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アラサー女子、やけっぱちで生まれて初めてバイクを買う

2015年8月19日

みなさん、こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。夏休みは、いかがでしたか?
先日の「女性ビギナー、R25で公道デビュー」のエントリーに「バイクに乗ってみたい強い気持ちがあっても、恐怖心を拭いきれず最初の一歩をなかなか踏み出せない戸惑いが良く分かる」という女性ライダーさんからお便りをいただきましたのでご紹介します。

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はじめまして。周りのバイク乗りに勧められるがまま、バイクの免許を取って早10年。先日ようやく、生まれて初めて自分のバイクを購入しました。相棒は30周年記念モデルのセローです。

他にはないロックパターンのグラフィクやオレンジ色のホイールにハンドルスタンディングなどに一目惚れ。

↑他にはないロックパターンのグラフィクやオレンジ色のホイールにハンドルスタンディングなどに一目惚れ。購入後にデザイナーさんの話を読んで、ますます愛おしい気持ちが。オレンジ色のカモシカさん、ということで、“オレカモちゃん”と呼んでいます

免許取得後、バイク購入に至るまで、10年もかかった大きな理由はバイクで公道へ出ることへの恐怖心です。バイクは楽しいということ、経験を重ねれば慣れて恐怖心が薄れることも、周りのライダーの姿を見たり聞いたりして知っていました。でも、わかっていても、だからって怖いものは怖いんです
知人のバイクを借りてツーリングに行ったこともあります。楽しいはずのツーリングですが、実は、出かける数日前から緊張して憂鬱な気分に……。

オレカモちゃん”に乗っていて、ふとテンションが急上昇する時

↑“オレカモちゃん”に乗っていて、ふとテンションが急上昇する時……それはフロントフェンダーの先に真っ直ぐ道が伸びている時です。なぜだかとても“ああ、自分もライダーだ!”って感じるんですよね。なんでだろう?

でも心の奥底には、「バイクに乗れるようになりたい!」という気持ちがずっと静かに横たわっていて。時々ふと衝動的にライディングレッスンとか走行会とか、ツーリングなどのイベントに申し込んでは、強制的に乗らざるを得ない状況に身を置き、乗る回数を増やすようにしていました。結果、気づけば「できないと思ってたのに、できた!」ってことが増えていったんです。

この夏、思い切って静岡から和歌山・アドベンチャーワールドまでパンダに会いに行きました。

↑この夏、思い切って静岡から和歌山・アドベンチャーワールドまでパンダに会いに行きました。愛知・伊良湖から三重・鳥羽まで約1時間、“オレカモちゃん”と初フェリー!

通常片道3,600円

通常片道3,600円

↑通常片道3,600円(旅客航送運賃大人1,550円+自動二輪車運賃750cc未満2,050円)。牧之原サービスエリアにあった伊勢湾フェリーの割引チラシを使い、旅客航送運賃が150円割引に。二輪車は最初に乗船するので、少しゆとりを持っての到着がオススメです

バイクに乗る機会が増え、距離が伸びていくにつれて、恐怖心よりも「楽しい!」が大きくなっていきました。この歳になってまだ初体験がたくさんあるというか、できなかったことができるようになる悦びや達成感がまだまだあふれているということが分かってきて。

あまりバイクに乗ってない時は、「できたこと」より「うまくいかなかったこと」の方が多く、バイクに乗る前に、できなかったことや対処できるか心配なことばかり勝手にイメージして「ああ、どうしよう」と憂鬱になっていました。
だけど「うまくできるかな?」と不安な時に「あの時はできたじゃん!」と自分を鼓舞できる材料がだんだん増えていったことで、恐怖心はまだうっすら残りつつも過剰なプレッシャーを感じずに楽しめるようになってきました。バイクに乗るとリフレッシュできるようにもなったんですよ。

鳥羽で下船後、伊勢自動車道、紀勢自動車道と乗り継いで行きます。

鳥羽で下船後、伊勢自動車道、紀勢自動車道と乗り継いで行きます。

↑鳥羽で下船後、伊勢自動車道、紀勢自動車道と乗り継いで行きます。
高速道路はスピードが出て怖いという人も少なくないと思います。でも、私にとって高速道路はバイクに慣れるのに役立ちました。道幅は広いし、最低速度で走れば自分のペースで走っていても、基本追い越し車線があって追い抜いてくれるので、一般道ほど後続車のプレッシャーを感じずにすみます。カーブも普通の山道ほど急ではなく走りやすい。そして「高速を走った!」という達成感は大きいからです

ここまで来たら、立ち寄らずにはいられません。

ここまで来たら、立ち寄らずにはいられません。

ここまで来たら、立ち寄らずにはいられません。

↑ここまで来たら、立ち寄らずにはいられません。世界遺産の熊野那智大社と那智滝。交通安全と良縁拝受をお願いしました……。あちこちに階段があり、ライディングブーツでは少しつらかったです……

徐々にバイクの楽しみが大きくなって来たこの春、ちょっと仕事で落ち込むことがあり、「こうなったら、どうにでもなれ!」と多少やけっぱちな感じで、生まれて初めてのバイクを買ったのでした。今、思えば無意識に「自分のバイク」でいつでも好きな時に気分転換ができる環境を作りたかったのかもしれません。

日本の古式捕鯨発祥の地といわれる太地町でお昼ご飯。

日本の古式捕鯨発祥の地といわれる太地町でお昼ご飯。

日本の古式捕鯨発祥の地といわれる太地町でお昼ご飯。

↑日本の古式捕鯨発祥の地といわれる太地町でお昼ご飯。鯨さしみ定食(2,000円)をいただいた隣のドルフィンリゾートでは、無料でクジラやイルカを見学させてくれました

“オレカモちゃん”が家に来てから、ちょこちょこバイクで出かける機会が増えました。どこまでも自分の気持ちの赴くまま自由に出かけられる環境を手にして、なんだか日本が縮んだ気がします。
赤信号が青に変わって発進する時、未だにスムーズにいかないけれど、たま~にうまくいくととても嬉しい。でもそれはたまたまで、次はいつものようにギクシャクする。今度こそは!と思ってトライする……。そういうトライ&エラーを繰り返し続けること自体が楽しいんです。まさか自分がこんな風にバイクを楽しめるようになるなんて!

国道42号線は静岡・浜松市から紀伊半島をぐるっと巡って和歌山市へ至る道。

↑国道42号線は静岡・浜松市から紀伊半島をぐるっと巡って和歌山市へ至る道。道路の数字は浜松からの距離。
静岡方面から走って行くと海沿い側を走行するので、コーナー抜けて開けた先には青く輝く夏の海、というシーンに幾度も出くわしました

あああああ、ついに来ちゃいましたよ!

あああああ、ついに来ちゃいましたよ!

↑あああああ、ついに来ちゃいましたよ!和歌山・白浜まで。しかもバイクで!!1年前の自分に言ったら、びっくりするだろうなぁ~。信じてもらえないな

あとは、失敗も含めバイクに乗る楽しさ、喜びを一緒に共有できる仲間の存在も大切です。周りには、バイクに乗るのがうまい人や速い人がたくさんいます。彼ら彼女らと同じようにうまくバイクに乗ることはできないし、スキルも全然違いますが、「あそこ、こうだったよね~!」「この間行った所は、ああだったんだよぉ~」など、自分がバイクに乗って感じていることや「バイクを楽しむ」ことって、スキル差関係なく他のライダーとも共有できるんですよね。
上手い人から見たらひく~いハードルを超える自分のトライ&エラーの話を、つい言いたくなっちゃうし、「わかる、わかる」「そう!そう!」と共感してもらえるとすごく嬉しい。もしかしたら、彼らとバイクでの経験談を分かち合いたいから、またバイクに乗ってしまうのかもしれません。

アドベンチャーワールドに行ったのは、ちょうどジャイアントパンダ「海浜」「陽浜」5歳のお誕生会が行なわれた日。

↑アドベンチャーワールドに行ったのは、ちょうどジャイアントパンダ「海浜」「陽浜」5歳のお誕生会が行なわれた日。一時大勢のお客さんでごった返していましたが、しばらくすると好きなだけじっくり鑑賞できるほどの空き具合に

特にイルカとクジラのショーが開催されている時間、赤ちゃんパンダのいるブリーディングセンターは人が少なく、パンダだけで計3時間くらい眺めていた気がします

↑特にイルカとクジラのショーが開催されている時間、赤ちゃんパンダのいるブリーディングセンターは人が少なく、パンダだけで計3時間くらい眺めていた気がします

サファリワールドでは、列車タイプの専用車や2階建てバス、専用カートなどの乗物を使うのもいいけれど、じっくり動物たちを観察するなら徒歩がオススメ。

サファリワールドでは、列車タイプの専用車や2階建てバス、専用カートなどの乗物を使うのもいいけれど、じっくり動物たちを観察するなら徒歩がオススメ。

↑サファリワールドでは、列車タイプの専用車や2階建てバス、専用カートなどの乗物を使うのもいいけれど、じっくり動物たちを観察するなら徒歩がオススメ。動物たちの息づかいが感じられるほどの距離感で対面できます

なんでもかんでもパンダづくし!エビバーガーとワッフル。

↑なんでもかんでもパンダづくし!エビバーガーとワッフル。入口近くのカフェでいただきました

小さな達成感の積み重ねと、バイクの楽しさを共有できる仲間……そのおかげで、10年かかってやっとバイクオーナーになった私。今度は、かつての私のようにバイクへの恐怖心を払拭しきれない他のライダーさんを誘ってツーリングに出かけ、ちょっとでも「走れた!」の経験値を分かち合い、わずかでもバイクと仲良くなれるようなお手伝いができたらいいなぁと思っています。

2時間サスペンスの犯人が自白する現場としておなじみ(!?)の千畳敷と三段壁にももちろん立ち寄りました。

↑2時間サスペンスの犯人が自白する現場としておなじみ(!?)の千畳敷と三段壁にももちろん立ち寄りました。見知らぬ場所で、あちこち気軽に行けるものセローだからかな。千畳敷は平らで広い駐車場があり安心。三段壁は交差点すぐ脇に無料の駐車場がありますが、微妙に傾斜していているので注意が必要でした

海の色がラムネソーダにしかみえなかったので……三段壁近くの売店でさっそくいただきました

↑海の色がラムネソーダにしかみえなかったので……三段壁近くの売店でさっそくいただきました

堅田漁業協同組合直営の海鮮マーケット「とれとれ市場南紀白浜」。

↑堅田漁業協同組合直営の海鮮マーケット「とれとれ市場南紀白浜」。普段は夕方6:30にしまってしまうので、お夕飯で行くならお早めに

阪和から西名阪自動車道、名阪国道、東名阪、伊勢湾岸、そして東名高速道路を経て帰路につきました。

↑阪和から西名阪自動車道、名阪国道、東名阪、伊勢湾岸、そして東名高速道路を経て帰路につきました。往復約800kmを走破した今回の経験は、確実に、この先なにか不安になったときの大きな心の支えになること間違いなしです

※上記ツーリング関連情報は2015年8月11・12日現在のものです

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ありがとうございました!バイクの免許を取ったばかりの、どこへ行くにもドキドキだった懐かしいあの頃を思い出しました。バイクが楽しいことが、すっかり当たり前になってしまったベテランライダーとして、身近にいる初心者ライダーや女性ライダーをもっと積極的にバイク遊びに誘い、楽しい経験を分かち合って行きたいと思います。みなさんもぜひ、お近くの初心者ライダーに声をかけ、一緒に楽しい気持ちを共有してみてくださいね。


2015年8月19日
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