本文へ進みます

「乗らずに学べるバイクレッスン」服装編 バイク用のレインウェアについて知ろう!

2020年6月3日
こんにちは!YRA(ヤマハライディングアカデミー)事務局の藤森です。
沖縄や九州、四国では梅雨入りし、これからは雨の多い季節となりますね。


今回の「乗らずに学べるバイクレッスン」ではレインウェアの紹介をしていきたいと思います!

みなさんバイク用のレインウェアは

みなさん、バイク用のレインウェアはお持ちですか?
ホームセンター等にあるバイク用ではないレインウェアを使っている、という方や
雨の日にはバイクに乗らないからレインウェアを持っていない、という方には、バイク用レインウェアを1着持っておくことをオススメします。
■バイク用レインウェアのメリット
バイク走行時に前方からの雨を受けることを想定して作られているため、撥水性・防水性に優れています。止水ファスナーを使っていたり、フロントのボタンが2重になっていたりと、バイク乗りの気持ちになって作り込んでいます。
また、襟や裾から浸水や走行風によるバタつきを防ぐため、ベルクロで調整できるようになっています。
更には、前傾姿勢による腹部への浸水を防ぐため、パンツのウエストが深いタイプのものもあります。

雨の日には乗らないつもりでも

雨の日には乗らないつもりでいても、天気が急変し雨が降る可能性もあります。また、走行中に雨風を直接受けると、身体が冷える上に濡れた服の重みで運転操作がしづらくなります。
使う頻度は少ないかもしれませんが、1着持っておくと安心ですし、雨天時の走行も楽になりますよ。

それでは選び方や着用時のポイント、お手入れ方法などを紹介します!
■レインウェアの選び方
用途(バイク用・スクーター用)や機能、価格を比較しながら、自分に適したレインウェアを選びましょう。
例として、ワイズギアの3種類のレインスーツを簡単に紹介します。
まず、藤森のオススメはこちら!

YAR22

YAR22サイバーテックスレインスーツ
ワイズギアラインナップの中では最もスタンダードなレインスーツです。雨天時は基本乗らないという方も、念のために1着持っておくならコレ!(YRAでも使用しています♪)

次に、通勤やお仕事で雨天時もバイクに乗ることが多い方にオススメなのがこちら。

YAR19

YAR19サイバーテックスⅡダブルガードレインスーツ
襟・袖・腹部の3箇所を二重にカバーするダブルガードシステムで、雨水の侵入を防ぎます。また、ばたつき防止タブやリフレクターなど、機能も充実。

そして、スクーター向けのものもありますよ。

YAR29

YAR29スクーターレインコート
気軽に羽織れるコートタイプです。スクーター乗車に最適ですね。

どのタイプのレインウェアでも共通して重要なのが、サイズの選び方です!(第1回「乗らずに学べるバイクレッスン」でもお伝えしましたね。)
レインウェアはプロテクターやライディングウェア等の装具の上から着るものなので、タイトなサイズを選ばないように注意が必要です。
サイズ表をよく確認することが大切ですが、快適に着こなすためには、ライディングウェアやプロテクターを身に着けた状態でレインウェアを試着することをオススメします!

その状態で腕を回したり

その状態で腕を回したり、脚を曲げ伸ばしたりと、軽く身体を動かしてみましょう。また、ライディングポジションのポーズをとってみましょう。ひじ・ひざ・腕や足の付け根あたりが突っ張らず、運転操作のしやすいサイズを選びましょう!

次に、色の選び方です。
自分の好きな色を選ぶのも良いですが、視認性の面から言うと、黄色や白などの明るい色がベターです!(これも、以前のブログでも紹介しましたね)
雨天時は、昼間でも雲が厚いと少し暗いこともあり視界が悪く、車からはバイクの存在が見落とされやすい環境です。
もし暗い色のものでも、リフレクター機能があるものを選ぶか、反射材を付けると良いでしょう。

■着用時のポイント
レインウェアを着用したら...

前立てのジップを上げ

前立てのジップを上げた後ボタンを留め、自分のサイズに合わせて襟口を調整します。

襟が曲がっていないか確認

襟が曲がっていないか確認。ヘルメットを被った際に襟が外側に折れ曲がらないように注意しましょう!
首が細かったりレインウェアのサイズが大きかったりして、襟元からの浸水が心配な方は、
首にタオルを巻けば汗や襟元から入った雨水を吸収することができます。

ただし、首回りが太く

ただし、首回りが太くなると首を動かしづらくなるので、薄手のタオルが良いでしょう。

手首

足首

手首、足首の袖口も自分のサイズに合わせて調整しましょう。
これらのポイントを押さえることで、雨水の侵入を防ぐ効果が高まります。

■お店などに立ち寄る時は...
雨天時にも道の駅やコンビニで休憩を取ることがあると思いますが...

びしょ濡れのレインウェア

びしょ濡れのレインウェアは脱いで入店しましょう。雨水で床が滑ってしまい思わぬ転倒になる場合があります。みなさん!ライダーとしてのマナーを守りましょうね!
とはいえ、お手洗いやちょっとした買い物で寄るだけの時に、一度脱いですぐ着直すのは正直面倒ですよね...。そんな時はレインウェアのジャケットは脱ぎ、パンツは履いたままタオルで雨水を拭き取るのがオススメです。
イートインスペースを利用してゆっくり滞在する場合は、レインウェアは全部脱ぎましょう。身軽になりリラックスして休憩できますよ。

■使用後のお手入れの方法

使用後のレインウェアは

使用後のレインウェアは、軽く水洗いをしましょう。泥汚れや目に見えない排ガス汚れなどを落としておけば、撥水機能がキープできます。汚れがひどい場合は中性洗剤で洗いましょう。※必ず洗濯絵表示をご確認のうえ、お手入れしてください。

洗濯を終えたら

洗濯を終えたら、風通しの良い日陰で乾かしましょう。早く乾きそうだからと言って日干しをすると、紫外線の影響で劣化が早まりますのでやめましょう。乾燥機の使用もNGです。

■保管方法
レインウェアを乾かした後、すぐに折りたたんで収納袋に入れて保管していませんか?実は、折りたたんだまま長期間の保管をすると、折れ曲がった部分の劣化や、撥水機能の低下に繋がります。
では、どのように保管したら良いかというと...

風通しの良い日陰で

風通しの良い日陰で、ハンガーに掛けたまま保管するのがベストです!
これ、意外と知らなかったって方が多いのではないでしょうか。(藤森も実は最近まで知らず、ずっと収納袋に入れて保管してました...(;^_^A)
収納袋に入れるのは持ち運びする時だけにしましょう!

■撥水効果が落ちたと感じたら?

レインウェア表面には

レインウェア表面には、撥水基と呼ばれる細かい柱により表面張力を発生させ、その力で雨水の付着を防ぎます。しかし、この撥水基が汚れや圧力によって倒れてしまったり、すり減ったりすることで撥水が効かなくなります。そして、レインウェア内が蒸れやすくなる原因にもなります。
なんだか以前より水を弾かなくなったな...と思ったら、あて布をしてアイロンがけをしてみてください!

洗濯乾燥させた後にアイロン

洗濯・乾燥させた後にアイロンがけで熱を加えると、倒れていた撥水基が立ち上がり、撥水効果が回復します。
しかし何度も使用することで、どうしても撥水基がすり減っていき、熱を加えても撥水が回復しづらくなります。
その場合は、撥水スプレーを使ってみましょう!
新たに撥水基を塗布できるので、撥水機能が回復します。スプレーし生地表面が乾いたら、アイロンがけをするとムラなく均等に撥水基が構築されます。

こちらのYAMALUBE

こちらのYAMALUBE 撥水スプレーはワイズギアのすべてのレインウェアに使用できます。
バイクだけでなく、レインウェアも時々メンテナンスして、毎回快適に使えると気持ち良いですね(*^▽^*)

レインウェア以外にも、雨の日に必要なものや、役に立つグッズがまだまだあります。
次回の「乗らずに学べるバイクレッスン」で紹介していきますので、楽しみにお待ちください!

関連リンク
▼ヤマハバイクブログ
▼ワイズギア バイク用品・バイクパーツ

2020年6月3日

モデル別記事

ページ
先頭へ