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デルタボックスフレーム

2011年11月16日

GPマシン開発から生まれたフレームデザイン

  背 景  

'83年、ヤマハはGPマシン「YZR500」にアルミ製デルタボックスフレームを初めて採用、その後アルミ製デルタボックスフレームは、様々な熟成を経てファクトリーマシン、そして市販スポーツモデルに採用され、加えて今日ではメーカーを問わず世界の市販スーパースポーツモデルの設計基準に大きな影響力を与えているのです。

  仕組み・特徴  

デルタボックスフレームの構造上のメインの特徴は、ヘッドパイプからリアピボット部を結ぶ直線を極力直線に近づけることで、優れた剛性を確保していることです。さらにヘッドパイプの上下幅を広くとり、側面からみるとデルタ(三角)形状を成していることです。またフレーム断面をボックス形状として断面積を大きく確保した点も特色です。部材に最適なアルミを使い、また相互のバランスを最適化してモデルに要求される軽量・高剛性を達成、優れたハンドリングを提供する鍵となっています。
ただ、'83年の「YZR500」の時点では、もともと高い車体剛性を直接の目的として開発したのではなく、V型エンジン(GP史上初のV型500ccエンジン)を、効率よくボディに搭載する骨格の研究から誕生したデザインでした。その後このデルタボックス型フレームは、熟成を重ねてGPシーンを席巻。多くの市販製品にも熟成されながら採用されてきました。
'09年型の「YZF-R1」では、金型鋳造とCFダイキャストとプレスのハイブリッドによる構成を採用。エンジンマウント位置の最適化、フレーム・リアアームの縦・横・ねじれ方向の剛性バランスをMotoGPマシン同様に最適化して、リニアでスポーティなハンドリング性能に貢献するフィーチャーとなっています。

2011年11月16日
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