#STAYHOME #おうち時間 初心者さんも、そうでない方も必見! 「乗らずに学べるバイクレッスン」始めました。第1回 服装・装具編
- 2020年4月22日
こんにちは!YRA事務局の藤森です。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、3月から5月のYRA(ヤマハライディングアカデミー)「大人のバイクレッスン」開催を中止といたしました。大変心苦しく残念ではありますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
さて最近の藤森ですが...
外出自粛ということで、テレワーク&引きこもり生活中。近所のスーパーへお買い物に行く時くらいしかバイクに乗れていません...。2月に買ったばかりの愛車なのに、ツーリングに連れて行ってあげられなくて悲しいよ~(T_T)
レッスンは開催できない、なるべくおうちに居なければいけない、でもYRA受講希望者をはじめとしたライダーのみなさんに何かできることがしたい...。と頭を悩ませていました。う~~~ん。
そして思いつきました。「大人のバイクレッスン」の代わりに「乗らずに学べるバイクレッスン」をやってみようと!通常のレッスンは開催できなくても、バイクに乗らなくても、ブログを読んで学ぶことなら、おうちに居ながらできるじゃん!(名案)
・ライディング ・メンテナンス ・ツーリング ・服装・装具 の4つのテーマに沿って、通常のレッスンでは紹介しきれていない、バイクライフへのお役立ち情報を紹介していきます。バイク初心者さんはもちろん、既にバイクに乗り慣れている方にも、ためになる「乗らずに学べるバイクレッスン」です!
第1回となる今回は... 服装・装具編 ~バイクに適した服装・装具とは?~ です!
早速、服装についてです!教習所でも習ったことかとは思いますが、長袖・長ズボンを着用しましょう!もしもの転倒時にケガを軽減するために、肌の露出を少なくすることは、バイク乗りにとっては基本中の基本です。
さて、このような服装に加えてヘルメット、ライディングウェア、グローブ、プロテクター、ブーツなどを着用していくわけですが...。初めに、これらの装具について共通して言えることは...
サイズ感を大切に!ということ。
大きすぎず、小さすぎないものを選びましょう。例えばヘルメットは大きすぎると頭を動かしたときにズレてしまいますし、ウェアも大きすぎると走行風を浴びた際にバタつき、運転操作がしづらくなる事に加えて、そのバタつきが疲労を促進させてしまうのです。小さすぎも、言うまでもなく身体が上手く動かないためNG。
また、標記の上ではMとかLとかの同じサイズでも、ブランドによって大きさやフィット感が違うことが多いです。購入の際には、試着したり、お店の人に質問したりすることをオススメします!
さてここからは、各装具の選び方や役割についてレッスンしていきます!
まずはバイク乗車に絶対欠かせないヘルメット。
まずはヘルメットの規格を簡単に説明します。
「乗車用ヘルメット」として認められている規格を示すPSCマークがついていることが必須。また、多くの国内ヘルメットブランドにはついているものが多いですが、安全基準を満たしていることを示すSGマーク・JISマークがついているものが良いでしょう。ちなみにSG規格・JIS規格には、排気量125㏄以下対象のもの、排気量無制限のものがあります。自分の乗車するバイクの排気量に合うものを使用しましょう。
自分のサイズに合ったものを着用し、必ずあごひもを締めましょう。
正しく締めないと、転倒時にヘルメットが脱落するおそれがあります。
そうは言っても、キツ~~く締めたら良いってものでもないんですよ!自分のあごとあごひもの間に指1本分が入るくらいの余裕を持たせて締めましょう。
また、走行時はシールドを下ろすことを推奨していますが。なぜだか分かりますか?
シールドを上げたままだと走行風を直接受ける事により、ゴミや乾燥から目の損傷や視界の悪化を招き、大変危険です。乗車中は目から交通状況を把握し続けますので、目の保護・視界の確保のためにシールドを下ろしましょう。
次に、ウェアについて。長袖・長ズボンが基本だと冒頭でも言いましたが...
え?夏に長袖を着るのは暑いから、半袖がいい?
いえいえ、暑いからこそ長袖を。
夏の暑い日は特に、直射日光が肌に当たって体温が上昇し疲労に繋がってしまいます。しかし長袖のウェアにはそれを防止する役割もあるのです。そして、日焼け防止にもなりますよね!
メッシュ素材のウェアなら、通気性に優れているので暑い時でも快適♪
加えて、明るい色で反射素材のある目立つウェアが好ましいです。
バイクは4輪車と比べて小さいため、見落とされたり、実際より遠くにいるように見えたりすることも、目立つ明るい色のウェアを選択する事で確率を少なくすることができます。
目立つ服装で、周りに自分の存在を知らせることが大切です。
次は、プロテクターについて。
みなさん、胸部プロテクターを着用していますか?
警視庁の調査によると、H30年の二輪車乗車中の交通事故死者の損傷主部位は、1位が頭部、2位が胸部、3位が腹部です。頭部を守るためにはヘルメットがとても重要なことはみなさんもご存じでしょうが、胸部を守るプロテクターを装着することも、いざという時のために重要なことなのです。ホントに大切!!私もバイクに乗る時は必ず着用しています!
YRAのレッスンでは、ベストタイプの胸部プロテクターを使用しています。普段着の上に着るだけなので、通勤やちょっとしたお買い物でバイクに乗る時にも重宝します★
ヤマハの社員にも、このプロテクターを愛用している人が多いですよ。
また、ライディング用のジャケットには、内側に胸部プロテクターを装着できるものもあります。
胸部プロテクターを着用すれば、より安心してバイクを楽しめるはずです。
加えて、ひじ・ひざのプロテクターもしっかり着用しましょう。ライディングウェアに内蔵されているものもありますよ。
次に、グローブについて。
通勤や街乗りユーザーに意外と多いのが、グローブの未着用。「ちょっとの距離だし、必要ないよ~、大丈夫!」と思っていたら大間違い!!
素手でハンドルを握ると、バイクの振動が直接手に伝わって疲労が溜まりやすくなります。それに加えて、手汗をかいた時や雨で濡れた時には手が滑ったり、冷えたりと操作しづらくなります。グローブは、そのようなトラブルを防ぐ役割があります。
また、お散歩やランニングをしている際に転んだ時、まず地面に手を着いて身体を受け止めることが多いですよね。バイクでの転倒時にも、とっさに手を着いて衝撃を受け止めることもあるでしょう。そんな時、素手だったら......擦り傷や骨折など、ケガをしてしまうかも。
あるいは熱いエンジンやマフラーに直に触れてしまったら...火傷の原因にもなります。
プロテクター入りのグローブなら、より安全性も高くておすすめです!
最後に、靴についてです。
藤森は写真のようなライディングシューズを愛用しています。くるぶし部分に立派なパッドが入っていたり簡単に脱げないような安全上の工夫がされていたりする上に、ツーリング先でバイクから降りた時も歩きやすい!とってもオススメです。
ライディング用のシューズやブーツがなければ、くるぶしの隠れるスニーカーを履きましょう。その際はしっかり靴紐を結び、ほどけたり絡まったりすることのないようにしてくださいね。そして、サンダルやヒールのある靴はシフトチェンジの操作に支障が出たり、乗車中に脱げてしまったりするため、バイク乗車には適しません。(教習所で習いましたよね!)
ちなみに、ワイズギアでは、2020年春夏のアパレル商品も取り扱い中です!
ワイズギアWebサイト
まだ持っていない装具があれば、ぜひ探してみてくださいね。オンラインショップにログインしてお買い物をされた方の中から抽選で景品のプレゼントもあるようです(*^▽^*)
というわけで、今回は服装と装具についての「乗らずに学べるバイクレッスン」でした。
ヘルメットやプロテクターはもちろんのこと、ライディングジャケットやグローブ、シューズも単なるファッションではなくて、安全をサポートするためのものです。
今回のレッスンを参考に、ご自分の服装・装具について見直してみてください。正しい服装・装備を身に付ければ、より安全に楽しくバイクに乗れるはず!
今後もブログで、「乗らずに学べるバイクレッスン」を続けていく予定です!
次回はメンテナンス編。冬眠復活ライダー向けメンテナンスについてレッスンします。お楽しみに!
こんな時こそバイクへの学びを深め、いつかまた思いっきりバイクを楽しめる日を心待ちにしましょう♪それではみなさん、手洗いうがいしっかりして、お身体に気を付けてお過ごしください!
関連リンク
▼ヤマハバイクブログ
- 2020年4月22日