いが変化してきたのがお分かりでしょうか? レースは残り2時間を切り、#07、#94、#7はそれぞれ順位を上げるべく激走した時間帯です。(17:30)

中須賀選手
↑光と影、スピード感、ライダーの力強いフォームなど、鈴鹿8耐らしさが集約されたショットです。写っているのは中須賀選手ですが、この走行中に#07は4番手に浮上しました。(17:55)

夕日を浴びて輝くガードレールとマシン
↑前の写真から約20分後、夕日を浴びて輝くガードレールとマシンとの明暗が美しい写真です。#94は、序盤20位以下を走行していたのですが、世界耐久選手権参戦チームらしい安定した走りで着実に順位を上げており、この時はトップ10入りを目指しラストスパート中でした。(18:15)

チェッカー直前のライディングシーン
↑チェッカー直前のライディングシーンですが、この時間帯は完全な夜間走行となり、全車がヘッドライトを点灯しているため、サーキットのあちこちで光のオビが見られます。ちなみにこの土壇場で、#94が9位、#7が10位とトップ10に入りました。(19:25)


写真とともに今年の鈴鹿8耐を振り返りましたが、いかがでしたか? 私は、これらの写真からバイクのカッコよさと、鈴鹿8耐の魅力・過酷さを改めて感じましたし、自分もこんな風に撮影してもらいたいと思いました。

さて、鈴鹿8耐の写真をもう少し見たいという方は、「2014鈴鹿8耐スペシャルサイト」の「フォトギャラリー」に写真をアップしていますので、ご覧いただければと思います。

これで、鈴鹿8耐は終わってしまいましたが、もうしばらく夏は続きます。皆さまもお身体に気をつけて、バイクとともに夏を満喫してください!


【関連リンク】
鈴鹿8耐スペシャルサイト
ヤマハレースサイト
2014年7月30日

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