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テクノロジー:YFR330

積み上げてきた実績と継承してきた経験値により到達した技術をご紹介します。

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01新開発の船型による抜群の凌波性

YFR330には450馬力のハイパワー船外機を搭載。
このパワーを支えるために新たなハル設計に着手、完成した新型ハルは、強力な推進力を受け止めそのパワーを余すことなく発揮します。
「海面を切り裂きながら、楽々と外洋を走破する」そんな形容がふさわしい抜群の凌波性と走航性能を実現する船体に仕上がりました。
もちろんヤマハ独自のW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)とスクエアバウ&ワイドフレアにより走航時における波しぶきや細かな飛沫等のデッキへの巻き込みを低減、優れたドライネス性能も実現しました。

02高い風流れ抑止性能

新たに開発されたハルは、ブリッジ等の空中側面積や、チャイン幅と重心のバランスを考慮し、優れた風流れ抑止性能を実現しました。これによりキャビンの居住性を確保しながら風流れ抑止性能に定評のあるインボードエンジン搭載艇と同等の流し釣り性能を達成しました。流し釣りでのボート保針が容易になりポイント補正も最小限の操作で行うことができます。さらにヘルムマスターEXに組み込まれたフィッシングサポートリモコンとオプションのローマストスパンカーを組み合わせることにより、一層のポイント補正が楽になり煩わしい操船作業を低減します。

船首が風下を向きにくい特性(ポイントに戻りやすい)

YFR330(イラスト:B)は今までのプレジャーボートタイプ船外機(イラスト:C)と異なり、船首が風下を向きにくいため、ボートの向きやポイントの補正が最小限で済むことになります。加えて、スパンカーを使用した流し釣り(イラスト:A)では、船内機フィッシングボート+スパンカーと同等レベルの風流れ抑止性能を発揮します。

03静止安定性能

チャイン幅と重心の最適化により高い静止安定性を実現しました。フルウォークアラウンドデッキを採用したデッキレイアウト、釣り人が片舷にスターンデッキに3人プラス、サイドデッキとバウデッキに3人、合わせて6人並んでも傾きが少なく、釣りやすい余裕のスペースを確保しています。

04操船システム

コックピット、スターンデッキ共に7インチマルチファンクションディスプレイ(7インチMFD)をビルトイン。MFDインターフェースを介することでヤマハのオペレーションシステム「コマンドリンクプラス」や「ヘルムマスターEX」に対応。エンジン情報、走航状態、警報や点検メッセージなど見やすい画面表示で操船者に提供します。
7インチMFDによりヘルムマスターEXの機能を操作可能。アフトステーションではジョイスティックを使って「ドリフトポイント」などセットポイントモードをセレクトすることで特定方向の船位維持が可能となります。オプションの12インチMFDを装着すれば、より見やすくより機能的に使用することができます。魚探機能では、チャージ発信(80→160kHz)方式の採用で、より詳細でクリアな海中情報を得ることができます。さらにクイックドロー機能(海底地形作図機能)により、走行した海底の等深線をSDカードに記録することができるため、自宅のパソコンで釣行の作戦を練ることもできます。
ダッシュボードをシンプルにまとめ、電子機器の操作や操船面において快適性と利便性を提供します。

7インチMFD
アフトステーション

拡張システム(オプション)

振動子(インナーハルタイプ)を取り付けることでより多様な情報が入手できます。海底起伏や魚群の判別がしやすい「クリアビュー」、ボートの「サイドビュー」表示により自船の左右の海底や魚群も表示可能です。さらに3Dソナーを取り付けることで、自船の下をリアルタイムで観察することができるため、投じたルアーの動きまでもライブムービーのように表示されます。この3Dソナーで得た情報を連続して履歴表示することで、魚群はもちろん、自船と水面から海底までの情報を3D表示することができます。

05HELM MASTER EX

ヘルムマスターEXは、オートパイロット機能によるコース維持、方位維持、ジョイスティックによる操船などを可能にした制御システムです。

06フィッシング・サポート・リモコン

シフトのON/OFFを時間管理をするプログラムで制御。釣りながらのシフト操作から解放され、風速・潮流に合わせメモリをセットすればキャプテンも釣りに集中しやすい環境を提供します。

07コマンドリンク

コマンドリンクとは、船外機から送り出される情報(デジタル信号)をもとに、高度なデジタルネットワークを構築するシステムです。操船席とエンジン間において、操船者にさまざまなエンジン状態・航走状態・警報や点検メッセージなど多くの情報をメーターに表示して知らせ、使いやすさを向上させます。

08ダイナミックトリムコントロールシステム

ダイナミックトリムシステム(ZipWake)は、3Dジャイロセンサー、3D加速度計、GPSを搭載した3Dコントロールのオートマチックトリムタブです。加速時には素早いプレーニングが得られ、また旋回時にはヒール補正、追い波時にはブローチングを低減するなど走行姿勢を自動制御。より快適な乗り心地と燃費の向上を実現します。

09バイオマス樹脂ハッチ

ヤマハ発動機ではCO2削減への取り組みとしてバイオマス燃料由来の樹脂を25%用いたハッチの製造を開始。YFR330では、スターンデッキ8ヶ所のハッチに採用しました。

10BE-COOL(充電式マリンエアコンシステム)

船外機やソーラーパネルからエアコン専用バッテリーに補充電を行い、インバーターを介した交流電源により、船外機艇でも冷房能力を落とすことなく、エアコンを駆動させるシステム[BE-COOL]を採用。充電器セット(工場オプション)により短時間での充電や、エンジン停止状態でのエアコン運転も可能。[BE-COOL]が、より快適なマリンライフを実現します。

11POWER UNIT

「F425A」に搭載され、市場から高い評価を得ているV型8気筒、排気量5,559cm3のエンジンをベースに新設計した船外機「F450A」を搭載。重量を抑えながら、卓越したトルクとパワーを発揮し、ボートに最高レベルの加速性能とスピード性能を提供します。
同時に、新たな充電システムによる優れた電力供給能力や、スムーズでスピーディなステアリング操作を実現する「内蔵型電動ステアリング」、チルト機構の操作性を向上させた「トータルチルト」を採用するなど、利便性と快適性を追求しています。

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