自分に合ったボートを手に入れるには
自分に合ったボートを絞り込むポイントと、ボートのタイプ別にその特徴をご紹介します。
まずは自分に合ったはじめてのボートを探す
ひとことにボート言っても、様々な用途に合ったボートが販売されています。自分がボートでどういった楽しみ方をしたいのか、それをできるだけ明確にすると、より自分に合ったボートが絞られてきます。
ボートの経験のない初心者でも、見極めのポイントになることが幾つかあります。
ボートを絞り込むチェックポイント
自分のボートライフのイメージが漠然としていると、あれこれ迷ってなかなかマッチしたボートを選びにくいものです。とりあえず予算のことは置いておき、幾つかのポイントをチェックしながら自分のボートライフをより具体的にイメージしていきましょう。
チェックポイント
1.ボートを楽しむ水域の状況(水域)
- 東京湾や大阪湾など、船舶の輻輳する水域を想定しているか。
- 他の船舶も少なく、比較的静穏な平水域を想定しているか。
- 外洋もしくはそれに準ずる風や波の影響を受けやすい水域を想定しているか。
2.ボートライフを楽しむ目的(用途)
- 本格的にボートフィッシングを楽しみたい。
- 近場のポイントで気軽に釣りを楽しみたい。
- 釣りも楽しみたいが、デイクルージングなども楽しみたい。
- ボートで走り回る爽快感を楽しみたい。
- 家族や仲間とキャビンライフを楽しみたい。
- クルージングを楽しみたい。
- マリンスポーツに挑戦したい。
3.ボートを楽しむ人数(人数)
- 基本的には1人で出かけたい。
- 家族で楽しみたい。
- 気の合う仲間と楽しみたい。
4.走行距離(航行範囲)
- ボートで遠くまで行ってみたい。
- 近場で楽しみたい。
フィッシングタイプ
本格的な釣りを目的とする場合
大きさは23フィートから27フィートくらいまでのレンジで、広くて浅いデッキスペースを確保したフィッシングボートから選択することになでしょう。中央にコンソールもしくはカディキャビン(小型の船室)やハードトップを装備したモデルもありますが、基本的なフィッシング機能は変わりません。
中型のカディキャビン付タイプには、トイレが設置(もしくはオプション設定)されているものもあり、女性を連れての釣行などの際には重宝するでしょう。基本的に静止安定性が高いため、アンカーを打っての掛かり釣りや、スパンカーを取付けることで本格的な流し釣りにも対応できます。
釣り機能を有しながら、ジギングなどのルアーフィッシングをイメージさせるスタリッシュなモデルも多く、選択肢が広がります。
マルチパーパスタイプ
釣りもしたいけど、本格的な釣りだけでく、時には家族でクルージングも楽しみたい
様々なマリンライフを楽しみたい場合にはスポーティーなマルチパーパス(多目的)タイプのボートが選択肢の一つになります。
小さめのキャビン(小型の船室)のあるファミリークルーザーは、家族で釣りやデイクルーズを楽しむには適したタイプ。家族で船中泊も可能なハードトップタイプのモデルで、かつ本格的な釣り機能を持った多目的に楽しめるボートもあります。
スポーツボートタイプ
ウェイクボーディングなどのトーイングスポーツにチャレンジしたい
スポーツボートやランナバウト系のモデルを選択することになります。基本的にオープンタイブのボートで取り回しの良い18フィートから23フィートクラスまでのボートが選択肢になります。
本格的な競技用モデルか、レジャーとしてトーイングスポーツを楽しみたいのかで選択するボートも変わってきます。また、もっと爽快かつ手軽にということであれば、思い切ってマリンジェットという選択も考えられます。
クルージングタイプ
クルージングを楽しみたい
クルージングを楽しみたいとなると、それに必要な居住空間を確保したボートが前提になります。したがってボートのザイズはどうしても大きくなってしまいます。しかも少し遠くまで足を伸ばして泊りがけのクルージングを楽しみたいなら、それなりの走航性能も求められます。そういったクルーザーにもフライングブリッジを装備したセダン系やオープンなエクスプレス系のモデルが存在しますが、搭載されるエンジンや居住空間の程度によって価格は大きく変わってきます。