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MAXシリーズとしてスポーツコミューター要素を突き詰めて視覚化! "NMAXらしさ"を進化させた2025年モデルNMAX/NMAX155のデザインとカラーリングをご紹介します

2025年3月10日
こんにちは。ヤマハ発動機販売 小林です。
毎日使うコミューターだからこそ、ちょっとしたデザインの工夫やワンポイントが、「これぞ、私の相棒!」という満足感・納得感に繋がるものです。
今回は、そんな「こんなところまでこだわっているの?」がたくさん詰まった2025年モデルNMAX/NMAX155のデザインにまつわるエピソードをお届けします。

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NMAX/NMAX155デザインに携わったメンバー

NMAX/NMAX155デザインに携わったメンバー
右から
デザイン企画・プランニングデザイン部 阪田 康平
デザイナー・プロダクトデザイン部 太田 充昭
カラーリングデザイナー・株式会社GKダイナミックス 加藤 美咲さん
カラーリング企画・プロダクトデザイン部 中山 ルミ

デザインコンセプトは、無駄を削ぎ落とし、NMAXらしさを突き詰める
"Accelerating Core"

デザイン企画・阪田

デザイン企画・阪田
グローバル・プレステイジ・シティコミューターとして登場したNMAXは、2016年1月発売の初代、2021年6月発売の2代目に続き、今回で3代目となります。デザインにあたって、まず、NMAXってどんなモデルなのかを改めて見つめ直しました。

我々がまず注目したところは、お客さまのマインドです。コミューターモデルのNMAXを選んでくださるお客さまに、「カッコいいスクーターに乗っている!」と自信を持ってもらえるようなスタイリングにしたいという思いからデザインの企画がスタートしました。

デザイン企画・阪田

デザイン企画・阪田
NMAXは、TMAXのDNAを受け継ぐ "MAXシリーズ"の末っ子です。NMAXが当初から謳っている"スポーツコミューター"の部分を強く訴求しつつも、第3世代目として、NMAX自体の進化も見せるにはどうすべきかを検討しました。そして、次世代にふさわしいNMAXスタイリングを実現し、MAXシリーズとしてのDNAとNMAXの持つスポーツコミューター要素を研ぎ澄ますために、"Accelerating Core"というデザインコンセプトを掲げました。

そこで注目したポイントは、サイズ感です。NMAXは、TMAXやXMAXほどの車格はないけれど、実は、人間に対して最も適したサイズ感ではないかと考えました。これを我々は"Human-size Sport Commuter"という言葉で呼んでいました。このコンパクトで扱いやすいNMAXの"車格"について、純粋に必要な要素を突き詰め、研ぎ澄ましていくことで、次世代にふさわしいNMAXを具現化する、といったデザインの方向性を定めました。


NMAXの力強さを演出するプロポーション「Powerful Stance」
加飾を削ぎ落とした凝縮感の体現「Condensed Element」

デザイン企画・阪田
これまでNMAXのデザインで大切にしてきたことの一つに、「Powerful Stance(パワフルスタンス)」があります。前後のホイールサイズが13インチという決して大きい車格ではないけれど、横から見るとライダーがすっぽりと収まって、力強いスタンスで、どことなく優雅で、余裕を感じさせるところです。
それは走行性能を感じさせるしっかり張り出したタイヤであったり、マスがギュッと集中している様から発生していると考え、2025年モデルのNMAXでも、そこを強化していこうと考えました。

デザイン企画・阪田

デザイン企画・阪田
また「Condensed Element(コンデンスド エレメント:凝縮された要素)」と我々は言っていますが、人間に最も適したサイズのスポーツコミューターとして、過剰に大きくなっている部分は絞り直そうと考えました。
ビシッと、ピタッと筋肉が中に詰まっているかのような、我々プロジェクトメンバーの間では"骨密度の高さ"と言っていたのですが、加飾を削ぎ落とした凝縮感の体現「Condensed Element」と、安定感を演出する力強いプロポーション「Powerful Stance(パワフル スタンス)」を大切に、デザインを進めることにしました。

さらに、2025年モデルNMAXは、以下の3項目にも意識してスタイリングを決めていきました。

◎エンジンのパワーを感じさせる「Force Flow(フォースフロー)」

◎エンジンのパワーを感じさせる「Force Flow(フォースフロー)」

デザイン企画・阪田
2025年モデルNMAX155は、走りの楽しさを広げる電子制御式無段変速機構「YECVT」を搭載しています。これは、シチュエーションに合わせて走りを変え、より強い加速を感じられる機能です。
そこで、これまで以上にエンジンのパワー感をスタイリングでもしっかり伝えていこうと、エンジンの辺りから力が車体全体に行き届いているような見た目「Force Flow」を目指しました。

◎見る人を圧倒する鋭い表情「Serious Aura(シリアスオーラ)」

◎見る人を圧倒する鋭い表情「Serious Aura(シリアスオーラ)」

デザイン企画・阪田
次に、コンパクトで自信に満ち溢れたスタイリングで見るものを圧倒すること。面積は狭くてもキリっと睨みつけてくるような、自信を持った顔つきを目指しました。着飾ってギラギラにするのではなく、しっかりとした自信を感じさせ、ミニマムだけど最大限の存在感を発揮できる、そんな表情(Serious Aura)の灯火器にしようと考えました。

◎ライダーの"所有感"を高める内装仕様「Pleasure Inside(プレジャーインサイド)」

◎ライダーの

デザイン企画・阪田
外観のみならず細部にもこだわろうと、内装の作り込みも行いました。所有感や気分を高めてくれる高品質なエンブレムを用意し、NMAX155はロゴ入りのこだわったシートにしています。メーターもただ単にサイズアップを図るのではなく、走りに集中できるよう、視線誘導が少ない場所に配置し、さらに走行中に求められる情報を必要最低限に整理しています。


デザインコンセプト"Accelerating Core"が反映された
ボディ・ブーメラン・灯火器

デザイナー・太田

デザイナー・太田
それでは、ここからは具体的に見ていただきたいポイントについてご説明していきます。
MAXシリーズの運動性能の表現として、NMAXの力強さ/安定感を表現するためボディ外装を一新しました。

MAXシリーズの運動性能の表現として、NMAXの力強さ/安定感を表現するためボディ外装を一新しました。

デザイナー・太田
車格を大きくするのではなく、タイヤを強調し、前後プロポーションを中心部に凝縮することで、骨密度の高い造形感「Condensed Element」と、ライダーを包み込むようなプロポーション「Powerful Stance(力強さ/安定感)」を生み出しています。そのため、フロントのアクスルシャフトの中心よりも顔を前に出さないことに、ものすごく注力しました。これはXMAXも同じなんですよ。

これはXMAXも同じなんですよ。

デザイナー・太田
次にエンジンからのパワーを伝えようと、後輪がかき上げたパワーを前へ、前輪へ伝えるモチーフとして、サイドカバーに着いているプロテクターを活用しています。また、後ろから見ると、切り上がったテールに対してエンジンの上側から下向きに、エンジンの存在感を出せるようボディを絞り込み、エンジンがパワフルに見えるようなリアビューに仕上げています。

また、MAXシリーズのアイコンとも言える車体側面のサイドカバーの

デザイナー・太田
また、MAXシリーズのアイコンとも言える車体側面のサイドカバーの"ブーメラン"と言われる形状をアップデートしています。2025年モデルNMAXに限らずMAXシリーズでは、このブーメランのセンターラインから上側を人が触れるエリアとして、人に寄り添ったエルゴノミクスなデザイン、滑らかな形状とし、下側をメカニカルな表現にしています。

最近、ヤマハのデザインでは「対置」という言葉をよく使うのですが、背反するような項目を融合するのではなく、あえてくっきり分けてコントラストをつけることによって、メリハリのある表現を行っています。

最近、ヤマハのデザインでは「対置」という言葉をよく使うのですが、背反するような項目を融合するのではなく、あえてくっきり分けてコントラストをつけることによって、メリハリのある表現を行っています。

太田さん

デザイナー・太田
無駄を省く、絞る、とは言え、貧弱な見た目になってしまうのは避けたい。先ほど、"骨密度の高さ"と言いましたが、デザイン上、最も骨太さを象徴しているのが、このブーメランの形状なんです。しかも今回のNMAXは、MAXシリーズの中で、ボディに対するブーメランの幅の比率が実は一番太い。そのため周りを削ぎ落としても、真ん中に太いブーメランがあることで貧相な見た目にならないのです。

そのため周りを削ぎ落としても、真ん中に太いブーメランがあることで貧相な見た目にならないのです。

デザイナー・太田
しかも、見ようによってはセンターからサイドカバーの形状全体がスポーツバイクのフレームのような、それこそCFアルミダイキャストのMT-09のフレームを想起させるような面構成を採用しているんですよ。

ブーメランのフロント側を2つのボルトで留めているのも、2つはまっていると単純にカッコいいから(笑)。機能としては1つで十分なんですが、こういうボルトがはまっているとスポーツバイクのフレームっぽいという理由で、あえて2つ使っているんです。


シリアスさを印象付ける前後フェイス

シリアスさを印象付ける前後フェイス

デザイナー・太田
ヘッドランプやフラッシャーなどの灯火器をLED化し、コンパクトにまとめつつも、存在感は最大限に際立つようなデザインとしました。
これまでXMAXは、顔周りを「X」モチーフにしていたり、TMAXは、テールランプを「T」にしていたりと、灯火器に遊び心を盛り込んでいました。

これまでXMAXは、顔周りを「X」モチーフにしていたり、TMAXは、テールランプを「T」にしていたりと、灯火器に遊び心を盛り込んでいました。

デザイナー・太田
2025年モデルNMAXの「N」は、左右非対称なので頭を悩ませましたが、「N」を鏡文字にしたモチーフをフロントマスクに配置。テールランプも、斜め上から見ると「M」に見えるようにし、「N」とMAXの「M」にしているんですよ。


3Dデザイン採用で基本のフレーム構造を変えることなくコンパクト化に成功

デザイナー・太田
2025年モデルNMAX155は、「YECVT」が搭載されましたが、2025年モデルNMAX/NMAX155とも、ベースのエンジンやフレームは従来モデルを受け継いでいます。手を付けられるのは、外装パーツや灯火器のみといった中で、2025年モデルNMAX/NMAX155の進化をどう作り出すのか・・・ということに躍起になって取り組みました。

※画像は国内モデルとカラーおよび仕様が一部異なります

※画像は国内モデルとカラーおよび仕様が一部異なります

デザイナー・太田
実は今回、最初から3Dスケッチでデザインをスタートしました。従来モデルも外装の中に隙間がたくさんあるわけではありませんが、3次元的に見ていくと、まだまだ活用できるスペースを発見できたんです。そこでMAXシリーズとしてのスポーティさを見た目でも感じていただこう、徹底的に絞れるところはシャープに絞ろうと試行錯誤しました。ヘッドランプのユニットをどこに、どう設置したら最も効率よくスペースを使えるか、みたいなところを探し出し、これだけのフロントフェイスの違い、ボリュームの違いを出すことに成功しました。

デザイン企画・阪田
いかに引き算できるか、にこだわりましたね。
足し算的な進化は、XMAXやTMAXといった上位モデルでも可能です。でも、小さくしていく方向はNMAXだからこそできると思っていました。極限まで引き算していったらどうなるんだろう?と、灯火器は特に力を入れました。

と、灯火器は特に力を入れました。

デザイナー・太田
従来のフレームを使いながら、ここまで前後を切り詰めることができたのは、最初から3Dを活用したデザイン手法だったからこそなんです。3Dスケッチでデザインを始めたことで、車体の中の空間を把握することができ、開発の早い段階でヘッドランプやメーター周辺にこれだけのスペースを活用できるな、などと考えてデザインに落とし込むことができたことが、とても大きかったですね。

デザイナーの独りよがりではなくて、2025年モデルNMAX/NMAX155は設計者など関係各所と一緒に進めることができたのが、一番のこだわりポイントです。

デザイン企画・阪田
ラグジュアリー方向に進化していくと終わりがありません。車体を大きくして、灯火器も豪華にして・・・と、どこまでもラグジュアリーにしていくことができてしまいます。

ただ、NMAXに関しては、前後のホイールサイズが13インチという"決して大きくはない車格"でありつつも、"走行性能が光るスポーツコミューター"というNMAXの強みを突き詰めたほうが、お客さまにも喜んでいただけるのではないかと考えたのです。


"走りへの高揚感"を演出する新デザインディスプレイ

デザイナー・太田
関係各所に協力していただいてサイズを小さくしたり、搭載方法を変えたり、ディスプレイもNMAX/NMAX155それぞれかなり手を入れているんですよ。

関係各所に協力していただいてサイズを小さくしたり、搭載方法を変えたり、ディスプレイもNMAX/NMAX155それぞれかなり手を入れているんですよ。

デザイナー・太田
2025年モデルNMAX/NMAX155ともに新しいデザインメーターを採用しています。例えば、NMAXの新しいディスプレイは望遠鏡で覗き込んだような形状です。走っている時に周辺視野として認識できる"テレスコープコクピット"デザインになっていて、視線移動が少なく走りに集中できるようにしています。

走っている時に周辺視野として認識できる

デザイナー・太田
企画当初は、NMAX/NMAX155と同等クラスの色んなモデルにみんなで試乗したんです。

デザイン企画・阪田
いろいろ乗り比べて走った結果、やっぱりNMAXが1番楽しかったんですよね。そういう走って楽しい、走行性能の高さをデザインからも感じとってもらえたら嬉しいです。


車体色とブーメランの組合せの妙味
~カラーリングについてご紹介~

カラーリング企画・中山

カラーリング企画・中山
NMAXは、7つの完成車工場で、各仕向け地用に年間約100万台生産(※企画当時)しているグローバルモデルです。導入先によって文化や市場特性が全く異なるので、それぞれに合わせたカラーを採用しようとすると、とんでもないことになってしまいます。モデルブランドの軸はブレてしまいますし、生産効率も低下します。ですので、モデルの企画・開発意図や、デザイン・カラーについては、各市場への説明や議論を重ねて、グローバルで最適なデザインやカラーラインナップを検討しています。そこから、各市場のお客さまに合わせたカラーを導入しているんです。

今回、日本では、NMAXが、「マットダークレディッシュグレー」「マットダークグレー」「ホワイト」「グレー」の4色、NMAX155は、「マットダークレディッシュグレー」「ブラック」「ライトブルー」の3色を導入しています。

親子バイ

カラーリングデザイナー・加藤さん
日本に導入しているカラーについて、どんなイメージでその色にしているのかをご紹介します。

MAXシリーズ共通のこだわりカラー:マットダークレディッシュグレー(NMAX/NMAX155)

カラーリングデザイナー・加藤さん

カラーリングデザイナー・加藤さん
2025年のMAXシリーズとして上位機種とも揃えて訴求しているブランドカラーが、私たちカラーリング担当者の間では"マグマブラック"と呼んでいる「マットダークレディッシュグレー」です。
MAXシリーズは、ヤマハの中でプレミアムコミューターの位置付けですので、悪目立ちしたり、ギランギランなショーオフカラーではなく、色味自体は落ち着いているけれど、こだわりを感じるカラーという意図からこの"マグマブラック"を使っています。

マットダークレディッシュグレーは、黒の奥に赤いパールが入っているような色合いです。デザイナーさんが「引き締まった感じ」とか「骨密度の高さがスタイリングのポイント」と繰り返していましたが、このカラーは、内に力を秘めたマグマのような印象なので、スタイリングのポイントでもあるギュッと内側に堅いものがあるような"骨密度が高い"カラーなんです。

カラーデザイナー・加藤さん

カラーデザイナー・加藤さん
NMAXと同じ車体色「マットダークレディッシュグレー」でも2025年モデルNMAX155は、サイドのブーメラン形状を金属調のシルバーにしています。というのもブーメラン形状が新作となっており、また「ダイキャストフレームのつもりでデザインした(笑)」というデザイナーのみなさんの言葉通り、アルミ削り出しのようなメリハリのある形状ですので、ぜひ見ていただきたかったからなのです。
また以前のNMAXで、黒っぽい車体色にゴールドホイールの組み合わせが、人気だったこともあり、ゴールドのホイールを組み合わせました。

カラーリングデザイナー・加藤さん

カラーリングデザイナー・加藤さん
一方で2025年モデルNMAXは、「マットダークレディッシュグレー」の車体に、艶ありブラックのブーメランとブラックのホイールの組み合わせを採用しています。パッと見た感じはそんなに派手ではないけれど、よくよく見るとこだわりを感じるようなカラーリングに仕上げています。日本のお客さまは、こちらの落ち着いた組み合せが好みという方も多いのではないでしょうか。

カラー企画・中山
カラーリングで踏ん張り感のような表現をしてみたり、スタイリングの意図を汲んだりしながら、ブーメランやその他のパーツをどんなカラーリングにするかは、関係各所と時間をかけてじっくり議論を重ねました。

カラーリングデザイナー・加藤さん
MAXシリーズは、ブーメランが特徴的なので、ここが目立ってくるとMAXっぽさがより伝わりますよね。


新たなスポーティイメージを提案する:ライトブルー(NMAX155)

新たなスポーティイメージを提案する:ライトブルー(NMAX155)

カラーリングデザイナー・加藤さん
MAXシリーズには、余裕のあるイメージがある、という話がデザインの中でありましたが、スタイリングでもその余裕感だったり、ちょっとゆったりしたスポーティな気分を表現したかったので、NMAX155には、「ライトブルー」を採用しました。「ガツガツ走るぞ!」という感じではなく、もう少し穏やかに、「スポーティなことをして気持ちいいなぁ」くらいの安らぎ感のあるスポーティさです。
こちらのカラーリングは2023年末に発売されたXSR125のライトブルーと同じカラーリングなんですが、NMAX155に採用するとちょっとイメージも変わりますよね。

これまで、コミューターにはメタリックな色を使うことが多かったように思いますが、このライトブルーは、メタリックフレークが入っていないソリッドなカラーを使っています。それもまたゆとりを感じる一因になっているのではないでしょうか。


トレンドを取り入れたリッチなカラー:グレー(NMAX)

このソリッドなグレーも今回新しいカラーです。

カラーリングデザイナー・加藤さん
このソリッドなグレーも今回新しいカラーです。あまりショーオフなカラーではないほうがMAXシリーズのお客さまには好まれるという点と、最近のトレンドとして、派手に着飾る感じではなく、もう少しプレーンな、派手さを削ぎ落としたモノが好まれる傾向にあるので、ソリッドなグレーのカラーリングを採用しました。派手ではない方が逆にリッチなイメージがありますよね。

MAXシリーズは、走行性能に優れ、さまざまなシーンで走りを楽しむことができるモデルです。そういったMAXシリーズのスポーティなイメージを感じていただけるよう、高級スポーツカーのようなイメージのカラーとしてこの色を設定しました。


エンブレム&ホイールにブルーを採用しスポーティさを印象づける:マットダークグレー(NMAX)

エンブレム&ホイールにブルーを採用しスポーティさを印象づける:マットダークグレー(NMAX)

カラーリングデザイナー・加藤さん
ヤマハのアイコンカラーといえば、レースブルーをイメージする方も多いと思います。これまでは、ヤマハレースブルーをボディ全面に採用する考え方でしたが、今回はもう少しモダンな感じにしようと、車体ではなく、NMAXのエンブレム部分とホイールにブルーを取り入れました。

ヤマハのアイコンカラーといえば、レースブルーをイメージする方も多いと思います。これまでは、ヤマハレースブルーをボディ全面に採用する考え方でしたが、今回はもう少しモダンな感じにしようと、車体ではなく、NMAXのエンブレム部分とホイールにブルーを取り入れました。

カラーリングデザイナー・加藤さん
車体はマットブラックなのに対して、ブーメラン部分は艶ありブラックの組み合わせにしています。艶がある方が、ブーメランの動きが感じられスポーティな印象になるんです。


どんなシーンにもマッチする定番カラー:ブラック(NMAX155)

どんなシーンにもマッチする定番カラー:ブラック(NMAX155)

カラーリングデザイナー・加藤さん
NMAXのマットダークグレーとは逆に、車体は艶ありブラックで、ブーメラン部分が艶のないマットなブラックの組み合わせがNMAX155の"ブラック"です。グロスよりもマットカラーの方がぴったり吸い付く、奥に引っ込むような印象なので、車体色の艶ありブラックとの質感の差で高級感を感じてもらえるような配色にしています。


清潔感ある上品な配色:ホワイト(NMAX)

清潔感ある上品な配色:ホワイト(NMAX)

カラーリングデザイナー・加藤さん
同じく定番のホワイトです。日本では業務に使っていただくこともありますので、万人に受け入れられるカラーを設定しました。ブーメラン部分には、もう少し色味のあるグレーなども考えましたが、最終的にプレーンなダークグレーにしています。

スポーティなイメージを強調したいカラーリングではブーメランを目立たせていますが、ホワイトは日常使いされるお客さまを想定して、あまり目立たせない方が良いと判断してのことです。

車体の色味だけで無く、ブーメラン、ホイール、そしてロゴとの組み合わせにも、艶のあり・なしなど色々こだわっていますのでじっくりとご検討ください。

車体の色味だけで無く、ブーメラン、ホイール、そしてロゴとの組み合わせにも、艶のあり・なしなど色々こだわっていますのでじっくりとご検討ください。

上質感醸成に一役買っている
マットグレーメタリックを採用したセンターコンソール

マットグレーメタリックを採用したセンターコンソール

カラーリングデザイナー・加藤さん
センターコンソールのカラーは、最初は内側をブラックのワントーンにした方が、まとまり感が出ていいんじゃないかと思っていました。でも、バイクに跨ったライダービューからも、所有欲を満たすような上質感やスポーティさを感じていただけるよう、完全な黒にせず、メタリック感を感じてもらえるマットグレーメタリックを採用しています。

デザイン企画・阪田
ライダーがよく目にするところに色があったほうがカッコいいですよね。
内側が真っ黒なスクーターが割と多いので、センターコンソールに色があると、優越感とか、満足感といったような、 「自分のNMAXは特別!」という気持ちになっていただけるのではないでしょうか。

カラーリングデザイナー・加藤さん
細かい部分ですが、NMAX155はディスプレイが新たにTFTディスプレイに変更されたので、最初はディスプレイ周りのパーツをマットグレーにしようか検討したんです。でも黒の方が最近の電子機器っぽい感じになる。最近の電子機器はモニターとフチとがシームレスになっていている傾向が強いので、フチを強調しない方がモダンな印象かなと考え、ディスプレイ周辺パーツは黒でまとめています。

最近の電子機器はモニターとフチとがシームレスになっていている傾向が強いので、フチを強調しない方がモダンな印象かなと考え、ディスプレイ周辺パーツは黒でまとめています。

デザイン企画・阪田
NMAX155はシートにもこだわっていて、ステッチや、複数表皮をコンビネーションで使い、上質なイメージを演出しています。足を下ろす際に触れる部分は座りやすいさらさらした表皮を、ライディングで使わない部分は、少し高級感を感じられるようなスウェード調の表皮パターンを使って、スポーティに走れることを意識したつくりにしています。

NMAX155はシートにもこだわっていて、ステッチや、複数表皮をコンビネーションで使い、上質なイメージを演出しています。

カラーリングデザイナー・加藤さん
こだわりポイントと言えば、4カ所に音叉マークを採用しているのですが、全てABS樹脂素材で立体感のあるものへと変更しているんです。細かい所ではありますが、質感アップを狙いました!


NMAX/NMAX155デザインのオススメポイントは?

NMAX/NMAX155デザインのオススメポイントは?

※画像は国内モデルとカラーおよび仕様が一部異なります

デザイン企画・阪田
灯火器は、ぜひ見て欲しいですね。サイズは小さいけど、街中で2025年モデルNMAXを見かけたら、「今の新型のNMAXだったよね」と思ってもらえるほどに、独創的でスタイリッシュなスタイリングにしています。
おそらく乗っているお客さまも、追い越しの際に背中で語るではないですけど、特徴的なテールランプで後続に対して「見せつけてやったぜ!」(笑)という優越感を感じていただけるのではないでしょうか?

おそらく乗っているお客さまも、追い越しの際に背中で語るではないですけど、特徴的なテールランプで後続に対して「見せつけてやったぜ!」(笑)という優越感を感じていただけるのではないでしょうか?

デザイナー・太田
本当に細かい部分にはなりますが、シートとの隙間やサイドカバーの下部などにカーボンの積層パターンのきれいなデザインを施しています。また、ラジエターカバーには、傷が目立たないよう機能的なシボを施すなど、話したらきりがないほど、細かい所まで品質を高める工夫を行っているので、目を皿にして細かくじっくり見て欲しいですね。

とはいえ、一番注目して欲しいところは、やっぱりフロントフェイスかな。新旧NMAXを並べて見比べていただくと違いがより分かると思いますが、2025年モデルNMAXは少しフロントが立っているんです。これにより凛とした顔つきになって、ネクタイをビシッとしめたような端正なフロントフェイスになっているんです。

これにより凛とした顔つきになって、ネクタイをビシッとしめたような端正なフロントフェイスになっているんです。

これにより凛とした顔つきになって、ネクタイをビシッとしめたような端正なフロントフェイスになっているんです。

カラー企画・中山
どのカラーリングもそうですけど、車体色とブーメランとの組み合わせにセンスを感じていただけると思います。
またロゴのカラーにもこだわっていて、車体色に合わせてそれぞれカラーを変えていますので、いい意味でたくさん悩んで選ぶ楽しみを味わっていただきたいです。

カラーリングデザイナー・加藤さん
"マグマブラック(マットダークレディッシュグレー)"の車両は、実車をぜひ店頭で見て欲しいです。写真では魅力がなかなか伝わりに行くカラーなので。実物を見ていただくと、ディテールまでこだわっていて、非常にカッコいいカラーであることをお分かりいただけると思います。室内で見るのと外で見るのでは、印象が全く変わるんです。ぜひ、太陽光の下で見てくださいね。

また、シートだったり、座ったときのコンソールの見え方だったり、インテリアの上質さにこだわって作りこんでいますので、実際にお店に行って、できればシートにまたがって体感してほしいですね。

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いかがだったでしょうか?

パッと見て分かる車体色ひとつ取っても、車体色とブーメランモチーフやホイールのカラーとの組み合わせでいろんなバリエーションがある2025年モデルNMAX/NMAX155をご紹介しました。

今回のブログを読むと、選ぶ楽しみがさらに広がりそうですよね。
ぜひ一度、お近くのヤマハバイク取り扱い店にて実車をご覧ください!


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それではまた。

■関連リンク
・NMAX製品サイト

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・走りがより楽しくなるYECVT搭載の2025年モデルNMAX155を自分好みにカスタマイズ! ワイズギア発売のアクセサリーをご紹介します

・NMAX155アクセサリーシミュレーター

2025年3月10日

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