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「乗らずに学べるバイクレッスン」教えて!ツーリング後のメンテナンス ~ヘルメットの洗い方 ライディング装具を大切に~

2020年9月4日

ライダーのみなさんこんにちは( ̄0 ̄)/。今年の夏はとても暑いですね。ヤマハ発動機販売の高島です。このとても暑い夏ですが、みなさんはツーリングに行かれましたか?
この暑い中でバイクに乗ると、私もキラキラと輝く透き通った汗をかきますが(^^;、その汗は蒸発するだけでなく、ヘルメットの内装にかなり浸み込んでいます。そのため私は定期的にヘルメットの内装を洗っています。
と言うことで、今回のブログはヘルメットの洗い方を紹介していきますよ。ツーリング後のメンテナンスはバイクの洗車だけでなく、ヘルメットもぜひ洗いましょう!

さて今回、藤森社員にチャレンジしてもらうのは、プライベートで使用しているワイズギア製(YJ-20)ヘルメットです。最近洗ってなかった様なのでどれだけ汚れているのか楽しみです。

チークパッド1
まずは頬の部分の内装、チークパッドを外します。
チークパッド2
ヘルメットを押さえながらチークパッドのスナップを外します。
チークパッド3
スナップを外したらチークパッドの縁材を引き抜きます。

コンフォートライナー1
次に頭の部分の内装、コンフォートライナーを取り外します。
縁材

コンフォートライナー2
コンフォートライナーは前側両端の縁材を引き抜きます。最初は固いかもしれませんが、丁寧に外していきましょう。(^_^)v
コンフォートライナー3

コンフォートうしろ
その後に前側のツメ5ヶ所と後ろ側のスナップ2ヶ所を外し、コンフォートライナーをヘルメット内部から抜き取ります。
内装とれた2
内装を外した状態です。

さあそれではいよいよ内装を洗っていきましょう。
洗面所
洗面器(洗面台でもOK)にぬるま湯を張り、中性洗剤を入れます。そしてやさしく押し洗いをしてください。
洗い
内装の見た目がキレイに見えても、走行中の排気ガスや汗、日焼け止めクリームや、女性の場合は化粧などが奥に浸み込んでいて、きっと驚くほど汚れが出てきますよ。(^_^)v
さて藤森社員の内装はどうでしょうか?
洗浄後の水
げげっ!? こんなに汚れていたのか?と驚きます。これではお肌によくありません。(><)
では次に真水できれいになるまですすいでいきます。ここで洗剤が残っていたら肌がかぶれたりしますのでしっかりとすすぎましょう。
そしてすすぎが終わったら陰干しをしてください。レインウエアのメンテナンスと一緒ですね。
陰干し
基本は陰干しと覚えておきましょう!

では次にシールドも外してきれいにしましょう。
シールドつめ
シールドを全開にしてロックレバーを後ろにスライドしたまま保持します。
シールドつめひっぱる

シールドとれた
そこからシールドを垂直に持ち上げて外します。反対側も同様にして外してください。ここでロックレバーが解除されていない状態で無理に外そうとすると、シールドが破損しますのでしっかり解除してください。
ではシールドを洗っていきます。
ケミカルセット
シールド外側はケミカル剤を使ってきれいにします。
シールドに水
そしてシールド内側は水、またはぬるま湯で洗ってください。なぜならYJ-20のシールドの内側にはアンチフォグコーティングが施されており、これにケミカル剤を使用すると剥がれてしまう恐れがあるからです。みなさんがお持ちのヘルメットのシールドも、よく確認してから洗ってくださいね。
帽体みがく
最後にヘルメットの帽体もきれいにしましょう。(^^)V
さて内装が十分に乾いたら、順番に外した逆の手順で内装を取り付けてください。シールドも取り付けて元通り。
完成
ここで一度ヘルメットを被ってみてください。汚れが取れた内装は弾力が復活して、洗う前より顔にフィットすると思いますよ!そしてやっぱり被って気持ち良いですよね。(^_^)v
もし長期間使用して洗っても弾力が回復しない様であれば、内装のみ注文して新品に取り換えましょう。ワイズギアヘルメットはもちろん、他のメーカーさんのヘルメットも内装のみ交換できる仕様のものがほとんどです。

ここで突然ですが、私のヘルメットに関する最近のエピソードをご紹介します。
先日、山道を快適にツーリングしていたところ「なんか頭がモゾモゾするなぁ」と思って一旦止まりました。気になるので念のため、ヘルメットを脱いで頭を手で払い、ヘルメットの中を確認しました。
ぱっと見た目は特に異常なし。「気のせいか?」と思って走り出しましたが、しばらくして「やっぱりモゾモゾする?!」「これは気のせいではない!」と、再び止まってから改めてヘルメットの中をよ~く確認すると、なんと内装を這うダンゴムシがっっっ!!(> <;)
ヘルメットの内装の色とダンゴムシが同化して、先ほど確認した時はすっかり見落としてしまっていました。
ぎょぎょ
一瞬、「ぎょぎょ!ぎょぇーーーっ!」(/`∇)/と心の中で叫びましたが、泣きません、動じません、決してうろたえません。だって自称ベテランライダーですから。<(`⌒´)>エヘン
ヘルメット&サムネイル
「いやいや、この時点で動揺しているだろう!」と軽く心の中で自分に突っ込みを入れながら、気を取り直してツーリングを再スタートしました。みなさん地面に置いたヘルメットを被る前には一旦、中に虫などがいないか確認してから被りましょう!

今年は残念ながら二輪車の事故が増えています。以前のブログでも述べましたが市街地では右直事故が増加傾向にあります。原因のひとつに、直進しているドライバーからすると前方から来るバイクは小さく見え、距離感がつかみにくい事があげられます。
自分が優先だから曲がってこないだろう・・・と油断せず、もしかしたら曲がってくるかもしれないという意識を常に持って走りましょう。
初心者ライダーからベテランライダーのみなさん、ヘルメットはあごひもをしっかり締め、プロテクターもしてツーリングを楽しんでくださいね!

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2020年9月4日

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