船舶免許 試験問題例:交通の方法(各免許共通)
船舶免許学科試験の過去問題:交通の方法(各免許共通)を紹介します。お申込みはネットでOK、小型船舶免許を取るならヤマハボート免許教室へ!
交通の方法(全14問)
「海上衝突予防法」や「港則法」など海上で適用される法律についての問題です。
1級小型船舶免許・2級小型船舶免許・特殊小型船舶免許・2級湖川小出力限定免許の各試験で出題されます。
BS003© 2021 (一財)日本海洋レジャー安全・振興協会
問1.行会い船
航行中の2隻の動力船が真向かいに行き会い、衝突するおそれがあるときの航法として正しいものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 互いに針路を右に転じる。
- 2.
- 互いに針路を左に転じる。
- 3.
- 速力の速いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
- 4.
- 速力の遅いほうの船舶が、他船の進路を避ける。
答え:1
問2.追い越し船
「追越し船」の定義について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 船舶の正横より後方の位置からその船舶を追い越す船舶
- 2.
- 夜間、船舶の舷灯が見えない位置からその船舶を追い越す船舶
- 3.
- 夜間、船舶の船尾灯のみを見る位置からその船舶を追い越す船舶
- 4.
- 自船が追越し船であるかどうかを確かめることができない船舶
答え:1
問3.横切り船
「横切り船の航法」について述べた次の文の( )の中にあてはまる語句として適当なものは、下のうちどれか。(海上衝突予防法)
「2隻の動力船が、互いに進路を横切り衝突するおそれがあるとき、他の動力船の進路を避けなければならないのは、他の動力船を( )に見る動力船である。」
- 1.
- 風上側
- 2.
- 風下側
- 3.
- 右舷側
- 4.
- 左舷側
答え:3
問4.避航船・保持船
「衝突を避けるための動作」について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 避航動作は十分に近づいてから行う。
- 2.
- 速力の変更は、少しずつ行う。
- 3.
- 針路の変更は、小角度で小刻みに行う。
- 4.
- 他船との距離は十分に離す。
答え:4
問5.各種船舶間の航法
「各種船舶間の航法」に関して、次の(ア)~(ウ)の船舶についての優先順位(それぞれ2隻の船舶において保持船となるものを上位とする)を上位から下位に正しい順序で並べたものは、下のうちどれか。(海上衝突予防法)
(ア)帆船
(イ)運転不自由船
(ウ)漁ろうに従事している船舶
- 1.
- (ア)→(イ)→(ウ)
- 2.
- (ア)→(ウ)→(イ)
- 3.
- (イ)→(ウ)→(ア)
- 4.
- (ウ)→(ア)→(イ)
答え:3
問6.用語の意味
「見張り」について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 船舶の死角を考慮し、見張りの位置を変える等の対処をする。
- 2.
- 見張りは、航行中や錨泊中の別なく周到に行う。
- 3.
- その時の状況に適したすべての手段により、常時適切な見張りを行う。
- 4.
- 夜間は、視覚による見張りができないので、レーダーによる見張りに専念する。
答え:4
問7.狭い水道等の航法・視界制限状態における航法
「狭い水道等における航法」について述べた次の文の( )の中にあてはまる語句として適当なものは、下のうちどれか。
「狭い水道等をこれに沿って航行する船舶は、できる限り、その水道等の( )に寄って航行しなければならない。」
- 1.
- 中央
- 2.
- 内側
- 3.
- 右側端
- 4.
- 左側端
答え:3
問8.灯火
日没から日出までの間に表示する、法定灯火以外の灯火の要件について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 法定灯火の特性と同一の特性を有する灯火であること
- 2.
- 法定灯火と誤認されることのない灯火であること
- 3.
- 法定灯火の視認を妨げることとならない灯火であること
- 4.
- 見張りを妨げることとならない灯火であること
答え:1
問9.形象物
「形象物」について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- 色はすべて黒色で、大きさは形状ごとに決められている。
- 2.
- 形状は、「球形」「円すい形」「円筒形」等、全部で10種類以上ある。
- 3.
- 自船の種類や状態を明確にするため、他の船舶からよく見える位置に表示する。
- 4.
- 長さ20メートル未満の船舶は、その船舶の大きさに適した大きさのものを掲げることができる。
答え:2
問10.信号
海上衝突予防法に規定する音響信号の短音及び長音を鳴らす時間の組合せとして正しいものは、次のうちどれか。(海上衝突予防法)
- 1.
- (短音)約1秒・・・(長音)4秒以上6秒以下
- 2.
- (短音)約0.3秒・・・(長音)4秒以上6秒以下
- 3.
- (短音)約1秒・・・(長音)2秒以上4秒以下
- 4.
- (短音)約0.3秒・・・(長音)2秒以上4秒以下
答え:1
問11.港則法-1
港内における一般的な航法等について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。(港則法)
- 1.
- 防波堤の突端を右舷に見て航行するときは、できるだけこれから遠ざかって航行しなければならない。
- 2.
- 汽船が防波堤の入口付近で他の汽船と出会うおそれのあるときは、出航する汽船は入航する汽船の進路を避けなければならない。
- 3.
- 帆船は、港内では、帆を減じ、又は引船を用いて航行しなければならない。
- 4.
- 他の船舶を追い越す場合は、短音1回に引き続く長音2回の汽笛信号を行わなければならない。
答え:3
問12.港則法-2
小型船舶の船長が港内において行った次の行為のうち、適切なものはどれか。(港則法)
- 1.
- 仲間の小型船舶と横に並んで、航路をゆっくり航行した。
- 2.
- 港の境界外に出たので、船内にたまっていたゴミを捨てた。
- 3.
- 防波堤の外側にある、沖合の係船浮標に係留して釣りをした。
- 4.
- 帆走中であったが、港内に入ったので、メインセールを縮帆して航行した。
答え:4
問13.海上交通安全法
海上交通安全法の適用海域と、その海域の航路を示した次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- 1.
- 東京湾・・・浦賀水道航路
- 2.
- 瀬戸内海・・・伊良湖水道航路
- 3.
- 東京湾・・・中ノ瀬航路
- 4.
- 瀬戸内海・・・水島航路
答え:2
問14.都道府県条例など
河川や湖沼における船舶の交通ルールについて述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。
- 1.
- 環境の保全を目的とした条例により、モーターボート等の航行を規制している水域がある。
- 2.
- 特定の漁業者や遊泳者の安全を確保することを目的とした条例により、モーターボート等の航行を規制している水域がある。
- 3.
- 迷惑防止条例により、モーターボートの危険行為を禁止している水域がある。
- 4.
- 条例によって定められる船舶の交通ルールには、罰則規定がない。
答え:4