若者の新鮮な感性と独創の発想力で今までにないバイクウエアをつくる!期待してね!!その1
- 2016年6月20日
↑突然ですが、モードな若者と今までにないCooooooooooooooolなバイクウエアつくります!
↑実は、「モーターサイクル ファッション アート」の融合を目指し、新しい可能性に挑戦しているアパレルブランド「ROARS ORIGINAL」代表の高橋生児さんが、母校の学生さんとバイクウエアをつくる講義を行うと聞いて、ヤマハも何か手伝いたい!とお邪魔してきました。高橋さんは、二級二輪整備士国家資格を所有し、以前二輪ディーラーで整備士として勤務していた経験があり、ご自身もバイク乗りのデザイナーさんなんです
↑「ROARS ORIGINAL」高橋センセーが数回にわたって「モーターサイクルファッションのデザインとビジネス」と題する講義を行う文化服装学院
↑著名なスタイリストやファッションデザイナーを数多く輩出しており、服飾系の学校としてその名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? ボクですら存じ上げてましたから……なんと!ファッションスクールランキングで世界2位だそうです
↑講義に参加くださるのは、ファッション関係にまつわるさまざまなことを幅広く学ぶファッション高度専門士科課程の4年生のみなさん。8割くらいが女性なので、バイクに関心を持っていただけるか、少々不安でしたが……
↑タンデムシートを含めて、今までバイクに乗ったことがある人に手を挙げてもらったところ、予想以上に女性が多くて嬉しい誤算でした!
↑先立って「自分の“好き”を生かしたビジネスの可能性」という講義を行ない、今回、レザーウエアの誕生から種類、バイクに乗る時の服装の変遷、バイクウエアが登場する映画作品など、ライダースジャケットを中心とした「バイクウエアについて」レクチャー
↑高橋センセーご自身がデザインし販売しているレザーのライダースジャケットを見せながら授業が進みます。サポートしてくださっているのは2組の担任・藏野亜矢子先生
↑ただ聞いているだけでは興味もわきづらいだろうと、参考になりそうな書籍を回覧
↑ファッションアイテムとしても人気のライダースジャケットですが、前身頃のファスナーは斜めに重ねることで風の通りを悪くして寒さを防ぐとか、ささっとモノをしまえるように胸ポケットが斜めにつくられているとか
↑肩甲骨部分のシャーリングは、腕を伸ばして乗車したときでも窮屈にならないための工夫とか、腰にベルトがついているのは、締めてばたつきを抑え、風の巻き込みも防ぐためとか
↑単なるファッション性のためだけではないことを説明する高橋センセー
↑バイクウエアって奥が深いんですね〜改めてシミジミ。1組の担任・朴澤明子先生の横でボクまでちゃっかり聴講させてもらいました
↑革のなめし方によって手触りや風合いが違うことを説明。高橋センセーが手にしているのは袖が取り外せるジャケットやベストに取り付けて楽しめる「革袖」
↑タンニンとクロムの違いをじっくり確かめます
↑でも「革袖」が回って来たら、やっぱり両腕通しますよね……
↑背中や肩、肘にプロテクターが内装されているライディングウエアもあると聞いて(写真は荒川静香さんがプロデュースしたライディングジャケット)
↑試着した子の背中をぽんぽん!
↑これはライダースジャケットの下にパーカーを着ていると見せかけたコーディネートですが
↑袖口とフード部分がバラバラに!下にパーカーを着ていたらごわつくけど、これならシュッとしたラインでカッコよく着こなせそうです。機能や安全性を備えながら、こうした遊び心が可能なんですね
↑講義終了後は、高橋センセーデザインのバイクウエアの数々を実際に手に取り、デザインはもちろん、素材の感触やどんな風に縫ってあるのかなどじっくり吟味。なかなか真剣です
↑「ライダースジャケットに採用されている数々の機能。ファッション性だけでなく、機能の意味を知った今、一般的に見過ごされているそれら機能をしっかり伝えるようなウエアに挑戦してみたい」「ライディングウエアって上着は知っていたけれど、パンツは初めてみました。こんな風になっているんですね」
↑「バイクのウエアのことは全然知らないし、バイクにあまり興味はないけれど(苦笑)、機能とデザインを両立したオリジナルな1着をつくってみたい」「テキスタイルでバイクウエアをつくったことがあって、今回、革を使えるとのことなので、俄然やる気満々です」といったウエア製作への興味はもちろん
↑「バイクに乗ると風になれる!後ろにしか乗ったことがないけれど」「この夏にバイクの免許を取る予定です!乗るならセローがいい」「バイクに乗っている人ってカッコいいイメージ!おじいちゃんがかつて乗っていて、そのイメージがあるのかも」「バイクを通じて知り合って結婚した両親の娘だから、私もバイクが大好き!遺伝です。免許はないですけどね(笑)」などなど、バイク自体への興味もなかなかのものでした
↑「バイクを通して得たものが多い。バイクに乗らないと見えない世界がある」などと話す高橋センセー。クールなライディング姿の写真に学生の皆さんは「カッコいい!」と大盛り上がり。バイクウエアから「バイクに乗る理由」「バイクの魅力」などにも話題は広がりました
↑この後、ここまでの2度の講義を受けて「モーターサイクルウェアをつくろう!」企画に参加したい学生を募集
ちょうど就職活動や卒業制作など、とてもとても忙しい4年生なので、何名が参加してくれるかはこれからですが、ヤマハとしては二輪の特性を知ってもらおうと、ウエア製作に参加してくれる方にバイク体験の機会を用意しています。免許がある学生さんは自分で、ない方にもタンデムシートに乗ってもらい、どんな機能があるとバイク乗車にもってこいなのか、バイクって乗ってみるとどんな感じなのか、実感いただく予定です。
それにしても、若いっていいですね〜シミジミ……ボクにもこんな時代があったのか!?
若い新鮮な感性と独創の発想力で今までにないバイクウエアをつくる彼らの様子は、後日またご紹介していきますので、ご期待ください!
・バイク用品「ワイズギア」
- 2016年6月20日