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めざせ、脱・初心者ライダー 坂道発進を克服しよう!その1(オンロード編) ~

2023年7月25日
ライダーのみなさんこんにちは( ̄0 ̄)/。ヤマハ発動機販売の高島です。
免許を取って、バイクも買ったら、いざ公道へ!だけど公道に出てみると平坦な道ばかりではありません。峠道に行かずとも街中にもオーバーパスやアンダーパスなど坂道がたくさん存在しています。坂道発進が苦手な人はいますか?発進を失敗し、エンストからバイクが下がってしまい立ちごけ(TОT)。これは嫌ですよね。
と言うことで、今回は坂道発進の方法について説明していきます。最後までしっかり読んでくださいね♪

【上り坂で停止したら】
まずギヤが1速になっているか確認しましょう。ここで1速以外のギヤだとエンストの恐れがあるので、他のギヤになっている場合は1速にしましょう。そして後ろに下がらない様、少し強めに①リアブレーキをかけます。

坂道停止

リアブレーキを踏んでいるので、フロントブレーキを離しても下がりません
②後方の安全を確かめてからスロットルを開け、エンジンの回転を普段の発進時より上げます。(この時の回転数は停車している坂の勾配によって異なります。)そのまま左手を半クラッチの位置まで離していくとエンジン音が少し小さくなり、③リアのサスペンションがぐっと沈みますので、その状態を感じてください(シートが下がるのをお尻で感じ取る)。

坂道停止コメント

実はこの時バイクは動き出そうとしているのですが、リアブレーキを踏んでいるので動かない状態になっています。そこで④スロットルと半クラッチを保ちながら、リアブレーキを緩めていくと坂道発進の成功です。もう一度言います。ポイントはスロットルと半クラッチを保ちながらですよ(^^)/。

坂道発進コメント

すると、動き出します。左足が地面から離れました。

坂道発進前方

前から見るとこの様な感じです。左足が地面から離れましたが、左手のクラッチはまだ半クラッチの状態ですね。

初心者ライダーの人はエンジン音の変化をしっかり聞くことと、動き出そうとするバイクの挙動を感じ取ることがポイントですね。感じ取れたらひと呼吸してリアブレーキをゆっくり解除です。

ではもう一度、今度は後ろから見てみます。

坂道停止後方

リアブレーキはかけたまま、スロットルを開け、エンジンの回転を普段の発進時より上げながら半クラッチ状態にもっていき

坂道発進後方2

リアのサスペンションが沈むのを感じて、車体が動き出そうとしてから、リアブレーキをゆっくり解除します。(ブレーキランプが消えました)

坂道発進後方3

動き出したら左足を地面から浮かして

坂道発進後方4

車体が安定してから、ステップに載せます。
坂道発進ミッション成功!O(≧∇≦)O !!

坂道発進に失敗(エンスト)してしまう人は、
① 半クラッチを保てずに「スパッ」と一気にクラッチを離してしまう。
② 半クラッチ状態からスロットルを戻してしまう。または、スロットルの開けが足りない。
③ ずっとリアブレーキを踏んだままになってしまう。
以上の3つのケースが考えられます。もし坂道がまだ不安であれば、平らな場所でリアブレーキを解除しながら発進する練習をするのも良いですね。
また失敗してエンストしてしまっても焦らずに、リアブレーキをかけてからクラッチを握り、エンジンをかけましょう。そしてもう一度やり直してください。

以上、坂道発進のポイントについて紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?
頭では理解しても不安をなくすには、経験あるのみ!
次回は、オフロードの坂道発進を紹介いたします。引き続きご愛読よろしくお願いします。


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2023年7月25日

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