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SR400 イヤーブック 2004:製品アーカイブス

2015年4月9日
SR400 2010 イメージ

カタログカタログに掲載されたコンセプトコピーと表紙ビジュアル

「深化」と「普遍」、
SRはいつまでもSRであり続ける。

1978年の誕生から26年の歳月にわたり、その個性を磨き続けてきた希有なマシン、SR。空冷・4サイクル・SOHC・2バルブという極めてシンプルなエンジン形式と、オートバイの原型を感じさせるオーソドックスなスタイリング。しかしSRの魅力は、それだけではありません。「シンプルで、スリムで、軽い」というオートバイの本質を体現するために誕生し、今なお一貫してその意志を追求し「深化」を続けていることこそが、SRをSRとして存在させているのだと思います。

SRは、その開発時から、軽量でコンパクトなシングルエンジンの特性をいかした、シングルスポーツならではの走りを楽しむためのマシンとして設計されました。軽快なハンドリングの基本となる車体のスリム化とマスの集中化を実現するため、フレームパイプをオイルタンクとして活用。さらに、スチールフレームならではの剛性としなやかさの共存により、ビッグシングルエンジンならではの豊かな低回転域からのトルクをリアタイヤのトラクションとして充分に活用するためのベストバランスを追求するなど、走る喜びを提供するマシンとしての設計が徹底されました。

さらに、シングルスポーツならではの美しさを車体全体に表現することも、SRの誕生時に課せられた大きなテーマでした。トラディショナルなティアドロップ型のタンク。優れた冷却効果とともにエンジンの美しさを際立たせているフィン。クランクケースカバーをはじめ、随所に施されたアルミバフ仕上げ。後部内側にえぐり込みを設け、車体ぎりぎりまで近づけたマフラー。そして、何回もの行程を経て作られるスチールフェンダーなど、全身にヤマハクラフトマンシップを結晶させ、シンプルであるがゆえの美しさと高品質が追求されました。

誕生から26年、SRの基本はまったく変わっていません。また、基本が確かであったからこそ、さらに乗る味わいや喜びを深めていく「深化」という熟成を続けてこられたのだと、私たちYAMAHAは自負しています。今年もSRを皆さまにお届けできることを、私たちは誇りに思っています。

特長このイヤーモデルの特長

名称/機種コード SR400/3HTJ
発売日 2004年2月25日
特長 スポーティ感あふれる「ブルーイッシュホワイトカクテル1」を追加。 「サムソンブルー」「ニューブラックブルー」は継続。

イヤーブック インデックス

2015年4月9日

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