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火山の上を二足二輪で駆ける復興!三宅島エンデューロレース「WE RIDE 三宅島」レポート

2016年12月14日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の落合です。


日本はさまざまな表情を持っていますが、その中でも山岳風景、ことに火山は、富士山、桜島、阿蘇山など、日本にとって象徴的な自然の一つです。

日本はさまざまな表情を持っていますが、その中でも山岳風景、ことに火山は、富士山、桜島、阿蘇山など、日本にとって象徴的な自然の一つです。時に脅威となる火山ですが、ライダーの目線で言えば、富士登山レースや浅間高原レース、そしてもちろんツーリングも含め、長きにわたり付き合ってきた「駆ける場」なのです。

近年も、火山活動による自然災害は後を絶ちませんが、2000年の三宅島噴火もその一つ。これにより全島民が避難を余儀なくされ、およそ5年後の2005年に避難解除が行われています。その後、復興振興策としてバイクを活用したイベントがスタート。現在は「WE RIDE 三宅島エンデューロレース」として、今年で7回目を迎えました。

1周およそ38キロ、ほぼ円形の三宅島に設けられたコースは、日本で唯一、火山によって形成された大地に設定され、ゴロゴロとした溶岩地帯を、太平洋を望みながら疾走できる独特のロケーション。

↑1周およそ38キロ、ほぼ円形の三宅島に設けられたコースは、日本で唯一、火山によって形成された大地に設定され、ゴロゴロとした溶岩地帯を、太平洋を望みながら疾走できる独特のロケーション。今回は86台/96名が参加し、この壮大な三宅島で150分のエンデューロレースを楽しみました。

オープニングは、小池百合子都知事から「3度目の正直で三宅島に来ることができました!

↑オープニングは、小池百合子都知事から「3度目の正直で三宅島に来ることができました! 今回はスタートのフラッグを振らせていただきます」とご挨拶。式典の後は、隣の御蔵島へと自衛隊のヘリで向かうそうです。

式典後は小池都知事と参加者、スタッフを交えて集合写真。

↑式典後は小池都知事と参加者、スタッフを交えて集合写真。

左に見えるのが小池知事。

↑左に見えるのが小池知事。そして知事の合図で89台バイクがいっせいにスタートを切ります。ここまでは本土のエンデューロと同じですが...

スタートしてすぐに火山灰の丘をかっ飛ばします。

↑スタートしてすぐに火山灰の丘をかっ飛ばします。普段見慣れない景色、それだけでワクワクもの!

七島展望台は三宅島を代表する最高のポイント。

↑七島展望台は三宅島を代表する最高のポイント。眼下に太平洋を見下ろしながらザックザクの火山灰の丘をひたすら登ります。

溶岩大地はゴロゴロの火山弾の上を走行。

↑溶岩大地はゴロゴロの火山弾の上を走行。軽石のように中に細かい気泡があるためとても動きやすくハンドルをとられやすいため、慎重さが伴います。

ワイドな写真を見るとわかりますが、かなり狭いエリアをジグザグと進んでいくセクションも。

↑ワイドな写真を見るとわかりますが、かなり狭いエリアをジグザグと進んでいくセクションも。路面コディションもそうですが、テクニカルな一面もあるのです。

セロー250(https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/serow/)が、三宅島を象徴する雄山をバックに走行。

セロー250が、三宅島を象徴する雄山をバックに走行。深い林道が似合うセローですが、雄大な景色にもバッチリ映えますね!

最後の力を振り絞るライダーの皆さん。

↑最後の力を振り絞るライダーの皆さん。疲労がどっしり体に溜まっているはずですが、チェッカーを受けるその瞬間は感動を全身で表現。きっとヘルメットの中も笑顔のはず。

さてこのイベントには、バイク好き、冒険好き、チャレンジャー、そして三宅島のさらなる復興を願うヤマハユーザーの皆さんも多数参加されていました。その中でもまずは勇敢に戦ったレディスライダーに、お話をうかがっているのでご紹介します。

北海道からセロー250とともにフェリーを乗り継いで参加した#48佐藤和美さん(チャレンジ250:34位)「レースは5回目になりますが、初めての海外レースかな(笑)。

↑北海道からセロー250とともにフェリーを乗り継いで参加した#48佐藤和美さん(チャレンジ250:34位)「レースは5回目になりますが、初めての海外レースかな(笑)。サイティングの時点で心が折れちゃったんですけど、スタートしてからは慎重にアクセルを開けることを心掛け、最終的には5ラップもできました。コースで応援してくれる人たちをみてがんばれたんだと思います。最後のラップでは景色を楽しむ余裕もありました。とっても楽しい三宅島でした!」

「明日は仕事できないかも」と困りながらもこのイベントを堪能した#15 中川恵子さん(チャレンジ150/11位)は「初めての三宅島!

↑「明日は仕事できないかも」と困りながらもこのイベントを堪能した#15 中川恵子さん(チャレンジ150/11位)は「初めての三宅島! YZ85ですが、山登り系のレースが好きで、今年は草レースも合わせ10回ほど参戦しています。今日もとても楽しめましたね! 他のレースではアクセルを全開にできるようなことはあまりないので、特に大坂の登りは気持ちよく走ることができたし、走るごとのタイムをあげていけました。ここに来る前は"85ccは無理なんじゃないか?"って言われていたんです。実際に、下がなくてピーキーなのでアクセルを開けるとドンドン埋まってしまいました(笑)。それでも、今日に向けてクラッチの練習など準備してきたので、トータルではとても良かったですね!」

続いてはチャレンジ150で7位を獲得した松永望さん「お疲れさまです! このレースに参加した友人がいて、楽しいよとすすめられ初めての参加でした。もっともっと難しいかと思っていたのですが、思った以上に走れて、これがみんなのいってた

↑続いてはチャレンジ150で7位を獲得した松永望さん(YZ85LW )「お疲れさまです! このレースに参加した友人がいて、楽しいよとすすめられ初めての参加でした。もっともっと難しいかと思っていたのですが、思った以上に走れて、これがみんなのいってた"ベスコン"だったんだなぁって。2時間以上のレースはあまり出たことがなかったので最後は気力を振りぼっての走行でしたが、思った以上に楽しめました!」

レディスライダーで集合写真。

↑レディスライダーで集合写真。みんなヘトヘトですがステキな笑顔が光っていました!

続いて、男性ライダーの皆さん。まずはエキスパートクラス2位/総合3位の#64真田治さん(YZ250FX)です。

↑続いて、男性ライダーの皆さん。まずはエキスパートクラス2位/総合3位の#64真田治さん(YZ250FX )です。「三宅島は一昨年と今年の2回目。一昨年は晴れたけど風が強かったので今日はホントに気持ちよく走れました! バイクの調子も良かったし、ここのガレが独特なので、そこに照準を合わせてセッティングをしてきたのがバッチリはまって最高でした! 2時間ちょっと前まで、総合2位を走っていたんですけど、最後に雅くん(小林雅人選手)に抜かれてしまって。でもめちゃくちゃ楽しかった〜!」と笑顔満開の真田さん。

三宅島は皆勤賞となる7回目の出場、エキスパートクラス3位/総合4位の#1山西利康さん(YZ250)です。

↑三宅島は皆勤賞となる7回目の出場、エキスパートクラス3位/総合4位の#1山西利康さん(YZ250)です。「スタートして3周目までは調子よかったんですけど、置いてあった土のう袋に引っかかり、リアブレーキが少し効いた状態で走ってしまったせいでブレーキがフェードしてしまって... 途中までいい勝負していたんですけど、真田さんに離されてしましました。ピットインして外し、追い上げようと思ったら体力が終わってました(笑)。この島の雰囲気、コースはとても楽しいし、なにより島民のみなさんが歓迎してくれる感がとってもいいのでこれからも出続けたいです!」

三宅島にお住いの山田啓介さんは「島にいると走り放題ですけどね。

↑三宅島にお住いの山田啓介さんは「島にいると走り放題ですけどね。実はこういうところには走りにはこないですよ(笑)。島民ですが楽しみました!」

そして最後は、吉本光男さんとチームエントリー、今大会の最年長、御年79歳のMCFAJ会長#3新津栄一さんです。

↑そして最後は、吉本光男さんとチームエントリー、今大会の最年長、御年79歳のMCFAJ会長#3新津栄一さんです。「三宅島は全部出場しています。今回も2時間半楽しませてもらいました! 年間15戦くらいはレースに出ていますが、今回は自己採点で50点かな? 練習をしていないつけが回ってきましたね! 歳なんだから練習しないと。こういうイベントは日本でここしかないので、これからも続けてもらいたいね。みなさん、来年は三宅島でお会いしましょう!」。新津さんは、シニア賞も受賞されました。おめでとうございます!

レース後は白バイ先導で第2パドックまでコンボイ走行。

↑レース後は白バイ先導で第2パドックまでコンボイ走行。参加者たちのバイクが一斉に山をおりていきます。

賞金総額が国内最高といわれる表彰式と懇親会の様子。

↑賞金総額が国内最高といわれる表彰式と懇親会の様子。ジャンケン大会などもあり盛り上がりました。

レース翌日は、三宅島の火山の歴史をたどるジオツアーなどで出港まで島を満喫し、皆さん家路に着いたのでした。

↑レース翌日は、三宅島の火山の歴史をたどるジオツアーなどで出港まで島を満喫し、皆さん家路に着いたのでした。

いかがでしたか? 当社のバイクが三宅島を駆ける姿、着実に復興の様子を見せる三宅島、その島を楽しみ堪能するライダーの皆さん。なんだかうれしい気持ちなりました。来年も「WE RIDE 三宅島エンデューロレース」が開催され、三宅島がさらなる活気を取り戻していることを祈ります。

■関連リンク
・WE RIDE 三宅島 公式WEBサイト
・bLU cRU(YZシリーズオーナーのためのレース参戦サポートプログラム)



2016年12月14日
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