はたらくセローを支援 YRAチーム出動! ~静岡市オフロードバイク隊訓練~
- 2015年8月22日
こんにちは。YRA(ヤマハ ライディング アカデミー)スタッフの馬渕です。
YRAチームはいつものライディングレッスンではなく、8月1日に行われた静岡市オフロードバイク隊の訓練に行ってまいりました。
ここで静岡市オフロードバイク隊についてご紹介します。
1995年1月に起きた阪神・淡路大震災に際し、道路網が寸断で自動車の利用が制限される中、バイクが有効な交通手段となったことから、災害発生時の情報収集の手段として導入が図られ、翌1996年に発足しました。
2011年の東日本大震災では岩手県、福島県の被害状況の調査、情報伝達に携わりました。
こうした任務に備え様々な訓練が実施されており、ヤマハ発動機はバイク操縦訓練を長年支援し続けています。
三島市、川根本町といった他の自治体や陸上自衛隊の皆様も参加され、「暑い!」と決して言わないお約束のもと、猛暑も吹き飛ばす勢いで訓練が進められました。
災害時は道路状況の悪化を想定し、未舗装のダート走行を中心に行いました。
ここでもまずは基本である、ライディング姿勢の確認、そしてブレーキングによる停止と速度調節から始めました。
↑ライディング姿勢の確認
↑ダートでのブレーキングはデリケート
↑ブレーキング、アクセル、クラッチを上手く調和させて8の字走行
そして倒木などに見立てた障害物を乗り越える訓練も実施しました。
これらの訓練の目的は、安全に走行し任務を遂行する為の運転技術を習得すること。
安全というキーワードは、YRAライディングレッスンでも、ここでも同じ。
安全運転できなくては、走行を続ける事も、任務を続ける事もできなくなってしまいますからね。
↑千鳥バランス走行に障害物を組合せた課題。見事にクリア!
↑丸太を安全に乗り越えるにはフロントをアップさせる技術を使います
そして最後は、バディ(相棒)走行で課題を進んでいく訓練。
お互いの状況を確認しあいながら、連携して進む様子が印象的でした。
↑合図を出して状況を確認し、安全を確保しながら進みます
今回参加したYRAスタッフのひとりは、阪神・淡路大震災のときにバイクで救援物資を災害現場へ運ぶなどの活動を行った経験があり、当時の事を思い出しながら、災害に備えてのこうした訓練は重要だと改めて思ったとのこと。
そして猛暑の中でも冷静に訓練を進める皆さまの姿に頼もしさを感じました。
もちろん訓練に参加された皆様が出動するような災害が起こらないことを祈ります。
今回は、いつもとちょっと違うYRAチームの活躍を紹介しました。
バイクが世の中に貢献する活動の支援もしているんですね。
↑皆さまお疲れ様でした!
- 2015年8月22日