楽しく作られた！？「XSR900」のグッドデザイン・ベスト100受賞報告

2016年12月5日: その他イベント XSR900

こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。

年末となり、各所で「出場」、「受賞」、「ノミネート」といったニュースが耳に入ってくる機会が多くなったのではないでしょうか？
ヤマハも同様で、今年話題となった製品に対して「受賞」や「ノミネート」などの嬉しい知らせが舞い込んでくるようになりました。
2016年4月の発売以来、好評いただいているXSR900もそのひとつです。

まず、お馴染み"G"マークで知られるグッドデザイン賞。
60年目を迎える同賞ですが、今年度は4,085件の審査の中から1,229点の製品を選出。そして例年、さらに選りすぐられた製品がグッドデザイン・ベスト 100として賞を授与されています。

そのグッドデザイン・ベスト 100にXSR900は2016年自動2輪車として唯一の受賞。

↑そのグッドデザイン・ベスト 100にXSR900は2016年自動2輪車として唯一の受賞。

「職人の手作業によるヘアラインが入ったアルミ製燃料タンクカバーには作り手の魂を感じる。」（審査員コメント抜粋）
詳しい受賞内容はこちらを参照ください。

そしてベスト100の受賞展が開催された東京ミッドタウン（10月30日)にて、「ベスト100 デザイナーズプレゼンテーション」と題し、XSR900誕生のストーリーを紹介しました。

↑XSR900デザインチームの"生"の声を聞ける機会ということで東京ミッドタウンに来ました。いつもは忙しそうな六本木のビジネスマンが行き交う入り口には今年話題となった力強いレッドカラーの農業トラクターや芝刈機の展示がありました。

↑こちらは今年のグッドデザイン大賞のオーサグラフ世界地図。歪みを抑えて、面積がより正確になった地図だそうです。グリーンランドがオーストラリアよりも小さいことなどがわかる新しい地図をテレビやネットを通じてご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか？

↑注目の製品の近くにXSR900の姿がありました。会場に展示された唯一の二輪車に思わず足を止まり、じっと見つめる方も。柱の影からXSR900を見守りましたが、興味をもつ女性がかなりいらっしゃいました。そろそろプレゼンテーションの時間ということで会場へ向かうことにします。

「グッドデザイン・ベスト100 デザイナーズプレゼンテーション」のステージにはXSR900の商品化に尽力し、プロジェクトチームを支えたデザイン企画の安田さんの姿が。

↑「グッドデザイン・ベスト100 デザイナーズプレゼンテーション」のステージにはXSR900の商品化に尽力し、プロジェクトチームを支えたデザイン企画の安田さんの姿が。
発表後に安田さんから話を聞かせてもらう機会がありました。

「ヤマハのモノ創りが評価されて嬉しく思っています。XSR900はアルミタンクカバーからボルトの細部まで設計や製造との議論を重ねて完成しました。アルミタンクカバーは量産製品でありながら、バフ掛けという職人の手作業が必要な部分があり、一つ一つ違う特別な一台となっています。そういった難しさを乗り越えられたのは企画、デザイナー、設計、製造のチームが一丸となれたことが大きかったと振り返るたびに感じています。いろいろなメンバーがそれぞれの立場で製品を高めようと意見交換したものが、今回のモノ創りにつながりました。チームで同じ気持ちになって楽しく製作できたと思っています。」

笑顔で制作ストーリーを話してくれた安田さん。印象的だったのは「チーム」と「楽しくつくれた」という言葉。安田さんの人柄だからこそ、きっと楽しさの溢れたチームでXSR900がつくられていったのだと思います。

さらに詳しいXSR900の情報にご興味のある方はこちらをクリックください。

さらにXSR900を、12/9（金）-10（土）に横浜美術館で開催される日本流行色協会主催のオートカラーアウォード2016に出品します。毎年、優れたカラーデザインの自動車（と二輪車）に対して授与されるオートカラーアウォードですが、昨年は「MT-25/07/09/09トレーサー」のRB（レースブルー）シリーズカラー戦略で特別賞を受賞しています。昨年の受賞はこちらを参照ください。