テクノロジー:DFR-36FB
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
01Y-FSH(ワイフィッシュ)
「Y-FSH」は、トヨタ自動車株式会社と共同開発した操船支援システムです。GPSとバウスラスター、エンジンなどを連携させることで一定範囲内での船位維持や、または船首方向の維持を可能とし、ピンポイントで楽しむ釣りや潮流や風に乗せながらの流し釣りを強力にサポート、状況に応じて2種類のモードから選ぶことができます。
これにより風の影響を受けやすいFB艇でも流し釣りが可能となります。
e-ANCHOR:仮想アンカリング
風や潮に船首(船尾)を立てた状態で、ディスプレイのスイッチを押すだけでアンカリング状態を維持します。風や潮の向きが変われば船首(船尾)方向を変えながら、一定範囲内に船位を保持することができます。
これにより、重たいアンカーの扱いが無くなるため、釣りがしやすくなります。
e-COMPASS:船首方位維持
船首を任意の方向に合わせ、ディスプレイのスイッチを押すだけで船首方向を維持します。風や潮の強さに合わせスーパースローリモコンを微調整するだけで流し釣りをすることができます。
また風潮流が変わった時、途中で船首方向の設定を変更・調整可能です。
02理想を追求したハルデザイン
V型船型に、乗り心地や風流れ抑止性能に貢献するW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)を組み合わせることで、直進性を高めるとともに、旋回時における素直な操縦性を実現しました。
さらに、W.T.B.の船首部の角度を緻密に計算、波あたりの衝撃を緩和しソフトな乗り心地に貢献します。
また、スクエアバウ形状によって生まれた、大きく反り返ったワイドフレアとバウ側のオーバーハングした幅広のストライプが、走行時に発生するスプレーを外側へ捌き、同時に巻き上がる飛沫を抑えることに成功。外洋でのポイント移動などでも優れたドライネス性能を発揮し、快適に走行することができます。
03ゆとりあるフィッシングスペース
一般的なバウデッキより大幅にスケールアップしたスクエアバウには、腰までの高さのバウレールを装備し、キャスティングやジギングといった、激しいアクションを伴うフィッシングの際のアングラーの姿勢確保に貢献します。
また、ブリッジ前方を釣り座として利用できる高さ・形状にデザイン。さらに、ウォークアラウンド仕様のサイドデッキは、通路幅も310mmとゆとりある広さで、移動をスムーズにするとともに、釣りスペースとしても利用できます。スターンデッキはフィッシングのメインステージとして十分な広さを備え、高めに設定されたガンネルはロッドホルダー(OP)などの後艤装を考慮し、オープンガンネルを採用。
また、トランサムゲートの採用により、大型魚の取り込みにも対応しています。
04革新の操船支援システムスーパースローリモコン
クラッチをスリップさせてプロペラ回転数をアイドリング以下で調整する「ボルボ電子トローリングシステム」と、シフトのON・OFFをタイマー管理するFSR(フィッシングサポートリモコン)を融合した革新的なファンクション。これまで対応ができなかった微風時にも簡単な操作で、超低速域のコントロールを実現するスーパースローリモコンを標準で装備しました。
05タッチスクリーン式MFD
7インチ・タッチスクリーン式MFD(マルチファンクションディスプレイ)をロアステーションに標準装備、アフトステーションとFBステーションにオプションで用意しました。エンジン情報だけでなく、付属の地図ソフトと魚探用振動子(別売)を装備すればGPS魚探としても使用可能です。ロア、FB、アフトともオプションの12インチMFDの設置を考慮しています。
06ダイナミックトリムコントロールシステム
新採用のダイナミックトリムシステムは、3Dジャイロセンサー、3D加速度計、GPSを搭載した3Dコントロールのオートマチックトリムタブです。加速時には素早いプレーニングが得られ、また旋回時にはヒール補正、追い波時にはブローチングを低減するなど走行姿勢を自動制御。より快適な乗り心地と燃費の向上を実現します。
07先進のディーゼルエンジン