本文へ進みます

OHV(オーバーヘッドバルブの略)

2014年11月18日

オーバーヘッドバルブ(Over Head Valve)という方法でバルブ(弁)の開け閉めをするエンジンのこと。
 OHC同様4ストロークエンジンは、バルブと呼ばれる弁がついている。そのバルブが、シリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドバルブと呼ばれている。
 エンジンが動いていれば、ピストンで生みだされた力はクランクによって回転運動に変えられ、クランクケース内に設置されたカムシャフトに伝えられる。当然、カムシャフトはそれによって回転することになるのだが、その際、カム(でっぱり)がプッシュロッドという棒(図中にある細い棒)を押し上げる。さらにプッシュロッドがロッカーアーム(シーソーのような部品)を押し上げ、反対側につながっているバルブが下がる(弁が開く)。
 OHVのエンジンは、プッシュロッドが入っている筒が外から見えることが多いので、特徴あるデザインになる。
 バルブがシリンダーの上側にあるという点で、OHCもOHVと一緒だが、OHCの方が主流となってしまったため、OHVは従来の意味(バルブがヘッドの上にあるエンジンという意)で使われるようなことがほとんどなくなり、カムシャフトが上にあればOHC、カムシャフトが下方にありプッシュロッドを使うエンジンならOHVということが多くなった。

0105img.gif
2014年11月18日

モデル別記事

ページ
先頭へ