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初乗りまでに

初乗りまでに必要な情報をご紹介します。

周辺水域の海図などを揃えるなど、必要な情報を集め、事前に危険箇所などもチェックしておきたい。

海に出かける前に必ずやっておく必要があるのが、周辺の水域の把握するということ。まず海図を手に入れて、暗岩や浅瀬など航行に支障のある場所をチェックしておきます。もちろんそれには潮汐も関係してきますし、のり網や定置網の入る場所や時期も確認する必要があります。
海図の他に、プレジャーボート用に全国の主要港湾の情報をマップ上に見やすく記載したヨット・モーターボート用参考図や小型船舶簡易港湾案内などが(財)日本水路協会から発行されているので、海図とあわせて参考にするといいでしょう。
また詳しいことはマリーナのスタッフに尋ねてみるといいでしょう。ローカルルールや海図に記載されていない危険箇所なども親切に教えてくれるはずです。

携帯電話など、海上での通信機器などを準備しておく。
バックアップの方法や防水対策も忘れずに。

海に出て何かあった場合、海上から連絡できないと大きなトラブルになる可能性があります。海上通信手段は必ず確保しておきましょう。それほど沖合に出かけるボートでなければ、携帯電話でも問題はありません。むしろ何かの拍子に海に落としてしまうケースが考えられる小型ボートの場合、防水ケースに入れて身につけておいた方がいいでしょう。これなら一人で乗っていた時に落水してもレスキューを呼べるからです。

当日でなく、前もってマニュアルに沿ってひと通りの出港前の整備・点検を行っておこう。

最初の整備点検は出航当日より、事前に点検しておくことが望ましいです。初めての出航となると、なかなか落ち着いて点検できないもの。もちろん引渡し時に販売店のスタッフがチェックしてくれていますが、自分自身で説明書に従って点検していきましょう。時間があれば、もし不具合が見つかった場合でも対処できるからです。

数日前から出航当日までの天候を確認する方法を調べて、できるだけ詳しく、最新の情報を入手できるようにしておこう。

海は天候によってコンディションが大きく左右されます。陸では風が弱いと思っても、障害物のない海上ではけっこう強く吹いている時が多いもの。ボートを楽しむ上で天候のチェックと判断は重要なことなのです。しかも場合によっては、天候が急変することがあります。注意報や警報が発令されている場合や天気が悪くなると予報されている場合は出航を避けたいものです。
そういった気象情報をどうやって入手するか事前に情報を得る方法を調べておく必要があリます。マリーナに確認するのが確実だが、他にも情報入手先をリスト化しておきましょう。

マリーナ内の航行や桟橋での離着岸を最初にトレーニングしておきたい。マリーナから出るのはその後で。

いきなり海に出て行くのもいいですが、まず基本的なボートの操船トレーニングをしておきましょう。免許教室で離着岸の練習をやっても、実際のマリーナの水路は思っているよりも狭かったりします。しかも日によって風向きも違います。
まず状況を見ながら、マリーナのスタッフに了解を得て桟橋への離着岸がうまくできるか試してみてください。なかなかうまくできない場合には、マリーナのスタッフに何度か同乗をお願いし、マリーナ内の航行ルールの確認や帰港時の目印や進入方法のコツを教えてもらうといいでしょう。ボートはスローの方がコントロールしにくく、デッドスローでの操船は難しい部分です。
ビギナーが狭いマリーナで他船にぶつけたりするトラブルは意外と多いです。最初はスマートでなくても、最低限自分の意思通りに離着岸できるように、練習しておきましょう。
また、衝突を回避する基本的な方法や標識、航路の航行、港湾内での法規を再度確認しておきましょう。当然のことですが海に出てしまえば、ビギナーだからという理由は許されません。初乗りする前にしっかりと確認しておきましょう。

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