本文へ進みます

そ~っと、やさしく、タッチして~♡ ニヤニヤしているのはリラックスしている証拠!?

2015年6月22日

こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。
実際のツーリングシーンで「MT-09 TRACER ABS」の魅力を体感いただこうと開催した「柏秀樹さんと行くTRACER満喫ツーリング!!」。そのレポートにもありますが、いろんな場面でライディングテクニックのワンポイントレッスンを行なってくださったのが、モーターサイクルジャーナリスト・柏秀樹さんです。

みなさん、ご存知ですよね。

↑みなさん、ご存知ですよね。オヤジギャグが止まらない柏秀樹さん(!?)。「ヤマハレディースライダーサポートレッスン」の講師を務めたり、本ブログでも「柏流ライテク論」を連載していました。ご自身でもライディングスクールを開校していますが、現在、横浜の教習所でヤマハのニューモデルを教習車両とした『スマイルオン♪ 土曜日イブニングレッスン in 鴨居』を開催中です

普段乗り馴れていない試乗車での1泊2日ツーリングということもあって、今回の「TRACER満喫ツーリング!!」で、柏さんが繰り返し強調していたのが「無理をしない」です。
「発進時も停止時もコーナリング時も、ましてUターンする時はなおさら。無理をせず両足を出せばいいんですよ」と柏さん。「30km/h、40km/hからの急制動のようなテクニックも、もちろんできることに越したことはありませんが、自分は10km/hなら確実に○mで停止できる、などと自分の技量をきちんと把握し、確実にできることを増やして行く方が早く安全に上達する」そうです。

基本中の基本、乗車姿勢についてもレクチャー。

↑基本中の基本、乗車姿勢についてもレクチャー。仙骨(尾てい骨が付いた骨)を起こして乗車し、1回思い切り息を吸って肩・腕・手に力を入れてからふっと抜いた自然な状態で、ハンドルを斜め45度の角度から握るといいそうです

長時間走行していると、余分なところに力が入ってくるので、時々肩・腕・手にギュッと力を入れ深呼吸してから力を抜いてリラックスするといいですね

↑「長時間走行していると、余分なところに力が入ってくるので、時々肩・腕・手にギュッと力を入れ深呼吸してから力を抜いてリラックスするといいですね」と柏さん

笑顔でバイクに乗るのもリラックスできる秘訣だそう。

↑笑顔でバイクに乗るのもリラックスできる秘訣だそう。走行中の柏さんもご覧の通り、満面の笑み(走行写真全てで柏さんは笑顔でした……恐るべし!)。ヘルメットの中でニヤニヤしているライダーを見かけたらリラックス中と思ってください……

また「やさしく、そ~っとね」と言うフレーズもたびたび登場。「発進時は、車体をまっすぐにし、クラッチをじんわ~り、やさしく放し、バイクが少し前に進んでからアクセルをそ~っとやさしく開けてつないでください」とアイドリングスタートを指導。クラッチだけでなく、アクセルを開けるときも、ブレーキをかけるときもやさしい操作を強調します。「やさしく丁寧な操作はレベルアップへの近道」だそうです。

これくらいの速度でこの程度の力でフロントブレーキを、リアブレーキを、前後ともに掛けるとこれくらいの位置で停止できる、などと自分の中に物差しを持つこと、また丁寧な操作でバイクとコミュニケーションが図れるようになることで、新しいモデルに試乗する時に、その特性を理解するのに役立ちますよ

↑柏さん曰く「これくらいの速度でこの程度の力でフロントブレーキを、リアブレーキを、前後ともに掛けるとこれくらいの位置で停止できる、などと自分の中に物差しを持つこと、また丁寧な操作でバイクとコミュニケーションが図れるようになることで、新しいモデルに試乗する時に、その特性を理解するのに役立ちますよ」

そして今回、ワインディングも満喫したのですが、その時の指示が、自分の車線の真ん中を維持して走行する「センター・キープ・メソッド」でした。

走行ラインを絞り込むことで、カーブ手前でしっかりスピードを落とし、コーナリング中も繊細な操作が求められます。

↑走行ラインを絞り込むことで、カーブ手前でしっかりスピードを落とし、コーナリング中も繊細な操作が求められます。「センター・キープ・メソッドは、安全運転と意識アップ・技術力アップが同時に叶う方法。TRACERは、軽くて入力操作に素直に反応してくれるモデルなので、ライテク練習にいいですね。セローの方がもっと練習向きですケド(笑)」と柏さん

わずか1泊2日の総行程500kmほどのツーリングイベントでしたが、「今回参加して、漫然とバイクに乗るのではなく、どう操作すべきか、考えながら乗ることでステップアップしていけるんだと、意識を変えるきっかけになりました」「発進時、止まる時、ゆっくりクラッチをつないでのUターンと、普段バイクに乗る時に練習できる内容だったので、自分のバイクでも続けて意識していきたい」「センターキープの乗り方は、結構難しい。リスクを減らしながら楽しめる方法だと思いますので、ツーリングクラブの仲間とも共有したいですね」などと、安全に走行するためのテクニックを意識することが、楽しくバイクに乗る一つの方法でもあることに気づいていただく機会となったようでした。

時折(笑えない……)オヤジギャグも織り交ぜ、楽しく、分かりやすく、丁寧に指導くださった柏さん、ありがとうございました

↑時折(笑えない……)オヤジギャグも織り交ぜ、楽しく、分かりやすく、丁寧に指導くださった柏さん、ありがとうございました

ヤマハでは、ビギナー&リターンライダーを対象にした気軽に参加いただけるライディングレッスンを開催中です。ぜひこちらにもご参加ください。バイクライフを長~く笑顔で楽しみましょう!

2015年6月22日

モデル別記事

ページ
先頭へ