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2024年YZシリーズメディア向け試乗会に潜入! YZ開発者&開発ライダー、テスター、国際A級ライダーまで、片っ端からインプレを聞いてきました。

2023年11月10日

皆さんこんにちは、ヤマハ発動機販売の新関です。

モトクロス競技用/クロスカントリー競技用の2024年モデルYZシリーズの予約期間も1ヵ月を切りました。

モトクロス競技用/クロスカントリー競技用の2024年モデルYZシリーズの予約期間も1ヵ月を切りました。

※2024年YZシリーズは「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、2023年12月3日までの期間限定で予約の受付を行います。
※予約が生産計画を上回る場合は、予約受付期間終了を待たずに受付を終了する場合があります。
※YZ250F/YZ125「50th Anniversary Edition」の予約の受付は終了しています。

そこで、毎年恒例となっている2024年YZシリーズのメディア試乗会に潜入。

そこで、毎年恒例となっている2024年YZシリーズのメディア試乗会に潜入。

YZシリーズの開発者、開発ライダー、参加テスターの皆さんに加え...

YZシリーズの開発者、開発ライダー、参加テスターの皆さんに加え...

ゲストライダーとして参加した全日本モトクロス選手権

ゲストライダーとして参加した全日本モトクロス選手権のIA2に「bLU cRU レーシングチーム鷹」から参戦する中島漱也選手と有山大輝選手のコメントをキャッチ!一気に紹介していきますので、最後までお付き合いください。

コメントはYZ450の技術を織り込んでマイナーチェンジしたYZ250Fと、

コメントはYZ450Fの技術を織り込んでマイナーチェンジしたYZ250Fと、

同じくYZ450Fのエンジンとボディをベースに

同じくYZ450Fのエンジンとボディをベースに、クロスカントリー用モデルとして扱いやすい特性に仕様を変更したYZ450FXについてです。

トップバッターは、YZ250Fの車体設計を担当した春田勝哉プロジェクトチーフです。

トップバッターは、YZ250Fの車体設計を担当した春田勝哉プロジェクトチーフです。

開発の際に、さまざまなレベルのライダーにヒアリングしました。

開発の際に、さまざまなレベルのライダーにヒアリングしました。そこで共通して聞こえてきたのが"もっと乗りやすいバイク"でした。ならば乗ってわかるでは甘いと考え、"見た目でわかる"、"数字でわかる"車両を作ろうと決定。それを実現した一つが外装です。シュラウドの全幅を50mm短縮するなど、初心者には"これなら乗れる"、中上級者には"これならもっと戦える"という車両ができたと自信を持って言えます!

実際のライディングで感じる扱いやすさとしては、

実際のライディングで感じる扱いやすさとしては、コーナー進入直前のブレーキングギャップで暴れない吸収力のあるフレーム。その安定感が、コーナー進入時の自在感や回頭性のよさ、寝かし込みの際にスッと寝てくれる軽快感にもつながっていきます。ぜひ、YZ250Fでライディングを楽しみ、また勝利を目指してほしいと思います。

続いては、かつて全日本モトクロス選手権にヤマハ契約ライダーとして参戦し

続いては、かつて全日本モトクロス選手権にヤマハ契約ライダーとして参戦し、現在はヤマハ発動機の社員として、その経験を活かしYZの開発に携わる尾崎友哉さん(写真右)。今回はYZ250Fの車体実験プロジェクトチーフを務めました。

モトクロスライダーの多くは、楽しみながらも常にモチベーション高く、

モトクロスライダーの多くは、楽しみながらも常にモチベーション高く、"もっと上手くなりたい"、"もっと成長したい"という気持ちを持っています。今回のYZ250Fはそうした向上心のあるライダーたちの背中を押せる、もっとプッシュしたいと思えるバイクを目指して開発してきました。

エンジンは中高速をパワーアップ。

エンジンは中高速をパワーアップ。レブに当たった時にパワーダウンを感じることなく、むしろノビを感じる特性を作り込みました。低中速は従来をキープしながら中高速にパワーを持たせることができたのが、このエンジンの最大のポイントです。

車体は2023年モデルでも高い評価でしたが、ラインチョイスの自由度を上げることに注力。ライダーからの入力のしやすさ、バイクのダイレクトすぎない反応など、総合的に曲がりやすくなっています。

もし乗る機会を得られるのであれば、ギアを上げるか上げないか迷う場面で

もし乗る機会を得られるのであれば、ギアを上げるか上げないか迷う場面で、ギアを上げずに走ってもらうと高回転のパワーを感じられるはずです。また、力でねじ伏せながら曲がる必要がないし、ギャップに弾かれる場面もこのバイクは吸収してくれ、力づくで押さえ込む必要がないので、まずはリラックスして乗ってみてください!

どんどんいきますよ。

どんどんいきますよ。続いては優しい笑顔が印象的なYZ450FXのプロジェクトリーダー中澤誠さんの談話です。

450ccは扱いきれない印象があり

450ccは扱いきれない印象があり、敬遠されがちなモデルですが、多くのライダーに乗ってもらえるよう、扱いやすく、使える、使い切れる450ccを目指しました。

鈴木健二さん、内山祐太郎さんという

鈴木健二さん、内山祐太郎さんという、日本のクロスカントリーコースを熟知した二人が開発・テストを担っていることで、YZ450Fのパフォーマンスを生かしながら、日本の環境も含めクロスカントリーモデルとして最適化されています。

中でも足回りは、2023年モデルのYZ450Fと同様のものを使用していましたが

中でも足回りは、2023年モデルのYZ450Fと同様のものを使用していましたが、今回は前後とも10mmショート化してライダーとの一体感を生み出して大きく乗りやすさをアップデート。新たに追加したトラクションコントロールもスリッピーな路面では絶大な効果を発揮してくれるはずです。YZ450Fゆずりの小さくなった車体も含め、ぜひ見て、乗って、確かめて欲しいなと思います。

YZ450FXの車体実験プロジェクトチーフを務めた内山裕太郎さんです。

次は、日本のレース現場を知り尽くしたライダー。YZ450FXの車体実験プロジェクトチーフを務めた内山裕太郎さんです。

中澤プロジェクトリーダーらも説明があった通り、

中澤プロジェクトリーダーらも説明があった通り、車高を下げたことでタイトなコーナリングの安定性が格段にアップし、わだちのトレースのしやすさ、ウッズライディングでの足つき性が大きく変わっています。路面の凹凸を吸収し、石などに弾かれないサスペンションにも注目してください。

エンジンは開ければもちろんパワーが出ます。

エンジンは開ければもちろんパワーが出ます。でも、開けなくても走れてしまうのが450ccです。例えば3速固定でシフトチェンジしなくてもいいので、走りに集中できる。さらに450ccの楽しさはトルク感や加速感なので、ゲレンデの上り、深いサンドでの走破性は抜群です!

YZ450FXの開発ライダーを務めた鈴木健二さんです。

開発パートの最後を締めるのが、オフロード界のレジェンドですね。YZ450FXの開発ライダーを務めた鈴木健二さんです。

450ccはコーナー中やその立ち上がりでパワーが出過ぎたり、

450ccはコーナー中やその立ち上がりでパワーが出過ぎたり、それをコントロールするのが難しいのですが、そのパワーをコントロールしやすいのがYZ450FXです。さらにパワーチューナーでマップを変えたり、自分好みにセッティングすればもっともっと扱いやすくなります。

そして、私が特に推したいのがトラクションコントロール、

そして、私が特に推したいのがトラクションコントロール、もう最高です!私みたいにガバ開けするタイプはどうしてもすべってしまうのですが、これがあるとコントロールしてくれてトラクションさせてくれ、前に進んでいくわけです。今回の新型はYZ450Fからセッティングを変更しており、さらに効くようになっています。
ただ、いくら扱いやすいといっても450ccです。試乗する際はくれぐれも慎重にお願いしますね。

続きましては今回試乗会に参加してくださったテスターの代表として渡辺学さん

続きましては今回試乗会に参加してくださったテスターの代表として渡辺学さん(ダートスポーツ)にお話をお聞きしました。

まずYZ250Fは、エンジンが軽快、

まずYZ250Fは、エンジンが軽快、リニア、扱いやすい。中高速はよく回ってパワーもある。すべてが2023年モデルからプラスになっています。レブ特性の変化も明確で、当たっても前に進む。大坂で軽く前に進んでいくのです。

車体はスリムで軽さがあり、常にコントロールしやすく、思ったラインにスパッと入れます。サスは自分に合わせているわけではないのにとてもフィットしていて、攻めても乗りやすい印象しかありません。フレームは基本、YZ450Fと同じなのでしっかりしていてよれることがなく、予期せぬ動きもしない、裏切らない。パッケージとして大きな進化を感じました。

一方のYZ450FXは、まずエンジンが面白くて、

一方のYZ450FXは、まずエンジンが面白くて、アクセルも開けられるし、乗りやすくなりましたね。
そしてトラクションコントロールのレベルが高い。完璧なアクセルコントロールができた場合には劣るかもしれませんが、完全に国際A級ライダーが頼れるレベル。ツルツルの路面で食いついてくれ、上手になった感覚になります。

車体はサスペンションが印象的です。よく動いてくれます。このモデルではエンジン懸架を強くして、サスが動くように工夫されているようです。とても面白い発想だし、小さいことを積み重ね、徹底的に合わせ込んで、最低限の変更の中で大きな変化を生み、乗りやすい車両を作り込んでいます。この開発姿勢には感服しますね。

IA2ルーキーの有山選手から。

それでは、現役バリバリの全日本国際A級ライダーに、できたてのYZ250Fのインプレッションを聞いていきます。まずは、IA2ルーキーの有山選手から。

理想通りにバイクが寝ないなど、

理想通りにバイクが寝ないなど、コーナーをスムーズに回るのは僕らでも難しいことです。しかしこの新型は、スリムになってニーグリップがしやすく、足を出しやすいなど、体へのフィット感が増したことで安定性と安心感を高めながら、スムーズに回ることができるようになりました。

またエンジンについては、今、海外のトップライダーたちの間では、高いギアをキープしスムーズに走ることが主流ですが、僕は低いギアを引っ張って走っている状況です。低いギアを多用すると操作が慌ただしく、エンブレによって疲れがでてしまいます。しかしこの新型は、中高速がよく回り、力もあるので、高いギアを使いやすく、特にレースでは疲れにくさにもつながっていくはずです。

若手ライダーの中でトップクラスの中島選手にお話を伺いました。

そして最後は、IA2でランキング3位、若手ライダーの中でトップクラスの中島選手にお話を伺いました。

新型のYZ250Fは、チューニングを入れた僕が使うレース車よりも中高速のパワー感が高まっている印象です。

新型のYZ250Fは、チューニングを入れた僕が使うレース車よりも中高速のパワー感が高まっている印象です。SUGOの大坂など負荷のかかるセクションではっきりと感じ取れました。またレブ特性も、2023年モデルはレブに当たると力が一定になりますが、この新型はレブに当たってもさらに加速していく印象です。

車体が細くなった分、ニーグリップをしやすいため、くるっと小さく回る時の旋回性、コーナー中にメインのラインから瞬間的に中に切り返すことがとても簡単になりました。今まではシュラウドに幅があった分、弱いと言われているところがちゃんと改善されており、とても気に入りました。

購入をご検討いただいている皆さまの背中をグッと押すコメントばかりだったと思いますが、

いかがでしたか?購入をご検討いただいている皆さまの背中をグッと押すコメントばかりだったと思いますが、最後に2024年モデルYZシリーズの試乗会bLU Campについてもご紹介しておきます。

bLU Campの様子はヤマハ バイク ブログでご紹介しておりますので、

bLU Campの様子はヤマハ バイク ブログでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
「bLU Campが開幕! 2024年モデルYZシリーズを味わい尽くしてください!」

bLU Campは10月中旬からスタートし、東北、北海道、中部はすでに終了していますが、今後は以下の開催地・日程で実施する予定です。

11月11日(土)近畿・プラザ坂下(大阪府河内長野市末広町4-1)
11月18日(土)関東・モトクロスヴィレッジ(埼玉県川越市的場1336)
11月25日(土)中国・テージャスランチ(広島県安芸高田市甲田町上甲立542)
12月2日(土)九州・HSR九州 オフロードコース(熊本県菊池郡大津町平川1500)

YZシリーズの開発ライダーである鈴木健二さん、小島太久摩さんとともに、

YZシリーズの開発ライダーである鈴木健二さん、小島太久摩さんとともに、皆さまのご来場を心よりお待ちしておりますので、ぜひ、ご来場いただき、YZをご堪能ください。

関連リンク

bLU Camp

bLU cRU

YZ250F

YZ450FX

2023年11月10日

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