バイクもよく知らない私が、息子とYRA「ヤマハ親子バイク教室」に参加してみた。~初めてのトライコース編~
- 2018年6月21日
<急なお願い。母の私が受けて立つ!?>
私、山葉花子35歳。一児の母。
子供も小学4年生になり、段々と手が離れてきた。
自分に割ける時間も少しずつ増えてきたそんなある日...。
「ごめん!土曜日、親子バイク教室に申し込んでたんだけど、急に仕事が入っちゃって!!俺の代わりに行ってくれない?」
先日夫が申し込んだYRA(ヤマハライディングアカデミー)ヤマハ親子バイク教室、開催まであと3日というところで、パパからまさかのお願いが。
そもそも、親子バイク教室って何なの!?バイクなんて免許も持ってないし、私で大丈夫なのかしら...!?
「パパが行けないなら」とキャンセルも少し頭に浮かんだけれど、指折り楽しみにしている子供の姿を見て参加することに決めた。
<思い切って教室に参加してみた>
今回参加したのはトライコース。教室の最初のコースで、①小学生であること②普段補助輪なしの自転車に乗っていることが参加条件みたい。
事前の案内メールによると、今日の持ち物は受講料5,000円と飲み物の2つ。(※服装は長袖長ズボン、靴下、運動靴を着用していくこと)
親の乗車がないトライコースでは、親は運動靴を着用すれば大丈夫みたい◎
バイク教室って、事前にヘルメットとか購入しなければいけないのかな?なんて思っていたけど、装具一式(手袋、ヘルメット、ゴーグル、プロテクター等)は無料レンタルできて、事前の準備が要らないのは助かるな!
でも、私にはすごく気になることがある。それは...
ずばり"教室の内容"。バイクって触れたことも無くて、難しいイメージがあるのよね。
それにどちらかというと運動はあまり得意ではない息子でも、ちゃんと乗れるようになるのかしら。そして、バイクの免許もない、興味も無い私でもちゃんと参加できるのかしら...。
<ドキドキの教室スタート>
教室は子供達の自己紹介からスタート。乗車前には、インストラクターから車両の特性や操作方法を聞く。
低学年は「PW50」、高学年は「TT-R50」というキッズバイクを使うみたい。
この2つの違いは、PW50が原付と同じようなAT操作、TT-R50になるとギア付の操作になるそう。息子は4年生なので、TT-R50に乗車することになった。
教室では3つの約束ごとがあるそうで、①メインスイッチがOFFになっていることを確認、②両手でハンドルを持ち、右手ブレーキをかけて、③周囲の確認をしてから跨る/降りるのが大事なんだとか◎
最初はエンジンをかけずに、ブレーキ操作の練習。保護者が後ろを持って子供を押す。インストラクターの立っている場所まで行くと、ブレーキを使って止まる。(なんだか遠い昔の自転車練習を思い出すなあ...)
次は、ついにエンジンをかけてみる。
親が前からハンドルを押さえ、車両を固定した状態でアクセル操作の練習を。
お父さん、お母さんとにらめっこしながらのアクセル操作。走行時はつい下を見がちだけれど、行きたい方向をしっかりと見ることが大事なんだとか。後ほどの走行で役立つ練習みたい◎
にらめっこ中、私の顔を見て吹き出す息子(笑)最近は物心もついてきて、成長が嬉しい反面、ちょっぴり寂しい気もしたけれど、まだまだ子供だなあ。
そうそう、子供たちが着用しているヘルメットも全てレンタル。
事前にインストラクターがサイズに合わせて選んでくれるから、詳しく知らない私でも安心だった。もちろんマイヘルメット持参でも可能みたい◎
<教えてくれる人は誰?>
「どんな人に教えてもらえるのか」そこも親目線で気になるポイントのひとつ。
今回教えてくれたのは、元モトクロスライダーで「オフロードのことは何でもお任せ!」の鈴木インストラクター
同じく元モトクロスライダーの"くっきー"こと、村橋インストラクター
元スノーモビルの全日本チャンピオンの中澤インストラクターなど。プロのインストラクターに乗り方を教えてもらえるなんて、とっても貴重!! 皆さんとーっても優しく的確にアドバイスしてくれるので、安心して子供を任せられた◎
<それぞれの参加理由>
そういえば、他の参加者の皆さんは、どんな理由で参加しているのだろう?? 休憩中、ちょこっと聞いてみると
◎子供にバイクの楽しさを教えたいため
◎小さいうちに色々なことにチャレンジさせたかった
◎日頃より親子タンデムで出かけていて、本人がバイク好きになっているので奨めてみた
◎教室に参加しているお兄ちゃんを見て、下の子もバイクに乗りたがった
◎子供が乗り物好きで、自分で操作できるものに興味があったため。父親もバイクに乗っていたこともあり、子供に体験させたかった
◎小さいうちから正しい乗り方を知るのは贅沢でいいことだと思うから
◎3年生になり自転車で公道を走り始めるので安全運転を目的に
参加されているお父さん・お母さんでバイクの免許を持っていない方は2割ほど。なぁ~んだ、免許の無い私には敷居が高いなんて思っていたけれど、私と同じ方もいるのね!
休憩中には交通ルールについても紙芝居で再認識できるから安心ね◎
参加者の中には神奈川から娘さんとタンデムで来られた方や
私と同じく、お母さんと参加されている子も。
教室中は親子での共同作業がいっぱい! 教室を通して親子の絆みたいなのも、ぐぐ~っと深まっていく感じがした。
準備はできたかな~の掛け声にヤマハのYポーズ!
始めは直線を走っていた子供達も
最後の周回走行ではカーブもお手のもの◎ みんなブレーキを上手に使って走れていた。
息子を見ると、操作にもだいぶ慣れてスイスイ走る姿に感動!たった3時間でこれだけ走れるようになっちゃった!!
なんだか、息子の走りを見ているうちに私にも変化が...。
「私も、バイクに乗ってみたいかも」
<驚きは参加後にも>
トライコースを経験して、「もっと乗りたい!」という息子。これは次回も参加が濃厚だ^^
教室中は、安全上写真を撮れない時間もあるのだけれど、終了後に事務局から写真URLが添付されたメールをいただけるの。これには仕事で行けなかったパパも喜んでいた。
さらに驚くべきことに...次のステップアップコースであるサーキットコースでは"親子走行"ができるみたい!(※AT限定・小型を除く自動二輪免許保有の保護者対象) 道路ではまだまだタンデムしか叶わないけれど、肩を並べて走れるって夢のようね!
教室中、息子の走りを見てふと抱いたバイクへの思い。「私、ちょっと頑張ってみようかしら。」
こうして私は、息子に触発されて(!?)新しいチャレンジの場に足を踏み入れたのであった。(おわり)
- 2018年6月21日