テクノロジー:DFR-36FB
積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。
挑戦と研鑽が描くフィッシングボートの未来
アングラーがフィッシングボートに求めるもの。それは、ポイントまでの距離を感じさせない走り、広いデッキスペースとレイアウト、釣りに集中しやすい安定性と優れた風流れ抑止性能、ロッドを出していない時間も有意義に過ごせる居住性、そして後艤装も含めた使い勝手の良さなど。
これら一つひとつの基本性能を磨き上げ、さらにフライングブリッジを装備。
開放感や良好な視界をプラスし、スポーツ志向の強いアングラーの要望に応えています。
01理想を追求したハルデザイン
V型船型に、乗り心地や風流れ抑止性能に貢献するW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)を組み合わせることで、直進性を高めるとともに、旋回時における素直な操縦性を実現しました。さらに、W.T.B.の船首部の角度を緻密に計算、波あたりの衝撃を緩和しソフトな乗り心地に貢献します。また、スクエアバウ形状によって生まれた、大きく反り返ったワイドフレアとバウ側のオーバーハングした幅広のストライプが、走行時に発生するスプレーを外側へ捌き、同時に巻き上がる飛沫を抑えることに成功。外洋でのポイント移動などでも優れたドライネス性能を発揮し、快適に走行することができます。
02視認性の高いフライングブリッジ
オープンエアーの開放感あふれるフライングブリッジ。定員2名で座りやすい高さの椅子を配置。ゆとりのスペースと360°の視界を確保するとともに、高い視点により、ナブラや鳥山など遠方の海面変化をいち早く視認することができ、また浮遊物などの早期発見にも貢献します。コックピット、各種計器類の他、航海計器をビルトイン可能なダッシュボードを機能的にレイアウト。A、B、Cパッケージにはレーダーゲートを標準で装備しました。
03豊かな居住性を備えた癒しの空間
フィッシング以外の時間をいかに快適に、有意義に過ごせるかということはボートライフの大きな魅力の一つです。そのため、従来のフィッシングボート以上に居住性や快適性を求め、理想の空間を追求しました。キャビン内は高級感のある木目調でまとめ、フロアはフローリング仕上げとしました。シートには3人が座ることのできるラウンジタイプを採用。テーブルの使用も可能で、寛ぎのサロンスペースとして活用できます。また、エアコン(A、B、Cパッケージ:標準)の吹き出し口も効率的に配置し、快適なキャビンライフを提供します。ロアステーション前方には独立タイプのトイレルームを完備、対面にはギャレーも装備しました。バウバースは奥行き(最大2.4m)・幅(最大2.0m)・高さ(最大1.8m)と十分なサイズで、大人2名がゆったり横になることができます。
04ゆとりあるフィッシングスペース
一般的なバウデッキより大幅にスケールアップしたスクエアバウには、腰までの高さのバウレールを装備し、キャスティングやジギングといった、激しいアクションを伴うフィッシングの際のアングラーの姿勢確保に貢献します。また、ブリッジ前方を釣り座として利用できる高さ・形状にデザイン。さらに、ウォークアラウンド仕様のサイドデッキは、通路幅も310mmとゆとりある広さで、移動をスムーズにするとともに、釣りスペースとしても利用できます。スターンデッキはフィッシングのメインステージとして十分な広さを備え、高めに設定されたガンネルはロッドホルダー(OP)などの後艤装を考慮し、オープンガンネルを採用。また、トランサムゲートの採用により、大型魚の取り込みにも対応しています。
05ダイナミックトリムコントロールシステム
新採用のダイナミックトリムシステムは、3Dジャイロセンサー、3D加速度計、GPSを搭載した3Dコントロールのオートマチックトリムタブです。加速時には素早いプレーニングが得られ、また旋回時にはヒール補正、追い波時にはブローチングを低減するなど走行姿勢を自動制御。より快適な乗り心地と燃費の向上を実現します。
06多機能ディスプレイ
タッチスクリーン式多機能型カラー液晶ディスプレイを標準装備。新形状のダッシュボードは、キャビン内およびフライングブリッジのコックピットにおいて、ディスプレイの操作性と、さまざまな航海計器の設置への対応を考慮しました。
07革新のスーパースローリモコン
08大容量電源システム
オルタネーター(主機付属発電機)をダブルで搭載。これにより最大2.6kW(エンジン回転1,300rpm以上)の充電能力を発揮します。各バッテリーへと適切に充電され、12V家電やデッキ周りの照明などへ安定した電力を供給します。また、アイドリング回転でも1.5kWの充電能力を発揮、マリンエアコンシステム(BE-COOL:工場OP)の連続運転が可能です。
09先進のディーゼルエンジン