船舶免許 試験問題例:上級運航II(1級船舶免許)
船舶免許学科試験の過去問題:上級運航II(1級船舶免許)を紹介します。お申込みはネットでOK、小型船舶免許を取るならヤマハボート免許教室へ!
上級運航II(全6問)
エンジンの基本や動力伝達系統など機関について、日常点検からトラブル時の簡単な修理や対処方法について等が出題されます。
1級小型船舶免許の試験で出題されます。
BS003© 2021 (一財)日本海洋レジャー安全・振興協会
問1.ディーゼル及びガソリンエンジンの基本
A港から24海里離れているB港を、行きは12ノットで、帰りは16ノットで航行するときの燃料消費量は何リットルか。次のうちから選べ。
ただし、12ノットで航行するときの燃料消費量は毎時10リットル、16ノットで航行するときの燃料消費量は毎時22リットルとする。
- 1.
- 47リットル
- 2.
- 50リットル
- 3.
- 53リットル
- 4.
- 56リットル
答え:3
問2.系統別の保守整備①
ディーゼルエンジンの燃料系統の保守整備について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
- 1.
- 燃料パイプの亀裂は、そこから空気が入り始動不能の原因となるので、補修または交換する。
- 2.
- 燃料フィルターのエレメントが汚れている場合は、新しい燃料油で洗浄するか交換する。
- 3.
- 燃料系統を開放した後は、必ずアイドリング運転を行って、混入した空気を排出する。
- 4.
- セジメンタにドレンがたまっている場合は、容器下部のドレンコックを緩めて排出する。
答え:3
問3.系統別の保守整備②
船内機船の冷却水系統について述べた次の文のうち、適切でないものはどれか。
- 1.
- 冷却海水ポンプのインペラは、クランクシャフトの動力をVベルトで伝えて駆動している。
- 2.
- 冷却海水の排出量が少ない場合や、警告灯が点灯した場合は、インぺラの損傷が考えられる。
- 3.
- 間接冷却式、直接冷却式を問わず、冷却海水経路には防食亜鉛が備わっている。
- 4.
- 間接冷却式、直接冷却式を問わず、冷却海水経路にはサーモスタットが備わっている。
答え:4
問4.系統別の保守整備③
船内機船の動力伝達系統について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。
- 1.
- プロペラシャフトを覆ってボルト締めされた防食亜鉛は、腐食しないように塗装しておく。
- 2.
- 航行中はスタンチューブのグランドパッキンを固く締め付け、水漏れのないようにしておく。
- 3.
- グランドパッキンの締付けには、振動で緩まないナットやダブルナットを使用する。
- 4.
- プロペラの取付けナットは、前進時のプロペラの回転方向に回すと締まるネジを使用する。
答え:3
問5.事故の対処①
船内外機船を運転中、ドライブユニット付近から異音がした場合の原因として適切でないものは、次のうちどれか。
- 1.
- スロットルケーブルが切断した。
- 2.
- クラッチの歯車が欠けた。
- 3.
- 減速歯車の歯の山が磨耗した。
- 4.
- ユニバーサルジョイントの潤滑が不足した。
答え:1
問6.事故の対処②
ガソリンエンジンの異常について述べた次の文のうち、適切なものはどれか。
- 1.
- 冷却水の量が足りなかったり冷却水の循環不良が起こると、クラッチが入りにくくなる。
- 2.
- オーバーヒートすると、エンジンから油の焼けるような臭いや異音が発生する。
- 3.
- 燃料フィルターが詰まっていると、スターターモーターが回らなくなる。
- 4.
- 点火プラグが汚れていると、燃焼が弱くなりオーバークール(適温まで暖まらない)状態になる。
答え:2