New MT-09発表
- 2021年6月22日
こんにちは、ヤマハ発動機販売 小池です。
2014年に日本に初登場したMT-09も3代目となり、今回初のフルモデルチェンジとなりました。初代から刺激的なマシンを手足のように操れるという意味合いの"The Rodeo Master"をコンセプトに掲げ、その官能性能とデザインで世界のライダーの話題を呼び人気モデルとなりました。
新型MT-09は、刺激的な走り、操る楽しさを更に進化させ、機能を突き詰めた"MTシリーズの顔"ともいえる新たなデザインで登場します!
走りの面でも大きく性能向上しましたが、まずはデザインから見ていきましょう。
無駄なモノを極力省き、高い運動性能をデザインからも感じ取れる造形となっています。
新たに採用したTFT3.5インチメーターは、ライディングに必要な情報を分かりやすく表示するとともに、コンパクトな外観とETCインジケーター表示機能も搭載しています。二輪車用ETC JRM-21を装着すると、メーター内のETCインジケーター表示機能を使用できます。
カラーはMT-09が3色、MT-09 SPが1色展開となります。
MT-09パステルダークグレー(グレー)
MT-09ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
MT-09 マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)
MT-09 SPブラックメタリックX(ブラック)
MT-09 SPは下記のような専用装備があります。(一部紹介)
・SP仕様専用のフロントサスペンション
・オーリンズ製リアサスペンション
・DLCコーティングインナーチューブ
※DLC(ダイヤモンドライクカーボンコーティング)は耐摩耗性を高める技術
・クルーズコントロールシステム
・専用カラー(ブラックアルマイト)のハンドルバー、レバー類
・バフ&アルマイト処理のリアアーム
・ダブルステッチシート
・スモーククリア処理のリザーバータンク
性能面でもかなりアップしたMT-09。
詳しくは製品ページを見ていただくとしてここではサラッと紹介します。技術モリモリです。
排気量アップした新設計888 cm3の水冷・DOHC・3気筒・YCC-T(FI)平成32年排出ガス規制適合エンジンは、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフト、クランクケース等主要パーツのほとんどを新設計。
最新のCFアルミダイキャスト技術により、最低肉厚1.7mmを実現した軽量アルミ製フレームを採用。
車体全体で約4㎏軽量※に仕上げています。
※MT-09 ABS 従来モデル比
新しいアルミホイール軽量化技術(SPINFORGED WHEEL)を採用して前後で約700gの軽量化を実現。
1.5段膨張室サイレンサーと左右シンメトリーのテールパイプ、3本の吸気ダクトを備えたエアクリーナーボックスの採用で、5,000回転までは排気音を、それ以上の回転数では官能的な吸気音を楽しめるよう、サウンドもデザインしています。
大型初心者も安心して"The Rodeo Master"に挑戦できる、新開発の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載。
下記の機能をIMUからの情報を活用して制御しています。
・トラクションコントロールシステム
・LIF:リフトコントロールシステム
・SCS:スライドコントロールシステム
・BC:ブレーキコントロール
また、アップ&ダウン対応のクイックシフターや、APSG(スロットルバイワイヤ式のYCC-T)などを新たに搭載しました。
MT-09の開発ストーリーも公開していますのでぜひご覧ください。
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-09/story.html
こちらは開発者インタビューの動画になります。
新しいMT-09の発売日は、MT-09 SPが7月28日、MT-09が8月26日となります。
- 2021年6月22日