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軽い! 扱いやすい! 2020年YZ250FXをプロのテスターが声をそろえて絶賛!

2019年11月18日
皆さん、こんにちは。ヤマハ発動機販売の井田です。


オフロードファンの皆様、またJNCCやJECに参戦している皆様!

オフロードファンの皆様、またJNCCやJECに参戦している皆様! 2020クロスカントリー・エンデューロ向け競技用モデルの予約受付は12月8日と、いよいよ締め切りが迫っています。

そこで、聞こえてきそうなのが「2020年モデルはどうなの?」という声ですが、10月にスポーツランドSUGOで行ったメディア試乗会でプロのテスターの皆様が注目したフルモデルチェンジのYZ250FXについて、たくさんのコメントをいただいたのでご紹介していきます。

そこで、聞こえてきそうなのが「2020年モデルはどうなの?」という声ですが、10月にスポーツランドSUGOで行ったメディア試乗会でプロのテスターの皆様が注目したフルモデルチェンジのYZ250FXについて、たくさんのコメントをいただいたのでご紹介していきます。

テスターの皆さんの第一印象をまとめると以下の3つになります。

テスターの皆さんの第一印象をまとめると以下の3つになります。

えっ? めちゃくちゃ軽いじゃん!
すごい、コンパクトに感じる!
いやー、扱いやすいね!

さらに、しっかりと乗り込んでもらった結果として、「ラインが3本くらい増えた」「小さなミスがなくなった」「3時間走っても疲れないだろうね」といった感想が聞こえてきたのです。

さらに、しっかりと乗り込んでもらった結果として、「ラインが3本くらい増えた」「小さなミスがなくなった」「3時間走っても疲れないだろうね」といった感想が聞こえてきたのです。

これを聞いたYZ250FXの横井正人プロジェクトリーダーは「狙い通り!」とニンマリ。

これを聞いたYZ250FXの横井正人プロジェクトリーダーは「狙い通り!」とニンマリ。
「車体は約3.5kgの軽量化とマスの集中によって、物理的、感覚的な軽さを生み出しています。車体はベースがYZ250Fであるため、硬い方向になっていると思うかもしれませんが、世界で戦うライダーから"しなやかさ"を重視する声があり、もともと極端に硬いわけではありません。これをベースに、鈴木健二さん、内山裕太郎さん、西森裕一さんという日本を代表するエンデューロライダーが、日本のエンデューロシーンに最適なセッティングすることで、しなやかで安定感があり、高いハンドリング性能を実現した扱いやすい車体を作り上げました。

扱いやすさには、エンジンも大きく寄与していますが、その柱が「リニアな特性」。

扱いやすさには、エンジンも大きく寄与していますが、その柱が「リニアな特性」。ライダーが求めるパワーをそのまま表現できる。出過ぎないけど足りないこともない。それでいてレスポンスも遅れないという特性になっています。

YZ250FXは、専用アイテムを加えただけの表面的なエンデューロバイクではありません。ベースとなるYZ250Fを最大限生かしながら、こだわるところはこだわって開発した結果、2020年モデルはビッグジャンプを果たし、エンデューロバイクとして一つの形ができ上がったと自負しています」

そして、YZ250FXテストライダー鈴木健二さんは...

そして、YZ250FXテストライダー鈴木健二さんは...
「2014年末に初代FXが発売されました。そこからユーザーの皆さんの意見に耳を傾け改良を重ねてきたわけですが、エンジンでは"開けはじめのさらなる乗りやすさ"と"中高速でさらなるパワー"を作り込んでいます。

車体は軽快感に注力。軽いと感じるバイクはたくさんありますが、どれもフロントの接地感が感じられません。また跨った時の軽さも必要で、フレームとエンジンの傾きなどのバランスをとりつつ、ディメンジョンやエンジンブラケットなどの調整により、接地感をキープしたまま軽さを作り込んでいます。

私はすでにこのバイクでレースに出場しましたが、1番の感想は楽になったこと。これがまさに扱いやすさと軽さを追い求めてきた結果だと思います」

さらに、YZ250FXテストライダー内山裕太郎さんは、

さらに、YZ250FXテストライダー内山裕太郎さんは、
「YZ250FXの強みは、国内専用仕様として開発していること。例えば爺が岳には、石だらけのガレ場がありますが、そういった場所を鑑み、日本専用にサスペンションや車体、エンジンセッティングを行っています。

車体は、ガレ場を走るから柔らかくすればよいということではなく、80キロが出るシーンもあるので、それにも耐えられる剛性も必要になります。その両立を果たすべく開発チームでは、エンジンブラケットなど1mm単位で調整しながら作り込んできました。

車体は、ガレ場を走るから柔らかくすればよいということではなく、80キロが出るシーンもあるので、それにも耐えられる剛性も必要になります。その両立を果たすべく開発チームでは、エンジンブラケットなど1mm単位で調整しながら作り込んできました。

エンジンも同様に、スキー場のヒルクライムなどで全開にした時はしっかりパワーがありながら、ガレ場や木の根っこがある場所では滑らず確実に前に進んでくれます。コンプBに参戦するライダーをターゲットにしていますが、トップライダーでも満足できるパフォーマンスも持ったバイクなのです。

エンデューロは長時間走る競技です。トータルで考えればレースを楽に、楽しく走れるバイクであれば、成績にもつながると思いますが、このYZ250FXはそれを達成しているのです」

そして、ここからは客観的な感想として、テスターの皆様の声を紹介していきます。

まずは、全日本モトクロスでヤマハライダーとして活躍し、現在もエンデューロのトップライダーである渡辺学さん。

まずは、全日本モトクロスでヤマハライダーとして活躍し、現在もエンデューロのトップライダーである渡辺学さん。今回は、オフロード専門誌「GoRIDE」のテスターとして参加してくれました。

「これまで同様、YZ250Fのエンジンやフレームを流用していますが、ベースが大きく進化し成功していることもあって、過去のYZ250FXとはあからさまに違うし、2020モデルを試乗したら絶対に欲しくなると思います。

「これまで同様、YZ250Fのエンジンやフレームを流用していますが、ベースが大きく進化し成功していることもあって、過去のYZ250FXとはあからさまに違うし、2020モデルを試乗したら絶対に欲しくなると思います。

もっとも印象的なのが"軽さ"。これが別格です。どこで感じるかと言えば、どこでも感じます。軽さがあるので突っ込めるし、ハンドリングや取り回し、エンジンの回転が上がっていく感じすら軽い。軽いからといってフラフラするわけではなく、しっかりしていながらサクサク動くので疲労が溜まらず楽なのです。

また、しなやかさも大きな特徴。例えば丸太に当たった時に、蹴られることなく乗り越えられたり、小さなミスがなくなるので、総合的に軽く楽になっているのだと思います。

エンジンも、パワーの出方を抑えて圧倒的に乗りやすい。かといって前にグッとでる強さもあり、2スト250よりも加速しているように感じるほど。極端に聞こえるかもしれませんが、2ストの125も含めこのFXが一番乗りやすいマシンだと思います」

続いては、長年に渡り全日本モトクロスでファクトリーライダーとして活躍、ダートスポーツのテスターとして参加してくれた熱田孝高さんです。

続いては、長年に渡り全日本モトクロスでファクトリーライダーとして活躍、ダートスポーツのテスターとして参加してくれた熱田孝高さんです。

「新旧を比較しましたが、旧型の方がパワー感があってアグレッシブ、フレームも硬くしっかりした感じがあるので、林道では乗りにくさを感じたし、エンデューロというよりモトクロッサーの印象でした。

「新旧を比較しましたが、旧型の方がパワー感があってアグレッシブ、フレームも硬くしっかりした感じがあるので、林道では乗りにくさを感じたし、エンデューロというよりモトクロッサーの印象でした。

しかし2020年モデルはモトクロッサー感がなくなり、とても乗りやすく仕上がっています。コーナーはよく曲がるし、8の字でも小回りが効いて扱いやすく、なんと言っても軽い。特に倒し込みはじめが軽いのですが、軽薄な感じではありません。エンジンはマイルドで、スリッピーな路面でも常にトラクションして加速も十分。初心者にちょうどいい仕上がりですが、上級者が物足りないわけではなく、アクセルを開ければ開けるだけついてくるので、まったく問題ありません。

YZ試乗会の常連さん、ダートクールのテスターを務める芹沢太麻樹さんです。

YZ試乗会の常連さん、ダートクールのテスターを務める芹沢太麻樹さんです。

「媒体の特性上、エンデューロコースではなく、モトクロスコースで試乗しました。モトクロッサーの戦闘力を持つエンデューロマシンを作ってきていると思いますが、実際に力もあり、十分なポテンシャルを感じました。

「媒体の特性上、エンデューロコースではなく、モトクロスコースで試乗しました。モトクロッサーの戦闘力を持つエンデューロマシンを作ってきていると思いますが、実際に力もあり、十分なポテンシャルを感じました。

エンジンはパワーを落とさずにYZ250Fのレーシーな部分をマイルドにした印象。モトクロッサーの低速とは違って極低速からついてきて、トルクも粘り強く、とても扱いやすい特性です。

車体は、初級、中級者にとっても過度な剛性がなく扱いやすく作られています。好みの範囲ですが、ソフトなリアサスに対して、フロントが強い感じはあります。ただ、エンデューロコースで走ったわけではないので、ガレ場などのコンディションや足つき性などを考えてリアをソフトにしてあるのだと思います」 ※写真はYZ450F

OFF1.jpのテスター、池田智泰さん

OFF1.jpのテスター、池田智泰さん

「後方排気という独特のレイアウトのため、乗りにくい、曲がりづらいなどのイメージを持っていたのですが違和感がなく驚きました。ヤマハのハンドリングがまったく失われていませんでした。

「後方排気という独特のレイアウトのため、乗りにくい、曲がりづらいなどのイメージを持っていたのですが違和感がなく驚きました。ヤマハのハンドリングがまったく失われていませんでした。

特に気に入ったのはエンジン。YZがベースでモトクロッサーのようにシャープに吹け上がって、エンストしてしまうのだろうとビクビクしていたのですが、低速でゆっくり回っても、YZベースのエンジンとは思えないくらい粘ってくれます。

ピックアップが良いので、それに対応できる身体能力があればより良い走りにつながっていきますが、そうではないライダーにとってはハードに感じることあるかもしれません。ただ、マップが2つ用意されているし、スマートフォンで手軽に変更できるので、まったく問題ないと思います」

タンデムスタイル/アンダー400の濱矢文夫さん

タンデムスタイル/アンダー400の濱矢文夫さん
「運動性能自体が2段ぐらい上がった感じ! 自由自在で軽い! 2019年のYZ250FXは立ちが強い印象で車体全体に角があり、それが重さに感じていました。重さはエンデューロでは疲労につながるし、ラインも選べないためにハンドルをこじってしまい、余計に疲労が溜まります。2020年モデルは、見た方向にバイクが進み、よく曲がり、ラインが選べるようになって疲れにくい非常にすばらしいバイクになりました。

エンジンも2019年のFXは、アクセルを開けた時にヒット感が強めにありましたが、2020年モデルはマイルドです。それなのに前にでるし、回しても嫌なところがありません。トータルで考えると、エンデューロをはじめたいライダーにはさらに勧めやすい。そして旧型に乗っている人は残念なほどに良くなっています」

タンデムスタイル/アンダー400の谷田貝洋暁さん

タンデムスタイル/アンダー400の谷田貝洋暁さん
「圧倒的にコンパクトになったと感じました。モトクロッサーは、剛性感が高いため大きく感じ、私のレベルではコンパクトに回りたいところで大回りになってしまいますし、乗っていると疲れが大きい。しかしYZ250FXは小さく感じられることで、コントロールできる幅が広がります。具体的にはラインが3本ぐらい増えるし、開けられる場所も多くなった印象です。

マップの選択ができるようになりましたが、走行中にマディコンディションが現れた場合など、ボタンを操作してすぐに変更できることも、大きなポイントですね」

このように、テスターの皆様のインプレッションと開発陣の狙いが、合致していることがわかると思います。2020年のYZ250FXは、2015年以来、ユーザーの皆さんの声を聞き、そのニーズを反映させた集大成なのです。

さらに耳寄りな情報を一つ!
YZ250FX向に発売しているパフォーマンスダンパーについても、インプレッションをもらったので紹介します。

渡辺さん「車体全体に効いている感じで直進安定性が良くなります。

渡辺さん「車体全体に効いている感じで直進安定性が良くなります。リアがヨレるとライダーは体を使って抑えていますが、ダンパーが入ることで力を入れなくても落ち着きます。また、大きなギャップで弾かれにくく、体力温存できミスも抑えられるし、ブレーキングでも安定して進入できるので優位になると感じます。もし自分がA級ライダーであれば、ぜひ使ってみたいアイテムです」

熱田さん「林道では、ついていない状態だとキビキビしてはいるのですが疲れてしまいます。ダンパーを装備すると、ギャップで跳ねられず安定感が増すし、路面に吸い付くようで走りやすくなりました。すべてが良くなるものなどありませんが、トータルでプラスになるコースであれば使ってみたいと思いますし、テストする価値はあると判断しました」

さて、いかがでしたか?

さて、いかがでしたか? 来シーズンのステップ・アップのため、またオフロードをさらに楽しんでもらうために、2020年YZ250FXをその手に! 繰り返しになりますが、2020クロスカントリー・エンデューロ向け競技用モデルの予約受付の締め切りは12月8日です。


【関連リンク】

・ 製品情報「YZ250FX」

・ ヤマハYZシリーズのアマチュアオーナーのためのレース参戦サポートプログラム「bLU cRU」

・ ニュースリリース 「YZ250FX」は新フレーム、スマホ対応パワーチューナーを採用

2019年11月18日

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