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日本のちびっ子ライダーに大きな夢を!

2014年11月1日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の山崎です。

世界選手権に並ぶアメリカ最高峰のモトクロスレース(AMA)に参戦するヤマハライダー、クーパー・ウェブ選手が、全日本モトクロス選手権、最終戦MFJGPに出場する記事をお届けしましたが、その最終戦が先日終了しました。

スポーツランドSUGOは絶好の秋晴れとなり、多くのお客さまが来場。

スポーツランドSUGOは絶好の秋晴れとなり、多くのお客さまが来場。ヤマハライダーへの応援もたくさんいただきました。本当にありがとうございます。

ヤマハライダーウェブ選手とファン

まず前述したウェブ選手ですが、AMAモトクロスという競技で、ランキング3位になった逸材。ということで、鋼のような肉体を持つ屈強なライダーを想像してしまったのですが、身長170cmに満たない、あどけなさの残る18歳の青年でした。笑顔がキュートななかなかのイケメンということで、彼のパドックには多くのファンが詰めかけていました! レディスクラスのヤマハライダー安原さや選手も超ハイテンション!

ただ、ウェブ選手とってこのレースは厳しい条件の中で行われました。まずシーズンがすでにオフであること、時差ぼけ、初のコース、そして普段は乗っていない大排気量のマシン(YZ450F)でのレースなのです。
一方、迎え撃つ日本のライダーたちは、乗り馴れたコース、しかも20代後半の経験を積み上げてきたライダーばかり… 何となく、私としては大人の中に子どもが混じるように見え、正直、不安と期待の入り交じる心境だったわけです。

第1ヒートは、チャンピオン成田亮選手(ホンダ)とバトル! 日本最高のライダーに競り勝ってまずは1勝。

しかし第1ヒートは、チャンピオン成田亮選手(ホンダ)とバトル! 日本最高のライダーに競り勝ってまずは1勝。

第2ヒートはスタートで飛び出してそのまま独走。最終的には2位以下に30秒近いリードを築いての圧勝でした。

第2ヒートはスタートで飛び出してそのまま独走。最終的には2位以下に30秒近いリードを築いての圧勝でした。日本のトップライダーに対して、18歳が一歩も引かないレースをするだけでも驚きなのに、独走とは… 一体、どんなフィジカルとメンタルを備えているのか? まさに怪物ですね。

ウェブ選手のパドック

レースのインパクトは絶大ですが、ウェブ選手のパドックに集まる子どもたちの多さも印象的でした。スポーツをする子どもたちが、世界で活躍する選手に憧れ夢を見るように、この子どもたちも、18歳という若さでアメリカのトップライダーとなって活躍し、日本のライダーを退ける姿に、未来の自分を重ね合わせていたのかもしれません。将来はウェブ選手のようにYZでトップライダーを目指してくれるとうれしいですね。なんてったって「BLUE IS FAST」ですから!

YAMAHA YSP Racing Team 平田優選手

そして、日本のヤマハライダーもすばらしいレースを見せてくれました。特にYAMAHA YSP Racing Teamの平田優選手が、ウェブ選手に続く総合2位を獲得。開幕戦で怪我を負い、20レースの内、5回を欠場したのですが、復帰したシーズン後半は大活躍。そして、3勝を含む10回の表彰台を獲得し、ランキング5位となりました。

YAMAHA YSP Racing Team 田中教世選手

YAMAHA YSP Racing Teamの田中教世選手は、苦しいシーズンでした。シーズンの多くを怪我で欠場。この最終戦も怪我の回復が間に合わず11位/13位、ランキングは16位でした。

会場では、様々な車両の展示をしていました

会場では、様々な車両の展示をしていましたが、注目が集まったのが10月17日に発表したばかりの“クロスカントリー・エンデューロ”YZ250FX。「これなに?」から「いつ発売?」「YZと何が違うの…」と、オフロードファンに囲まれ、スタッフも質問攻めにされていました。

ウェブ選手

さて話をもう一度ウェブ選手へ戻しますが、レース以外にも、ウェブ選手がチャレンジしていたことがあるようです。実は和食が好きということで、本場、日本の寿司、仙台名物の牛タン、さらにお好み焼きや焼きそばなどにチャレンジしたそうです。なかでも牛タンは、トークショーでの「好きな和食は?」という質問に「タン!」と日本語で答えるほどビッグヒットしたようです。
また、新幹線では富士山に食いつき、「ビューティフル」を連発。日本の最初のイメージを「田園風景」と話していたのですが、違った日本に触れると同時に、大きな親しみを持ってくれたようです。いつの日か、AMAでチャンピオンを獲得し、もっと大きな夢を日本の子どもたちに届けてくれるとうれしいですね。

【関連リンク】
ヤマハレース情報
MFJGPスペシャルサイト
2014年11月1日

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