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春だからこそ、バイクの健康診断を!<その2>

2009年3月4日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の高橋です。

前回のエントリーで、春の愛車健康診断について紹介しました。そのときお話を伺ったYSP浜松の鈴木店長によると、春は「エンジンがかからないんです!!」というヘルプコールが多い時期でもあるそうです。

今回は、その「エンジンがかからない!?」という時のチェックポイントをYSP浜松の鈴木店長から伺いました。

まずはメインキー。しっかり「ON」になっていますか? ON/OFFを何度かくり返し、再度メインキーをしっかりONにして、セルボタンを押して下さい。

メインキー

次にキルスイッチ。OFFにしていたことを忘れていたり、何かの拍子でOFFになっていたりすることがあります。しっかり「ON」にして下さい。

キルスイッチ

ギアはニュートラルになっていますか。ニュートラルランプが点灯していることはもちろん、車体を押し、ギアがニュートラルになっていることを確認しましょう。ギアが入っていると、セルは回りません。

ニュートラルランプ

またサイドスタンドスイッチが接触不良を起こすと、エンジンが掛かっても、ギアを入れるとエンジンが止まってしまいます。サイドスタンドを何度か出し入れし、スイッチがしっかりキャンセルされているか確認しましょう。

サイドスタンドスイッチ

ガソリンコックも確認しましょう。「OFF」にしていたことを忘れていることも多いですよ。またガソリン量が減っている場合もあります。「リザーブ」にして試して下さい。(フューエルインジェクション車やスクーターにはガソリンコックはありません)

ガソリンコック
↑矢印の方向も注意してくださいね。

そしてある程度の期間走らせていないバイクは、バッテリー内に蓄えた電気量が減ってしまいます。そうなるとエンジンが掛かりづらくなります。

バッテリーが弱っているときの兆候は、セルの回りが遅かったり、セルボタンを押したときに「カラカラカラッ」や「カチッ、カチッ」という音がしたりすること。ヘッドライトやフラッシャーライトなど、灯火類が点灯しても、バッテリーにセルを回す力が無い場合もあります。

このときは、バッテリーを充電したり交換したりすることで復活します。充電には、専用の充電器が必要になりますので、ショップに相談してみましょう。

YSP浜松の鈴木店長
↑今回もYSP浜松の鈴木店長にいろいろ教えていただきました。ありがとうございました。

出掛ける直前にエンジンが掛からない、何てことにならないためにも、事前にしっかりとした点検整備をオススメします。ショップで点検整備を行いたいときは、事前予約を入れることをオススメします。

日常点検のポイントや方法はヤマハWEBサイト内「Dear Riders」で紹介しています。またバッテリー搭載位置などの細かい情報は「取扱説明書」の各車両ページ(※こちらからダウンロードできるのは、現在サイトでご紹介している最新のモデルのみとなります)でご確認いただけます。

快適なバイクライフのため、何より安全運転のために愛車の点検は是非おこないたいですね。
今回、2回にわたってご紹介したチェックポイントはあくまでも代表的なチェックポイントです。実際の整備や本格的な点検はショップに相談されることをオススメします。
2009年3月4日

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