バイク免許を取ってはや一年...一度もバイクに乗れなかったペーパーライダー小池君物語。~大人のバイクレッスン@野田編~
- 2017年12月21日
僕の名前は小池しんじ。
念願のバイク免許を取得したのだけれど
免許取得後、なかなかバイクに乗るタイミングが無く、ついにはバイクに1度も乗れずに1年を迎えてしまった...。「どうしよう...このままじゃペーパーだよ」
そんな僕は、比較的料金もお手ごろなヤマハ大人のバイクレッスンというものをネットで見つけ、思い切って参加することにした。
<そうして迎えた当日>
僕は、千葉県野田市にある清水公園にやってきた。
ずら~っと並ぶヤマハの車両に青いテントが受付の目印。
今日のレッスン&ツーリングの受講料7,000円を支払い、受付を済ませると開講式が始まった。
周りを見渡すと、なんだかみんなマイヘルメットやライディングブーツなど、本格的じゃないか...??一体どんな人が参加しているんだろう...。興味本位で聞いてみると、
基本操作に不安があったので
免許取得して30年のブランクが有り路上にでるため
基本の乗り方ができていないと自覚しています
10年ぶりにバイクを買ったので
大型取得のための基礎の確認
乗りたいと思っていたが、免許を取ってからかなり日が開いたため
参加者は、僕と似た理由の方もいればリターンライダーの方など様々で、がちがちに固まっていた身体がふっと軽くなった気がした。「なあんだ。足を引っ張ってしまったらと考えていたけれど、ちょっと安心したなあ。でも、僕と違うのはとっても皆さんとっても前向きなところ!僕も頑張らなくっちゃ!」
はじめはインストラクターから、車両の特徴や基本操作を教えてもらい、発進・停止の練習へ
免許取得後1年も経つと、変速やら何やら、形としてはできてもニーグリップ等の乗車姿勢やスムーズな変速操作などできなくなっていることに気付いた。
でも、インストラクターがとっても優しく、できたところは褒めてくれるのでモチベーションが上がる上がる♪
<思い出す教習の日々...>
久々にバイクに乗ったら、教習時代のことを思い出した。
―ある日のこと
教習初日だという女の子に話しかけられ、先輩ぶってアドバイスをしたのだけれど...
教習が始まると彼女の方が断然上手に乗れていた...。
もう、あんな恥ずかしい思いはしたくない。
レッスンでは、その後慣熟走行やブレーキング、Uターン、サイドワインダーなど様々な課題を練習した。
「行きたい方向を見てくださいね!」インストラクターの言葉に、何度もハッまた下を見てしまっていた!と気付かされながら、午前のレッスンを終えた。
場内レッスンが終わったら、ツーリングの前に隊列走行を練習。
ヤマハ大人のバイクレッスンでは、先導と追従で、インストラクターが前後についてくれるから安心して走ることができるんだ。
<さあ、いよいよ。初めての公道>
ツーリング本番は終始ドキドキ。教習時代も、シミュレーターや校内を走るだけで公道を走ることって無かったよなあ。あ、そうだ。ツーリングの隊列は、えーっと...
たしかこんな感じだったよなあ...会場内での練習を思い出して走ってみる。
「やっぱり場内で練習できたことが今すごく活きてる!」そんなこんなで公道デビューは上手くいったのだけれど...
交差点で左折する時にヒヤッとする事件は起きた。
直線は練習どおりしっかりと隊列走行で走れるのだけれど、どうしても交差点を曲がる時、横に広がってしまうのだ。右左折時、何度も右斜め前を走っている方や、斜め後ろを走っている方にものすごく寄ってしまい、とっても迷惑をかけてしまった。
茨城県に入り、道の駅さかいに立ち寄った。ツーリングは経験の浅い参加者に合わせて往復約20kmと設定されているからとっても走りやすかったな。
休憩中、さっきヒヤッとしたことをインストラクターに相談してみた。
「あの、曲がる時に広がってしまうんですけど、何が原因なんですかね?」
「それはね、人によって様々な理由がありますが...。小池さんの走りを見ると、曲がる時に自分のレベルや道の角度に合わせた速度に落とせていないことが原因の1つなのではと思います。カーブの手前で前輪ブレーキ・後輪ブレーキを使ってスピードを落としましょう!
そうすれば、もっと上手に曲がれると思いますよ」
「そうか。午前中の場内レッスンではブレーキングもしっかり練習したのに、道路に出ると交通状況に気をとられてしまってすっかり忘れてしまっていた...!」
帰りは、インストラクターのアドバイスをもとに、カーブの手前で減速することを心がけたら、行きよりも上手に曲がれるようになった。自分の悪いクセをすぐ聞けて、走行に活かせるなんてなんて実用的なレッスンなんだ!
会場に帰ってきてからも、みっちり課題走行できたことに大満足!
終了後は参加者みんなでハイ!チーズ!!周りの方も「一番下手だった私に、インストラクターの先生が個別対応してくださったのがとても嬉しかった!」とか、「段取りがとてもよくて走行しやすかった!」と言っていて、自分にとってもものすごく有意義な1日だった。勇気を出して申し込んでよかったな!!
<後日>
レッスン参加から少し経った後、待ちに待ったボーナスが支給された。「1年間のご褒美に、ボーナスを何に使おう...そうだ!やっぱりアレだよなぁ。」
そうして彼は、目的地へと歩き始めたのであった...(つづく)
- 2017年12月21日