本文へ進みます

時代を超える?タイムレスなデザインの魅力を「カラーと陰影」でスケールアップ! 2025年モデル XSR125新色のカラーリングストーリーをご紹介します

2025年4月16日

こんにちは。ヤマハ発動機販売 小林です。
今回のブログでは、2023年に発表して大きな話題を呼んだXSR125の2025年カラーを紹介します。

親子バイク

XSRシリーズは、ヤマハの提唱する「ネオクラシック」を体現するモデルで、シリーズを通じて単なるアンティークや古めかしさではなく、時代を超える?普遍的な美しさを醸し出すデザインにこだわって造り込まれたモデルです。
125ccモデルではありますが、XSR900やXSR700同様に細部までこだわって上質なスタイリングを実現しています。

親子バイク

2025年モデルは、定番カラーのブラックに加え、XSR125のイメージを一新するような、個性的かつ新しさも感じさせる2種類の新色をラインナップしました。

「あれ、このブラウンはどこか懐かしい雰囲気......?」と感じた方も多いのでは。
2025年モデルの新色は、カラーリング担当者が試行錯誤を重ねて生み出されたカラーなんです。この新色が生まれるに至ったストーリーを担当者に聞きましたのでご紹介します!

----------------------------------------------------------------

親子バイク

2025年モデル XSR125
カラーリング企画:プロダクトデザイン部 溝越 万莉
カラーリングデザイナー:株式会社 GKダイナミックス 松田 築さん

「ネオクラシック」というコンセプトから
「ネオ」を強調したシルバー、「クラシック」にフィーチャーしたブラウン

親子バイク

カラーリング企画:溝越
XSRシリーズをご購入いただくお客さまは、バイクに乗ることそのものを楽しむのはもちろん、バイクのあるライフスタイルを愛し、バイクを「日々を彩るアクセント」として捉えてくださる方が多いです。そういった方々に、XSRの上質なデザインをファッションの一部としても受け止めていただいているように思っています。
そこで、2025年モデルXSR125は皆さんのバイクライフを彩る3色のカラーラインナップを設定しました。

XSR125の造形の美しさをシンプルに伝える定番色のブラックは継続し、今回新しく登場するカラーはライトブルーイッシュグレーメタリック9(シルバー)とベリーダークオレンジメタリック1(ブラウン)です。
これはXSRのコンセプトである「ネオクラシック」という言葉を、異なる2つの角度から解釈したカラーなんです。

親子バイク

カラーリング企画:溝越
XSRに冠される「ネオクラシック」という言葉は、近年さまざまなジャンルで人気を博しているキーワードですが、私たちは、特定の古い時代のスタイルを指すのではなく、クラシカルなスタイリングに+αの新しい要素を取り入れ、タイムレスな美しさを感じさせるものであるべきだと考えています。

親子バイク

カラーリングデザイナー:松田さん
2025年モデルのカラーリングでは、そのコンセプトがしっかり伝わるものを提示したかったんです。シルバーは、XSRのアイデンティティである造形美をより際立たせるカラーとして。
そしてブラウンは、「時代を超える上質さ」をカラーとグラフィックで表現しつつ、遊び心も失わないカラーデザインにしたいと考えました。

具体的にお話しすると、XSRのキーワードである「ネオクラシック」のうち、シルバーは「ネオ」の要素、そしてブラウンは「クラシック」の要素にフォーカスして落とし込みました。


XSRのアイデンティティ「タンクの造形美」を最大限に伝える
計算されたダークトーンのシルバー

親子バイク

カラーリングデザイナー:松田さん
シルバーは、「ネオクラシック」の「ネオ」にフォーカスしたカラーリングです。
これは、XSRを象徴するタンクの造形美をより象徴的に魅せられる色として考案しました。
シルバーというカラー自体はこれまでのモデルにも数多く展開されてきましたが、今回採用したライトブルーイッシュグレーメタリック9(シルバー)は、既存のシルバーよりもぐっと色が深くてダークトーンで落ちついた色味なんです。かつ塗料の粒子が細かいため、タンクの造形、とりわけ凹凸の陰影が強調され、見る人にスタイリッシュで都会的な印象を残します。
そして、タンク以外はブラックに統一することで、見た目を引き締めるとともにタンクの造形が強調され、シンプルなカラーながらXSRのアイコニックな魅力を存分に強調してくれています。

親子バイク

カラーリング企画:溝越
このカラーでは、タンクの上に配置される「YAMAHA」のロゴが立体エンブレムになっていて、エンブレムそのものにも陰影が生まれ、より上質なシルエット感を生み出すことに寄与しています。また、今回採用したシルバーは、金属の質感を表現できるカラーという点にもこだわっているんです。


ヤマハのクラシックバイクの定番グラフィックを
最新の車体であるXSRに再現した「ブラウン」

親子バイク

カラーリングデザイナー:松田さん
「ベリーダークオレンジメタリック1」というカラー名称ですが、ブラウンの中に細かなオレンジ色のフレークが散りばめられていて、光が当たるとキラリと美しく光るんです。シックでありつつも情緒的で遊び心のあるカラーになっています。
室内で、屋外で、朝に、夜にとさまざまなシーンで、光によって表情が移ろっていく魅力をぜひ楽しんでいただきたいです。

親子バイク

カラーにもこだわってデザインしましたが、このブラウンではグラフィックにもぜひ注目いただきたいです。
昔ながらのクラシックバイクでは、ティアドロップ形状のタンクに、タンクを垂直に切ったような曲線のライングラフィックを施し、ニーパッドをあしらうというのが定番のデザインでした。このトラディショナルなグラフィックを現代的な造形のXSRのタンクで再現することにトライしています。

親子バイク

カラーリング企画:溝越
XSRのタンクはティアドロップ形状とはまったく異なる形なのですが、デザインワークであたかもティアドロップと錯覚するようなグラフィックとしているんです。
また、タンクのエンブレムは音叉マークを採用しています。実は、XSRシリーズではこのXSR125のブラウンが音叉マーク初採用なんです。

このカラーと形状に、言いようのないノスタルジーを感じた方がいるかもしれません。
というのも、このカラーリングは、ヤマハのクラシックスタイルを象徴するSR400のデザインを想起させるものになっているからです。SR400で伝統的に育まれてきた、ある意味レジェンドなデザインを最新のXSR125で表現することは、すなわち「タイムレス」というキーワードの具現化でもあると考えています。


試行錯誤を繰り返して生まれた新カラーリング
ぜひ多くのお客様の目に触れてほしい

親子バイク

カラーリング企画:溝越
2025年モデルXSR125に登場する2つのNewカラーは、これまでにないものを作りたいという意欲もあいまって、開発中には相当な試行錯誤があったんです。

シルバー、ブラウンともに強く意識したのは、光による陰影が与える印象の違いですね。
2台並べて横から見ると、シルバーは銀一色なのですが、タンクの凹凸が強調され、エッジが立っているのがよく分かるんです。一方のブラウンは、その凹凸があまり気にならず、まるでティアドロップ形状のタンクのように感じられます。
実はこれも、意図した演出なんです。シルバーは光を細かく反射する新色を使うことで、タンクそのものの凹凸がくっきりと陰影として浮かび上がり、ドラマティックな印象を与えてくれるように。一方のブラウンは、ダークトーンに明るいシルバーのラインを施しているため、タンクそのものの陰影よりも、ブラウンとシルバーの色の違いが目に留まり、グラフィックが際立つ仕掛けになっているんです。

親子バイク

カラーリングデザイナー:松田さん
ブラウンのグラフィックは、ゴールドストライプのデザインにとても苦労しました。
一見タンクのアウトラインに沿って何気なく引いたようなラインに見えるのですが、シンプルなだけにわずかな歪みが違和感になってしまいます。ラインの細さはどれぐらいが適切か、ラインの形状はどうすればもっとも美しく見えるのか、コンマ5mm単位で比較しながら細かく検討しました。また、デザインしたものを実際の製品で実現できるのかという問題もあり、ラインを引くのに試行錯誤したんです。さらに生産現場の方々とも何度もやりとりして、ようやく完成にこぎつけました。

親子バイク

カラーリング企画:溝越
これはXSRに限った話ではないのですが、バイクのグラフィックデザインというのはかなり特殊なもので、あらゆる角度から見られることを想定して作らなくてはならないんです。
デザインスケッチは車体を横から見たアングルで描かれるのですが、ライダーが実際に見るのは、車体に跨がったライディングポジションからの見た目の方が多い。さらに、バイクというものは、前からも後ろからも下からも見られることがありますから、どこから見てもデザインスケッチで見たイメージになるように留意されています。

みなさんが愛車をご覧いただくときは、そういうところも意識して見てみると見慣れた愛車にも新たな発見があるかもしれません。


----------------------------------------------------------------
いかがだったでしょうか。

今回紹介したデザイナーこだわりの2025年モデル XSR125の新色のライトブルーイッシュグレーメタリック9(シルバー)と「ベリーダークオレンジメタリック1」(ブラウン)をぜひ店頭でご覧ください。

親子バイク

・全国の販売店検索はこちらから>>

さらに、YSPの専用サイトからは各店の試乗車や展示車を確認することができます。

親子バイク

・YSP試乗車/展示車検索はこちらから>>

それではまた。

■関連情報

親子バイク

諦めないで! 足つき性が約30mm向上するアクセサリーパッケージ XSR125 Lowが登場しました

XSR125製品ページ

XSR125アクセサリー

2025年4月16日

モデル別記事

ページ
先頭へ