基板外観検査装置とは
基板外観検査装置は、AOI(“Automated Optical Inspection”の略称)とも呼ばれ、基板の実装状態を検査する装置です。
基板外観検査装置は、AOI(“Automated Optical Inspection”の略称)とも呼ばれ、基板の実装状態を検査する装置です。基板を複数回撮影し、実装工程で電子部品が正しく搭載されたかを検査します。リフロー工程の前に検査を挟むことで、実装不良の早期発見と損害の早期抑制を叶えます。またリフロー後には再度検査を行い、基板上の部品が正しい位置・向きで正常にはんだ付けが行われていることを確認し、基板としての品質保証を行います。
検査工程
検査装置の仕事は搭載とリフローがうまくいったかの確認作業です。
検査の必要性
完成品がきちんと出来上がっているかの検査はもちろんのこと、どの工程で、なぜ不良品が出来上がったかの分析も行っています。そのため、不良の原因を突き止めて修正することができ、不良の発生を食い止めることが可能です。
リフロー前搭載後のAOIの役割
弊社では上図のようにマウンターとリフロー炉の間にもAOIを設置することを推奨しています。チップ搭載工程の直後にAOIを置くことで、不良の早期発見と再発防止が叶うためです。また改善や修正が不可能となるリフロー工程前に対策できる余地が生まれるため、基板や電子部品ロス削減にも繋がります。
検査工程には、こんな技術が必要!
「あらゆる角度から、鮮明な画像で検査する技術」
電子部品の形は様々です。背の高い電子部品、1mm以下の電子部品、鏡面仕上げの電子部品など多様なサイズと形を鮮明に映し出し、見えづらい不良まで発見する技術が検査装置には必要です。
2D画像、3D画像、4つのアングルから見た画像、3Dレーザーなどを使って電子部品や基板の特性に合わせた検査が可能です。時には、それらの画像を組み合わせるハイブリッド技も駆使し、不良発見から問題解決までを担う検査装置を開発しています。