【WEB小説】京王女子とビーノ男子vol.1「かわいい」って最近言われてますか?
- 2017年5月10日
共同生活を始めて早3ヶ月。10歳下の彼と私の奇妙な恋愛だ。
年上の彼しか経験がない私。
年上なら甘えられると思って年上とばかり付き合ってきたけど、結局背伸びしてただけで。
オジサマの扱いには慣れていても、ユトリやヘイセイ人との関わりは未知。
というかどう接していいかわからなくてなんだか苦手。
始めは年下なんて、「私が大学生のときに・・中学生?!」とか犯罪じゃん!って
自分にブレーキをかけてきたけど
案外始まってみると心地いい。
歩いてすぐに家があるなんて偶然も重なって・・・
節約かねて一緒に暮らしてみよう、から始まった共同生活。
ケンカもしないし、こだわりもあまりない。
柔軟剤だって私の好きなものに合わせてくれる。
年上の人は自分のルールやこだわりが築かれてて、私が妥協しないといけないことが多かったな。
年齢を重ねるとそうなっていくみたい。
そういう私も・・・自分が正しいと思っているコトが周りには正しくないコトでもあること、彼が気づかせてくれた。
彼の持っているコトを測るものさしは直線のカタチをしていないんだろうな。
今年の母の日は「女性への感謝」の日。
母の日は、母じゃなくても、いつもいちばん思ってくれている大切な人に贈る日だとか言い出して、プレゼントしてくれた彼
振り返ると不思議だけど、
等身大でいられるし、
年下の彼にとっては初めての彼女らしいから、試行錯誤してがんばってくれている。
「年上の女性」としてではなく、「彼女」として。
・・そういえば、新しいフランス大統領のファーストレディも25歳年上女性だっけ。
モー○ング娘や〇ikoを歌っても「聞いたことある!」だけど、何でも受け止めようとしてくれる。
ジェネレーションギャップを感じるネタとあうと、RPGで初めて出た隠れアイテムに喜ぶみたいにとても楽しそうな顔してる。
年齢差を感じないのは、彼がそういう人だからなのかも。
そんなイタイ私でも「かわいい」と言ってくれる初めての年下。
次回vol.2「出会いはマナー違反」は、2017年5月12日(金)公開予定です。
※このWEB小説は、ビーノのカラー(ベージュ)が京王線車両のラインの色に似ていたことから膨らんだヤマハ発動機の社員の妄想を、京王電鉄さまの御協力により表現したものです。
【撮影協力】
京王線のマスキングテープ、かわいかったです!
【関連リンク】
・京王電鉄さまの京王沿線生活マガジン「あいぼりー102号」(対談記事やプレゼントもあります!)
- 2017年5月10日
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