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YZパワーチューナー

2011年11月16日

容易に"エンジン特性セッティング"ができる専用ツール

  背 景  

'10年型「YZ450F」に採用のFIは、スロットル開度、吸気温度、冷却水温度、エンジン回転数などの各センサーを備え、この情報をもとにECUで噴射量を演算し燃料噴射を行っています。この基本性能のうえで、〈エンジン特性のセッティング〉というバイクライフの楽しさを広げるものとして実用化したのが、標準装備※のYZパワーチューナーです。路面状況や好みに応じたセッティング調整が可能です。
※国内モデルのみ標準装備

  仕組み・特徴  

「YZ450F」のECUで燃料噴射量・進角特性を定めているのが、①燃料噴射量のマップと、②進角特性(点火時期)マップの2種類の三次元マップです。回転数、スロットル開度をパラメータとし、出荷時は多様な走行条件に適合する基準マップが設定されます。パワーチューナーではこの2つのマップそれぞれを、基準値をベースにカスタマイズ化が可能です。調整ポイントは、両マップとも低速域、中速域、高速域の3ポイント。スロットル開度も低・中・高の3ポイント。この組み合わせで、3×3の9ポイントを調整できます。
設定が終わると、そのポイントを通過する滑らかなマップが完成、これがユーザーのオリジナルマップとなり、本体に保存できます。(9マップまで保存可能)マシンへのデータ転送は、エンジンを止めて車両に装備されているカプラーにYZパワーチューナーを接続して行います。専用工具もパソコンも不要で、即走行が出来ます。自宅のリビングや移動中のトランスポータの中でもデータの作成保存ができ、またデータを同じ車両に乗る仲間に提供することも可能。コミュニケーション媒体としても価値があり、さらにモニター機能もあり、エンジン運転時間、各パーツの交換時期や整備時期の目安を確認できるものとなっています。

2011年11月16日

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