エンジンストールも怖くない!さらにパワフルで扱いやすくなったセル付新型エンジン&しなやかさを増した新型フレーム採用の「YZ450F」
- 2017年6月13日
↑「YZ450F」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
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2010年モデル以降、「YZ450F」は前方吸気/後方排気・後傾シリンダーという個性的なエンジンレイアウトを採用。また特性の異なるアルミ素材を相互に溶接してひとつのユニットとし、強度と剛性、しなりのバランスを最適化したバイラテラルビームフレームを採用しています。そしてそのパワフルなエンジンと、シリンダーを後ろに傾けことなどによるマスの集中によって生まれる、扱いやすい特性によって世界中のオフロードファンに高く評価されています。
今回のモデルチェンジでは、そのエンジンをよりパワフルに、そしてより扱いやすく。そしてフレームはよりしなやかにギャップを吸収し、エンジンパワーをしっかりと路面に伝えることを目標に開発を進めました。それにより、レースにおける強さをさらに鍛え、同時にオフロードを走る楽しさを広め、"ヤマハのモトクロッサーって、やっぱりスゴい!"って言ってもらえるようなマシンとしました。
じつは今回エンジンは、後ろに傾いたシリンダーを、ほんの少しだけ起こしています。それによりコーナーへのアプローチで減速したときに、今までよりも多くの荷重をフロントへ掛けることができ、それによってより速く、そしてより安定してコーナーを駆け抜けられるようなマシンに仕上がっています。もちろんそのためにはフレームや前後サスペンションも強化する必要があります。フレームはメインパイプやサブフレームの形状を変更したり、エンジンマウント位置を変更したりするほか、前後サスペンションをさらに強化しています。
またエンジンにはセルフスターターを標準装備。転倒などによるエンジン停止から素早くレースに復帰することができる、勝つために必要なパーツとして装着を決定しました。もちろん一切の無駄を省いたモトクロッサーにセルフスターターを装着するのは簡単ではありませんでしたが、なんとか実現することができました。
そしてボディデザインも一新しました。開発陣全員が"カッコイイでしょ!"とにじり寄ってくるほどの自信作。YZシリーズの特徴である"ホリゾンタルライン=直線基調"を強調するとともに、シュラウド周りのデザインを変更したことで、シートからシュラウド周りをぐっとスリムに仕上げました。徹底した軽量化を行ったこともあり、見た目も実際に乗ったときのフィーリングも、大幅に軽くなりました。
好評の、エンジンの出力特性を変化させられる「パワーチューナー」もさらにパワーアップ。いままでの専用端末からスマートフォン用アプリケーションへと変更し、車体との接続にはWifiを利用するなど、利便性とエンタテインメント性も高めました。
この新しくなった「YZ450F」については、開発プロジェクトリーダー自身が詳細を語る「開発ストーリー」も公開しましたので、こちらも是非ご覧下さい。
■「YZ450F」開発ストーリー
そしてモトクロスシリーズである「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85」「YZ85LW」、クロスカントリーエンデューロシリーズである「YZ450FX」「YZ250FX」、キッズ向けファンバイクの「PW50」は、カラーリング&グラフィックデザインを一新。「YZ450F」とのデザインリレーションを行いました。
「YZ250F」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ250」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ125」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ85LW」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ85」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ450FX」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「YZ250FX」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
「PW50」ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
ニュースリリースもご覧ください。
全モデルともに発売は8月30日から。しかし2017年6月13日から12月10日の期間限定で、「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて予約の受付を行い販売します。お見逃しなく!
【関連リンク】
・ 「YZ450F」開発ストーリー
- 2017年6月13日