タラのピリ辛鍋
鍋にピッタリのタラと海老を、すり身にして一手間掛けたお鍋です。
タラ12月~1月にかけてとれる。旬もこの時期。
冬が旬で、身が雪のように白く、雪の降る頃に脂がのって美味しくなります。
厳寒の頃に捕れるタラは、格段に脂がのり丸々と太っているため特別に【寒鱈】と呼ばれています。
魚の中でも特に大食漢で、自分の体長の2/3くらいの大きさのものは折りたたむようにして胃袋に入れてしまいます。その大食ぶりは、「たらふく食べる」(「鱈腹」は当て字)という言葉の語源にもなっています。
低カロリー高タンパクで、他の魚類には少ないビタミンA、D、Eを多く含み、ビタミンAは視力の維持や皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンDは体内でカルシウムやリンの吸収をよくする働きがあります。また、皮にはお肌をきれいに保つコラーゲンが豊富です。
鍋のほかに、フライ、ムニエル、ホイル焼き、煮付け、炒めもの等、様々な調理方法で美味しくいただけます。
タラのピリ辛鍋
鍋にピッタリのタラと海老を、すり身にしてひと手間掛けたお鍋です。中華スープと豆板醤でピリ辛の味付けにしました。
材料(4人分)
-
- タラ…1尾
- 海老…12尾
- 豚肉…12枚
- えのき…1袋
- 生しいたけ…8枚
- 白菜…1/4個
- 万能ねぎ…1束
- <調味料>
-
- 卵白…1個分(溶く)
- 片栗粉…大さじ1
- 酒…大さじ1/2
- しょうが汁…大さじ1/2
- 塩…少々
- <だし汁>
-
- 水…6カップ
- 酒…1/2カップ
- 中華スープ素…大さじ1
- 薄口醤油…大さじ1
- 塩…少々
- <付けたれ>
-
- 醤油…大さじ5
- 砂糖…大さじ2
- 酢…大さじ2
- 西京みそ…大さじ2
- 豆板醤…大さじ1
作り方
01頭を落とし腹ワタをかきだす
ウロコを引いた後、胸ビレのつけ根から包丁を入れて頭を落とす。
腹の下に頭側からしっぽに向けて包丁を入れて、腹ワタをきれいにかきだす。
023枚におろす-1
腹の下から包丁を入れ骨に沿ってだんだん深く切っていく。次に背の方を向けて尾の部分に切り込みを入れてから骨に沿って切っていき、最後に尾から包丁を入れ中骨に沿って切り落とす。これで2枚おろし。
033枚におろす-2
次に、骨のついた身の方を腹側から骨の下に包丁を入れて骨に沿って切っていく。同様、背からも骨に沿って包丁を入れる。最後に尾のところから一気に切り落とす。これで3枚おろし。
04腹骨をそいで、皮を引き、切り身にする
最後に両方の身についている腹骨をそぎ落とした後、皮を引き、切り身にする。骨がある場合は骨抜きで抜いておく。
05タラと海老をたたきにし、調味料とあわせる
殻と尾と背ワタを取ったえびと、タラを包丁で細かくたたいて、調味料(卵白、片栗粉、酒、しょうが汁、塩)と良く混ぜあわせる。
06野菜を切る
白菜はざく切りにし、万能ねぎは豚肉で巻く用に10cmの長さと、たれ用に小口切りにしておく。
07鍋の具を作る
豚肉をひろげ、タラと海老のたたきをのせ、その上に万能ねぎをのせて巻いていく。えのき巻きも同様に作る。
生しいたけは軸を落としてたたきを詰めていく。
08鍋の具を煮立てる
鍋にだし汁用の材料を入れ煮立て、白菜、豚肉巻き、えのき巻き、しいたけ詰めを入れ、火が通ったら万能ねぎを加える。
09仕上げ
ピリ辛の付けたれを添えたら、出来上がり。