いよいよ登場! 新基準原付"JOG ONE"。 実際に乗って分かった、その実力とは?
- 2026年3月2日
こんにちは、ヤマハ発動機販売の山田です。
先日発表されたJOG ONE発売のニュース、もうご覧いただけましたか?
2026年3月19日に発売されるJOG ONEは、昨年4月に施行された新たな原付一種「新基準原付」に当たる車種です。
新基準原付について、「以前の原付と比べて何が違うのかよく分からない」という声もありますので、簡単にご紹介しますね。
・ベースとなる車体は125ccクラス。
・最高出力は4.0kw以下に変更。(従来の50cc原付同等の出力)
・原付免許や普通自動車免許で乗れる。
・交通ルールは従来の原付一種と同じ。(最高速度30km/h以下、二段階右折などが適用される)
まとめると「見た目は原付二種のサイズだけどパワーは従来の原付一種相当。乗る時のルールも原付一種ルール」というのが、新基準原付です。
出力変更されていない125ccの原付は、従来通り原付二種に区分され、これに乗るには「小型限定普通二輪免許」以上が必要です。新基準原付と混同しないよう、注意してください。
「新基準原付」についておさらいした上で、こう思っているみなさんは多いのでは?
「新基準原付のJOG ONEって、以前のJOG(50cc)みたいに乗りやすいの?」
今回のブログでは、その疑問にお答えしていきます!
◆車格(車体の大きさ)について
まずは車体の大きさの違いを比較するために、2台を並べてみました。

左がJOG(50cc)、右が新基準原付のJOG ONEです。
JOG ONEは、原付二種のJOG125がベースなのですが、こうやって並べてみると、それほど大きさが劇的に違う! という感じがしません。
というのも、JOG ONEのベースとなるJOG125は、125ccスクーターとしては非常にコンパクトな車格だからなんです。
50cc原付から新基準原付へ乗り換えようと思っているけれど、「車体が大きくなると扱いが難しかったり、乗りにくかったりするのでは?」という方にも、ご安心いただけるのではないでしょうか。
シートの高さについてはどうでしょうか。
数字で比較してみましょう。
JOG(50cc)のシート高は705mmで、JOG ONEは735mm。その差は3cmほど。
125ccの原付二種では、もう少し大柄な車格のものもありますが、JOG ONEのベースとなるJOG125は、軽量コンパクトで、取り回しのしやすさがウリなんです。
では、実際の足つき性を比べてみましょう。

身長158cmのライダーによる足つき比較、左がJOG(50cc)、右がJOG ONEです。
JOG(50cc)は余裕をもって両足全体がべったりと地面につきます。この足つき性にはとても安心感があり、小柄な女性でも不安なく乗れるのが魅力です。
シート高がJOG(50cc)より3cm高いJOG ONEは、さすがに両足べったりとはいきませんが、わずかにかかとが浮く程度。これなら、JOG(50cc)とまたがり比べても「足つき性がよくない」という感覚にはならないでしょう。また、シート高が20mm低くなるローダウンシートが7月発売予定です。小柄な人でも、それほど不安を感じることはなく、乗ることができそうです。
◆取り回しについて
自宅のガレージから出したり、出先で駐輪場に停めるために押し歩いたりと、通勤・通学の足になることが多い原付は、「取り回しのしやすさ」も気になるポイントです。
そして、取り回しにかかわってくるのは車体の重さ......というわけで、これも比較してみましょう。
車体重量は、JOG(50cc)が78kgで、JOG ONEは95kgです。
数字だけを見ると「17kgも違うの!?」とびっくりしてしまいますが、実際に押し歩きをしてみると、JOG(50cc)もJOG ONEも、それほど重さの違いを感じることなく取り回せました。JOG ONEは車体全体がコンパクトなので、車重よりも軽く感じられ、小柄な人でも押し歩きしやすいんです。
そして、JOG ONEには取り回しをする際、ちょっと嬉しい装備がついています。

左がJOG(50cc)、右がJOG ONE。違いが分かるでしょうか?
そうです、JOG(50cc)のスタンドはセンタースタンドだけですが、JOG ONEにはセンタースタンドに加えサイドスタンドが装備されています。JOG(50cc)は軽いので、センタースタンドを簡単にかけることができますが、それより重い車体のJOG ONEでも、サイドスタンドがあれば「よいしょ」と車体を持ち上げることなくさっと駐車できます。かなり便利です。

さらに、JOG ONEには大きくて握りやすいグラブバーもついているので、取り回しの利便性がアップしています。
JOG(50cc)とJOG ONEの車体の比較、いかがだったでしょうか。
それではいよいよ、実際にJOG ONEに乗ってみましょう。
長めの上り坂のある同じコースを、JOG ONEで試乗してみました。

まず、出足で驚きました。
ひとことで言うと、JOG ONEは発進がパワフル。スロットルを少し開けただけで、すーっと静かに発進します。
従来型の原付一種に乗っていた方がJOG ONEに乗り換えたら、発進する時のスムーズさにきっと驚くはずです。
次に気付いたことは、巡航する時の楽さです。
JOG ONEは、出力抑制されているとはいえ125ccエンジンが搭載されているため、加速に余裕があり、巡航中のエンジン音も静かです。
また、JOG ONEはスロットルを開けるともたつくことなく加速し、エンジンブレーキの効き方もおだやかなので、スロットル操作で動きがぎくしゃくすることがありません。ブレーキをかけた時も、減速中の車体が安定していて、とても安心感がありました。
長い上り坂も、スロットルを少し開けただけで力強く上り始め、途中で速度が落ちることなく坂の上までスムーズに上りきれました!
出力は50ccの従来型原付と同じくらいに抑えられているのに、どうしてJOG ONEはこんなに乗りやすいのか? その秘密は、トルクの太さにあります。
JOG(50cc) : 4.1N・m(0.42kgf・m)/6,000r/min
JOG ONE : 7.7N・m(0.79kgf・m)/3,000r/min
従来の原付一種と比べると、JOG ONEの方が圧倒的にトルクが太く、最大トルクが発生する回転数が低い。
上の数値は最大トルクですが、低速トルクもJOG ONEの方が圧倒的に太いんです。
従来型の原付にはない、この力強いトルク感が、JOG ONEの強みといっていいでしょう。
まとめると、JOG ONEの走りには
・トルク感が太く、発進がスムーズ。
・滑らかに加速し、余裕をもって巡航できる。
・走行中の振動やエンジン音が穏やかで、疲れにくい。
こんな特徴があります。
ちなみに、JOG ONEはシートが広くて座り心地がよいので、毎日のちょっとした移動もラグジュアリーな気持ちで乗れてしまうかも!?
JOG ONEの車体色は、スタイリッシュなマットダークブルー、パープル、そしてシンプルなブラック、シルバーの4色展開。価格は259,600円(税込)です。
ローダウンシートやUSBソケット、リアバスケットなど、毎日の足としての利便性をさらに高められるアクセサリー各種も展開予定です!
購入のご相談は、お近くの取扱店までお気軽にどうぞ。
- 2026年3月2日








