本文へ進みます

ライディングウエアのススメ 暑い時期編

2023年9月1日
みなさんこんにちは!
まだまだ暑い中ですが、バイクに乗っていますか?
暑いのが苦手なYRA事務局横山です。


さて、そんな残暑厳しい中でもバイクに乗って出かけたい時、みなさんはどんな服装でバイクに乗っていますか?

暑いから半袖、短パン!とまでは行かないまでも、風に当たりたいから肌を露出した服装で乗りたい・・・と思うかもしれませんが、チョット待ってください!その服装は危ないだけでなく、疲労や熱中症の原因になるんですよ〜 

みなさん、左の写真の様な服装で乗っていませんか?長袖を着るのが面倒、暑い等の理由で半袖や素手で乗りたい!という気持ちもわかりますが、暑くても右の写真のような服装で乗るのが理想です!
                 
みなさん、左の写真の様な服装で乗っていませんか?長袖を着るのが面倒、暑い等の理由で半袖や素手で乗りたい!という気持ちもわかりますが、暑くても右の写真のような服装で乗るのが理想です!
転倒時の安全性から、プロテクターを着用するのはもちろんですが、今回は肌を露出した状態で走行するとどんな弊害が出るかについて説明します。
ちなみに左の写真、ヘルメットのあご紐が垂れた状態、靴がローカットで足首が露出している事にも気付きましたか?
ヘルメットはあご紐をしっかりと締めて、靴もくるぶしが隠れる物を履いてくださいね。

暑いから半袖・短パンで風を受けて走りたい!と思いがちですが、Tシャツ等の半袖で走ると、衣類と身体の間に大量の空気(=風)が入り込み、衣類が激しくバタつきます。

暑いから半袖・短パンで風を受けて走りたい!と思いがちですが、Tシャツ等の半袖で走ると、衣類と身体の間に大量の空気(=風)が入り込み、衣類が激しくバタつきます。
(ヨットや帆船の帆の様な感じです)
このバタついた衣類が身体を前後左右に揺する動きを行い、それに耐えるために身体は必要以上に筋肉を使うため、疲労の原因となります。
ライディングウエアにダボダボしていない身体にフィットしたウエアが多く、袖にバタつきを防止するタブが有ったり袖口や腰は風が入りにくい構造になっていたりするのは、この様な状況による疲労を軽減させるため、という理由もあるのです。

パンツについても、バイクは下半身でしっかりとニーグリップさせて乗るため、脚と車体が接触している時間が長くなります。

パンツについても、バイクは下半身でしっかりとニーグリップさせて乗るため、脚と車体が接触している時間が長くなります。
車体は高い気温とエンジンからの熱で非常に熱くなりますので、車両によっては地肌で長時間触れていると低温火傷になる可能性があります。
そのため、熱を伝えにくいロングパンツが必要になります。

暑い時期にグローブなんてつけたくない、という方もいらっしゃると思いますが。汗をかいた手でバイクを操作すると滑って誤操作の原因にもなります。

暑い時期にグローブなんてつけたくない、という方もいらっしゃると思いますが。汗をかいた手でバイクを操作すると滑って誤操作の原因にもなります。
又、ハンドルは黒いゴム製のグリップが付いていることが多いので、太陽を浴びて熱くなったグリップを握るのは素手では大変です。
そのような際にグローブは熱を伝えにくくする、という役にも立っているのです。

※撮影場所:ふじのくに茶の都ミュージアム

※撮影場所:ふじのくに茶の都ミュージアム
これまで、ウエア、パンツ、グローブの必要性を書いてきましたが、肌を露出する事によるこの時期特有の問題もあります。
まずはこの時期よく耳にする「熱中症」。
肌を露出して走行していると、汗をかいてもすぐ気化してしまうため、熱中症の症状の一つである「大量の汗をかく」という事を感じ辛くなり、気が付いたら症状が重くなっていた...というケースも有ります。
汗をかく事は不快ですが、自分の身体の調子を知る重要なバロメーターなのです。

次に、「日焼け」の問題。
走行時に風を受けていると痛みや痒みと言った感覚を感じ辛くなるのですが、そのために日焼けをしている感覚も鈍くなり、症状が酷くなる事があります。
日焼けは火傷の一種で、焼けた跡は痛みも伴い、表面の皮膚もむけ、更にシミになる可能性も!

ウエア・パンツ・グローブやシューズには、風を通すメッシュ素材を使用した物が販売されています。

ウエア・パンツ・グローブやシューズには、風を通すメッシュ素材を使用した物が販売されています。
熱い時期のライディングは風を通す事が重要ですので、それらを着用し、更に吸汗速乾性に優れたインナーを着用する事で、疲れにくく快適なライディングが出来る様になります。

適度に汗をかきながら、休憩をこまめに取って、水分・塩分補給を忘れずに行いながら、まだまだ暑いこの時期のツーリングを楽しみましょう。

適度に汗をかきながら、休憩をこまめに取って、水分・塩分補給を忘れずに行いながら、まだまだ暑いこの時期のツーリングを楽しみましょう。
さらに休憩時に甘いモノを摂るのは脳を活性化させ、疲れてきた身体に効果的です。冷たいソフトクリームはツーリングライダーの定番ですよね!(←食いしん坊)

まだまだ暑い日は続きます、バイクでツーリングに出かける事も多いと思いますが、ライディングに適した服装で、安全で楽しいバイクライフをお過ごしください!


写真掲載したワイズギアアパレルについてはコチラから(FWアパレルはコチラ


関連リンク
乗らずに学べるバイクレッスン
乗らずに学べるバイクレッスン 服装・装具編
バイクスクール


2023年9月1日

モデル別記事

ページ
先頭へ