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「乗らずに学べるバイクレッスン」第2回 久々にバイクを動かす方向け メンテナンスアドバイス !

2020年4月24日

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

朝晩の冷え込みはありますが、昼間はポカポカと暖かくなりました♪

朝晩の冷え込みはありますが、昼間はポカポカと暖かくなりました♪
冬は寒いからという理由で、バイクに乗らないライダーもいらっしゃるのでは?暖かくなってきたから久々にバイクを動かそうと思っている方、しばらく放置していたなら、いきなり走り出すのは・・・ちょっと待ってください!いくつかのポイントを確認してみましょう。
「乗らずに学べるバイクレッスン」第2回はメンテナンス編です!
季節に合わせたバイクライフを送っている、ヤマハ発動機販売の城です。

★バッテリーの状態

バッテリーの状態

まず初めに確認したいのが、バッテリーの状態です。特に最近のバイクはキーがOFFになっていても、自己放電やセキュリティー・時計の稼働によってほんの少しずつ電力を消費します。
たまに走行すれば、バイクが備えている充電機能である程度電力は回復しますが、冬眠中はそうもいきません。放置期間が長ければ長いほど、バッテリーが上がってしまう可能性が高くなります。

そうなってしまったら

そうなってしまったら"専用充電器"を使用して補充電するしかありません。バイクのバッテリーは小さく、密閉式バッテリーを装着している車両が多いので、専用品を使わないとトラブルになるので注意が必要です。心配な方はバイクショップに相談しましょう。

バッテリー上がりを起こさないために

バッテリー上がりを起こさないために"バッテリーキーパー"というアイテムがあります。これを冬眠前に装着して、コンセントにつないでおくと、バッテリーの状態を常に監視して、最適な状態を維持してくれるという便利なアイテムです。普段から"乗車頻度が少ない"とか"あまり距離を乗らない"方にもおすすめです。
ワイズギアのバッテリーキーパー

★タイヤの状態
タイヤの空気圧は、時間と共に徐々に下がってしまいます。3ヵ月程度の放置となると規定値の半分ぐらいになっている事もあります。走り出す前に空気圧のチェックは必須です。自宅にエアゲージや空気入れが無い、という方はバイクショップ、ガソリンスタンドで充填してもらいましょう。

バイクには「タイヤ空気圧」が記載されているステッカーが貼ってありますので、この値に調整しましょう。

バイクには「タイヤ空気圧」が記載されているステッカーが貼ってありますので、この値に調整しましょう。スポーツバイクならスイングアーム左側面(写真)やチェーンケース、スクーターならシート下ヘルメット収納スペースにこのようなステッカーが貼ってあることが多いです。確認してみてください。

また、サイドスタンドで長期間駐車していると、タイヤの接地面が変形してしまう事があります。

また、サイドスタンドで長期間駐車していると、タイヤの接地面が変形してしまう事があります。上の画像を見てわかるように、空気圧が低いほど変形が大きくなります。対策としては、乗らなくなる前に、タイヤの空気圧を基準値より10%~20%多めに入れておく事で、変形を抑える効果がありますので試してみてください。


また摩耗限度の目安として、溝の間にスリップサインといわれる少し浮き出た部分があるので確認してみましょう。


また摩耗限度の目安として、溝の間にスリップサインといわれる少し浮き出た部分があるので確認してみましょう。タイヤは時間の経過とともに、ゴムが硬化して本来の性能を発揮できなくなります。まだ溝があるから大丈夫と思っていても、3年以上経過している物は要チェック!サイドにひび割れなどが有り交換の必要があるかもしれません。

ここまで減っていると整備不良車として違反になってしまう可能性もあります!

ここまで減っていると整備不良車として違反になってしまう可能性もあります!早急に交換しましょう。

★冬眠前にガソリンは満タン!

冬眠前にガソリンは満タン!

また、これからしばらく乗らないな~と思った際には、ガソリンを満タンにしておいた方が良いでしょう。理由はガソリンは空気に触れる事で酸化してしまうからです。ガソリン量が少なく、タンク内に空気がたくさん有る状態では、接触面積が増え酸化が早まってしまいます。また、タンク内の気温が上下する事により結露が発生します。それによりタンク内に錆が発生する事があります。満タンにする事でそれらのリスクを減らす事ができるのでおすすめです。

★バイクカバーで愛車を保護

バイクカバーで愛車を保護

最後に、バイクを屋外で保管する場合は、バイクカバーで優しくバイクを包み込んであげるとコンディションの維持にも繋がります。雨、風、紫外線などの自然環境だけではなく、動物の糞尿など車体にダメージを与えるものから保護してくれます。またカバー+ロックする事で盗難抑止力も大きく向上します。

ワイズギアでは、用途に合わせて様々な種類とサイズのカバーを用意しております!おすすめは「typeF」こちらは燃えにくい防炎素材を使用しており、万が一の時にも心強いカバーです。
こちらもチェックしてみてください。
▼ヤマハバイクカバー

しっかりとメンテナンスをして、快適に気持ちよくバイクを走らせる準備をしましょう!

上記の他にチェーンやエンジンオイル、灯火類のチェックもお忘れなく。
もし何か不具合や不安な事があった場合は、必ずバイクショップに相談してください。
しっかりとメンテナンスをして、快適に気持ちよくバイクを走らせる準備をしましょう!
次回の「乗らずに学べるバイクレッスン」は自宅でトレーニング編をお届けする予定です!

バイクの日常点検に関して、トラウマ幸子のオフロード劇場!でも紹介しております。是非参考にしてください♪
▼トラウマ幸子のオフロード劇場 日常点検「ネン・オ・シャ」編
▼トラウマ幸子のオフロード劇場 日常点検「チエ・ブ・ク」編
▼トラウマ幸子のオフロード劇場 日常点検「トウ・バ・シメ」編

2020年4月24日

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