「笑顔でハジメ君と仲良くぅ~♡」のレディースレッスン
- 2014年10月24日
先日10月19日(日)東京サマーランド特設会場にて「ヤマハレディースライダーサポートレッスン」を開催し20名の女性ライダーのみなさんにご参加いただきました。
↑午前と午後の2回に分けて開催
今回は、な、なんと!二輪雑誌などでもおなじみのモーターサイクルジャーナリスト・柏秀樹さんを講師にお迎えしての特別プログラムでした。
↑ご存知の方も多いと思いますが、本ブログでも以前「柏流ライテク論」を連載くださっていた柏秀樹さん。ご自身でもライディングスクールを主催されており、11月22日(土)・29日(土)・30日(日)いずれも14:00~15:30には三越日本橋本店で座学のワークショップ「安全に楽しく乗るためのバイクレッスン」(有料)を開催するそうです
1回あたりの講習時間が2時間ほどだったので、今回はいつまでも楽しく安全に走り続けるための基礎の基礎を徹底的に教わりました。
↑まずはライディングフォーム。肩の力を抜いて、背筋はすーっと。仙骨(尾てい骨が付いた骨)を起こす感じで。「世界のバレンティーノ・ロッシ選手も背中を丸めてはいませんよ」と柏さん
↑「肩に力が入っていると疲れてしまいます。一度思い切り息を吸い込んでゆっくり吐き出しリラックス!禅の世界で言うところの調息です。身体の力を抜いて乗るには笑顔が一番!」だそうです
↑次はグリップの握り方。グリップに対して45度ほど外から握ると、手が小さな女性ライダーでもレバーに4本の指がすべて届きます。「一番力が入る指は薬指。正しく握れば疲れにくいんです」※指が見えるようグローブを外しています
↑そしてクラッチをつなぐときも、フロントブレーキをかけるときも、そしてアクセルを開けるときも最初が肝心。やさしく繊細に操作するのです。つまり「ハジメ君と仲良くなろう!」が大切なポイントなのです
↑一つ一つの動作に集中できるよう、車体は垂直、低速で両足を出してレッスン。まずはゆっくりクラッチをつないでアイドリング発進。ブレーキポイントではやさしくフロントブレーキのみ使って停止を繰り返します
↑角まで来たら車両を垂直のままハンドルをフルステアしクラッチワークでターン
↑そして最後は多くの女性が大の苦手とする取り回し。腰でバイクを支え「人字」バランスを取ります。足を前に出して車体を固定しているブレーキレバーを離していくと自然と車体が後方へ行こうとするので楽にバックできるのですが…
↑コツさえつかめれば腕力不要。くるくる取り回してみせる方も
↑レッスンの合間に、参加されたみなさんの緊張を解きほぐそうと、柏さんお得意のオヤジギャグで場を和ますも……
「ヤマハレディースライダーサポートレッスン」は、「ツーリングに興味はあるけれど二輪免許を取ったばかりで自信がない」「最近あまりバイクに乗っていないのでライディング感覚を取り戻したい」など、女性ライダーの不安を払拭し、楽しく気軽に参加いただくスクールイベントとして2008年から開催。なるべく実践走行に役立つような講習内容を心がけ、安心して長くバイクライフを楽しんでいただくことをめざしています。
↑一緒にバイクを楽しむ仲間を見つけていただくことも本イベントの開催目的のひとつ。今回も午前と午後の参加者のみなさんが互いに交流できるよう、一緒にランチを楽しみました
短時間ながらも密度の濃い時間を過ごしたみなさんの感想を一部ご紹介させていただきます。11月15日には大阪で女性ライダーとリターンライダーを対象としたサポートレッスンを行いますので、少しでも興味を持たれたお近くの方、お気軽にご参加くださいね。ライテク上達の第一歩は「笑顔でハジメ君と仲良く!」ですよ。お待ちしておりま~す。
↑「今日の講習のおかげで、バイクとの一体感が生まれました。BOLTを買って半年、今日初めて距離が近づいた感じです。BOLTと私が“私たち”になれました!今日のようなスクールがあればぜひまた参加したいですね」
↑「教習所を卒業して以来、自己流のクセがつく前に運転を改めたいと参加しました。“クラッチをつなぐ”という動作ひとつをとっても、こんなに学ぶべき点があるとは!こういうライテクの基礎の基礎、大歓迎!ですね。目から鱗の話もあって、次回もまた参加したいです」とはXT250Xオーナーさん
↑「男性は習得ペースが早いので、女性だけのスクールの方が安心ですね。これまで車両にまたがったまま、両足で漕ぐようにバイクを移動させていました。まだ100%できる訳ではありませんが、今日、取り回し方法のコツを教わったので、今後はそのポイントを押さえながらやってみようと思います」とマジェスティオーナーさん
↑「マンションの駐輪場が狭く、取り回しが苦手で出し入れが大変だったんです。今日、バイクの取り回しを教わってなんとかできるようになったので、思い切ってスクールに参加してとても良かったです」とDS250オーナーさん。CLASSIC EDITIONのデザインが選択のポイントだったとか
- 2014年10月24日