サワラの香味野菜添え
若狭汁を塗って焼き上げ、香味野菜を添えました。
サワラ9月~4月にかけてとれる。旬は10月~2月。
サワラはサバ科の魚で、出世魚としてめでたい時の料理に添えられる魚です。これからの季節「春」が旬なので「鰆」と書くそうですが、成長は早く、6ヶ月で約40cm、1年半で約60cm、2年で60~80cmになります。
上品な白身で、鮮度が良ければお刺身で、また、照り焼き・塩焼き・みそ漬けにしても美味しいです。
サワラの身は、タンパク質、リン、カリウム、ビタミンDに富み、ビタミンB2・ナイアシン・EPAやDHAの含有量も比較的多く、DHAは、イワシやサンマより多いといわれています。動脈硬化・高血圧予防、疲労回復、脳細胞の活性化などに効果があり、なかでも血圧の上昇を抑制するカリウムの数値が高いのが特長です。
サワラの香味野菜添え
若狭汁を塗って焼き上げ、香味野菜を添えました。塩焼きや照り焼きとは一味違う、ほどよくコクのある焼き物の味付けです。
材料(2人分)
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- サワラ…2切れ
- 塩…少々
- 長ネギ…1/2本
- キュウリ…1/2本
- ミョウガ…1個
- レモン…1/2個
- ドレッシング…適量
- 若狭汁(下記をひと煮立ちさせてから冷ます)
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- カツオ昆布だし…1/2カップ
- 酒…大さじ2
- 醤油…大さじ2
- みりん…小さじ1
作り方
01頭を落とす
片側の胸ビレのつけ根から包丁を少し入れた後、反対側の胸ビレのつけ根からも包丁を入れて、頭を落とす。
腹に切れ目を入れる。
02腹ワタをかき出す
腹ワタをかき出した後、さらに中骨まで包丁を入れ、血合いを取り除く。
腹の中をきれいに水洗いし、すぐにふきんで水気を拭き取る。
033枚におろす-1
腹の下から尾に向かって包丁を入れ、骨に沿ってだんだん深く切っていく。
次に背からも包丁を入れる。
033枚におろす-1
全体に浅く切れ目を入れた後、骨に沿って深く切っていき、身を切り落とす。これで2枚おろし。
043枚におろす-2
骨のついた身の方を、腹から包丁を入れ、骨に沿って切っていく。次に背の方からも切れ目を入れ、骨に沿って切っていく。骨にしっかり沿わせると身を無駄にしないですむ。
043枚におろす-2
次に皮の方を下にして、骨の下に包丁を入れる感じで切り込んでいく。最後に尾のところから一気に切り落とす。これで3枚おろしの出来上がり。
05腹骨をきれいにそぎ落とし、切り身にする
腹骨をきれいにそぎ落とした後、3cm幅くらいの切り身にして、軽く塩をふる。
06若狭汁を作り、切り身に塗りながら焼く
分量通りに若狭汁を作り、切り身に塗りながら火が通るまでよく焼く。
数回に分けて塗ると良い。
07香味野菜を切って水にさらす
香味野菜は全て千切りにし、水にさらしておくとシャキっとする。
08仕上げ
焼けたサワラを皿に盛り、香味野菜を上に添え、お好みのドレッシングをかけたら出来上がり!