半世紀以上も前から続くヤマハの安全普及活動。受講者の皆さんに寄り添ったレッスンが信条です。
- 2021年12月9日
みなさん、こんにちは ( ̄0 ̄)/。
YRA(ヤマハ ライディング アカデミー)事務局・加藤です。
2021年も、コロナ対策を徹底しながらではありましたが、YRA開催年間スケジュールを無事終えることができました。ご参加くださった方はもちろん、緊急事態宣言により開催が中止となったり、抽選の結果、ご参加いただけなかったみなさんも含め、YRAに興味関心を抱いてくださったみなさん、ありがとうございました。
※写真撮影のため一時的にマスクを外しています(以下同)
【ヤマハ発動機が取り組む安全普及の歴史】
そもそもヤマハ発動機では、ヤマハ製品を「正しく」「安全に」、また「楽しく」「役立つように」お使いいただくため、古くからさまざまな方法で安全・普及活動を行ってきました。
↑例えば、1968年に開始した「トレール教室」。
本格的なオフロード走行性能を備えた商品名「ヤマハトレールDT-1」発売と同時に、オフロード ビギナーの方を中心に、効果がわかりやすい土の上で、ブレーキのかけ方や体重移動のコツ、車体の挙動変化など、オフロードバイクの正しい扱い方や楽しさを体験してもらう機会を提供しました。
↑その翌年1969年には、原付1種の免許取得を促進するため、「ヤマハ原付免許教室」をスタート。当時の日本楽器製造(現・ヤマハ株式会社)の「ヤマハ音楽教室」がお手本で、受講者は開設1年で16万人にも上りました。
そして1972年には、「普及本部」のもと、安全普及とスポーツ・レジャー普及を企業活動として明確にしました。それによって交通規則やマナーの知識習熟をはかる免許教室・安全運転教室(座学)、安全に走る技術を体験で学ぶライディング教室(実技)、技術を高め、楽しみを広げるモータースポーツイベントによるヤマハ独自の基本メニューと運営ノウハウが確立されました。
こうして半世紀も前の時代からヤマハ発動機は、利用者の安全啓発を企業活動のひとつと捉え、製品と安全啓発とをセットで、しかも楽しむ要素も加味して提供してきたのです。
【YRA「大人のバイクレッスン」の概要】
現在のYRAは、ヤマハの普及活動精神を脈々と受け継ぎながら、二輪免許をもっているものの、運転に自信がないビギナーやリターンライダーの方を対象とした「大人のバイクレッスン」と
子どものバイク体験を保護者がサポートしながら一緒に学ぶ、小学生向けの「親子バイク教室」の2本立てで全国各地にて開催。
中でも「大人のバイクレッスン」は、レッスンを受けた後にバイク購入し(又はバイクレンタル利用など)、公道に出ていける様に、受講者の皆さんに寄り添ったレッスンを心がけています。そのためレッスン内容も色々なコースをご用意。
◎クローズドの場内のみでライディングの基本を復習するレッスン(ライディング技術を視覚化する「ヤマハ・ライディング・フィードバック・システム」導入)
◎場内でライディングの基本を復習した後にプチツーリングに出かけるオンロードレッスン&ツーリング
◎オフロードの基礎が学べるオフロードレッスン
◎バイク仲間づくりにも一役買っていると好評の女性限定・若者限定レッスン
いずれのレッスンも基本はビギナーの方に合わせたレッスンであり、「クラッチを繋ぐ操作から再確認したい・・・」という方こそ大歓迎なのです。
【YRA「オンロードレッスン&ツーリング」の概要】
YRAのレッスンの中でもオンロードレッスン&ツーリングは、公道走行デビューとなる参加者が多いことが特徴です。せっかく二輪の免許を取得したものの、一人で公道を走るのが不安で、そうこうしているうちに20年余り経ってしまった!なんて方も少なくありません。
先日のYRAに娘さん(右)と一緒に参加くださった方(左)がまさにそうでした。
20代の時にバイクの免許を取得するも28年間乗っていなかったそうで「知人にYRAを受講した方がいて、教え方が上手だから参加してみるといいよと勧められて申し込みました。
レッスンが始まった最初はどうなることやら。本当に今日、公道を走ることができるようになるのかとても不安でした」とのこと。
表情がまさに不安でいっぱいの様子・・・。
「インストラクターが一人ひとり本当に丁寧に指導してくれました。分かりやすく、繰り返し教えてくれたのが良かったです」
YRAでは、インストラクターがバイクを支えるなどして、安心して練習してもらうことはもちろん、並走して走りを見ながらアドバイスしたり
一緒にバイクに乗って挙動を体感してもらったり、色々な手法でライディングのコツをお伝えしています。
また、わからないことや難しいことなど、インストラクターになんでも気軽に聞いてもらえるような雰囲気づくりも心がけています。
レッスンメニューも受講される方に合わせて、その時々で臨機応変に変更しながら、とにかく「走る・曲がる・止まる」の基本を身につけていただいて、最優先目標「公道走行デビュー!」を実現することに全集中。
「午後のプチツーリングでは、乗れる人が伴走してくれたこともあって、安心して公道を走ることができました」
公道に出る前には、複数台でのツーリング時の注意事項やポイントを説明させていただいています。
プチツーリングの際には、インストラクターが先頭と最後尾についたり、場合によってはエンストなどに備え、後続車にせっつかれたりしないよう、グループの最後尾に四輪車を配備したりもします。
「青い空に流れる雲がきれいで。本当に気持ちよかったです。景色を楽しむゆとりもありました」と初めての公道デビューを楽しみ、喜んでいただくことができました。
一緒に参加された娘さんは「20歳の時に二輪免許を取ってバイクも買ったのですが、公道を走る恐怖感が拭えきれず、乗らなくなってしまいました。」
「今日は、とても丁寧に教えてもらい、バイクの操作が上手くできるようになった感じがしています。今日のようなレッスンやイベントがあれば母とまた一緒に参加したいです」
こうした母娘の参加者さんの他にも、免許をとってどんなバイクを買おうか悩んでいるうちに操作に不安を覚えて乗らなくなってしまったという方は本当に多いのです。
長野県からわざわざ静岡会場のYRAにご参加いただいた方もそのひとり。
「何か新しい趣味を始めたいと、4年前にバイクの免許を取得。せっかく取ったもののバイクを買いに行くタイミングを逃してしまって、公道を走ることが不安になってしまいました。
そんな折、【バイク スクール】で検索してYRAがヒット。教習所もそうですが、基本、クローズドコース内でのレッスンばかりの中、YRAは、公道走行も体験できる内容がとても良かったです」
「最初はなかなか上手に発進操作ができなくて、公道に出られないかも・・・と不安になった時もありましたが、今日は、本当に楽しかった。教え方がわかりやすくて良かったです。
プチツーリング中はエンストしたらどうしようと、終始緊張してましたけど(笑)。
今年の目標が、"バイクを買う"なので、その目標に一歩近づけたと思います。今は、どんなバイクを買おうかが悩みどころですね」と満足いただいたようでした。
【YRAでの経験を持続させるための工夫】
YRAに参加したことで、バイクに乗ることに少し自信が持てたみなさんに、その感覚を忘れて欲しくないとの思いから、YRAでは「ヤマハ バイクレンタル」の利用をお勧めしております。
なぜ、ヤマハ バイクレンタル限定でお勧めしているかは『補償制度が充実』しているから。
乗車頻度や駐車場確保などの要因で、なかなかバイク購入に踏み切れない方に、まずはヤマハ バイクレンタルでバイクの楽しさや魅力を継続して体感いただければ嬉しい限りです。
中には、免許取得後、バイクレンタルを活用していたものの、もっぱらオートマチック車ばかり借りていて、公道走行は問題ないけどマニュアル操作が不安で参加くださった方もいらっしゃいました。
名古屋から静岡会場のYRAにご参加いただいたこちらの方がそうです。
「今年の5月にバイクの免許を取得。4、5回ほどバイクレンタルを利用しました。でも、XMAX始め、スクーターばかり。
日本平や伊豆などに友達と一緒にツーリングに出かけ、ツーリングの楽しさは体感していました」
「最初、勘を取り戻すまでは、ちょっときつかったのですが、インストラクターの教え方がとても上手で、確かにこんな操作をやっていたな、とすんなり思い出すことができました。5月に免許を取って半年ほど。クラッチやギアの操作方法を忘れかけていたこのタイミングで受講できて本当に良かった!」
「マニュアルの方が、バイクを扱っている感があって楽しいですね。頻繁に操作が求められるようなワインディングとかに走りに行きたいです。
しょっちゅうバイクに乗れるわけでもないし、駐車場の確保も難しいので、まずはレンタルでバイクライフを楽しみたいと考えています。
両親に弟と家族全員バイクに乗るので、家族みんなでツーリングに行けたらいいな」
ご家族そろってのツーリング、素敵ですね。
YRAではレッスン終了後に、今後のバイク選びの参考になればと、「YZF-R25」や「MT-03」など、ビギナーの方に人気の車種の試乗会も行っている会場もあります。
次回のYRA開催は、来春以降に再開予定(スケジュール公開は2022年2月頃予定)です。免許取ったばかりの方やバイクの免許は持っているのに不安でなかなか乗り出せない方、私たちと一緒にその不安を解消しませんか?
一度、YRAを受講してみてくださいね。せっかく取得した二輪免許、楽しむために活用しましょう!
【関連リンク】
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