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仙台市・ティーズセンター店の佐藤健一さんが日本代表者として"ヤマハ世界整備士コンテスト"で世界No.1を目指す

2012年7月24日
こんにちは。ヤマハ発動機販売の山崎です。

5月18日のエントリー6月26日のエントリー、そして7月11日のエントリーとこれまで何度かご紹介してきた世界でNo.1のヤマハメカニックを決めるヤマハ世界整備士コンテスト「YAMAHA World Technician GP(ヤマハ・ワールド・テクニシャン・グランプリ)」。今年10月に開催される「YAMAHA World Technician GP」に出場する日本代表者がついに決定しました!

それは7月19日に開催されたヤマハ世界整備士コンテスト日本大会でトップの成績を収めた(株)ティーズセンター店(宮城県仙台市)の佐藤健一さんです。

佐藤健一さん
↑優勝した(株)ティーズセンター店(http://www.ts-sendai.co.jp/)の佐藤健一さん
「ヤマハ世界整備士コンテストに挑戦するのは今回で実は3回目。前回準優勝でしたので、今年こそというプレッシャーがありましたが実力を出し切り、今まで自分がやってきたことが評価されて嬉しい限りです。自分の仕事に自信が持てるようになりますね。
世界大会に向けては、何か特別なことをするつもりはありません。実力以上のものは出せませんからね。世界の中で自分のレベルがどれほどのものであるか、腕試しするくらいの気持ちで臨みたいと思います」

筆記競技によるエリア選考会を勝ち抜いた精鋭12名が出場したヤマハ世界整備士コンテスト日本大会は、実際に車両を修理・点検する実技競技と接客競技で競われました。

実技競技では巧妙な仕掛がいくつか施された不動のビッグスクーターを60分以内に修理・日常点検するという課題が出されました。ただ修理すればいいのではなく、取り外した部品や工具の扱い方、お客さまの車両に向き合う姿勢までもが評価の対象となります。また1時間という限られた中で対応するため、お客さまの話の内容から車両の不具合症状をどこまで見抜けるか、いわば経験値も得点獲得のポイントとなります。

実技競技
↑実技競技では、審査員が一対一で間近で審査する極度の緊張感の中、冷静に不具合箇所を見極め、与えられた使い慣れない工具で黙々と修復作業にあたらなければなりません。

一方接客競技では、動かない車両をお店に持ち込んだお客さまからオートバイの症状をどのようにどれくらい引き出せるのか、ヤマハ販売店としてどこまでお客さまの身になって分かりやすく説明し、よりよいバイクライフの提案となる情報を提供できるのかなど細かく審査。

接客競技
↑どんなことで困っているのか、どうしたらその問題が改善するのかなど、お客さま視点で厳しく審査される接客競技。

つまり日ごろの店舗での対応が見極められるのです。単に知識があるだけだったり、技術力が高いだけでは高得点は望めません。お客さまにいかに満足いただくか、サービスメカニックとしてヤマハのブランド力に適した総合力を判断するコンテストなのです。

こうした厳しい審査の結果、(株)ティーズセンター店(宮城県仙台市)佐藤健一さんが優勝、2位にYSP相模原中央(神奈川県相模原市)市川哲次さん、3位にはYSP広島高陽(広島県広島市)山崎光三さんが入賞されました。

佐藤健一さん
↑優勝した佐藤健一さん

市川哲次さん
↑2位のYSP相模原中央(神奈川県相模原市・http://www.ysp-sagamihara.com/)市川哲次さん
「朝からトイレに20回くらい行ったり、吐き気に襲われたりと、ものすごく緊張していました。エリア予選で1位になった時、お客さまに喜んでもらえたので、がんばるぞと意気込んで臨んだのですが、あまりにあがりすぎて...。整備実技も面接も力を出し切れずに終わってしまいましたので、2位という結果はものすごく嬉しいです。お客さま視点で客観的に厳しく審査される機会ってなかなかありませんので、これまで色々学んできたこと、がんばってきたことが評価されたと思うと、自信を持ってお客さまに接することができますね」

山崎光三さん
↑3位のYSP広島高陽(広島県広島市・http://www.ysp-hiroshimakoyo.com/)山崎光三さん
「日本大会出場にあたって"がんばってきてね"とお客さまから声を掛けられて、とても恥ずかしかったのですが、同時にそれががんばるモチベーションとなりましたね。でもプレッシャーに弱くて。整備実技は手応えを感じていましたが、接客の方はあがりすぎてしまい、あとからこうすれば良かったなど反省すべきことばかりでした。とにかく人と話すのが苦手。オートバイの症状や見立てといったことは得意ですので、今後はもう少し接客に力を入れて自信のある整備力をお客さまに喜んでいただくことに活かしたいと思っています」

上位入賞者以外の参加者のみなさんも「自分の実力を客観的に知るきっかけとなった」「メカニックが外に出て行く機会は少ないので、他のメカニックと知り合いになり、互いに情報交換したり、仕事へのモチベーションが高まった」などど、本コンテストがいい刺激となったようです。

ヤマハ発動機販売株式会社代表取締役社長・木村稔
↑ヤマハ世界整備士コンテスト日本大会 大会委員長 ヤマハ発動機販売株式会社代表取締役社長・木村稔(向かって右から2人目)
「当社はオートバイの販売・サービスを通してお客さまに"感動"を提供し続け、生活の豊かさ、楽しさに寄与することを使命としています。その中で、高性能・高品質でデザインに優れた商品を提供するだけでなく、購入後の安心感までをも含め"最高のおもてなしと安全・安心"、そして"ワクワク"を提供し続けたいと考えています。今回のヤマハ世界整備士コンテストやヤマハ独自のサービスマン教育プログラム『YTA(ヤマハ・テクニカル・アカデミー)』などは、その一環です。当社では、"ヤマハの販売店ならいつでも任せて安心"とお客さまに信頼いただけるよう、販売店さんとともにヤマハブランドを高めていく活動を続けていきます」

エリア選考会をクリアしたみなさん
今回の日本大会に出場した12名は、筆記競技によるエリア選考会をクリアしたみなさんです。

なお、世界No.1のヤマハサービスマンを決定する「YAMAHA World Technician GP」は10月23日・24日にヤマハ発動機本社内の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」にて開催されます。24日に行う実技および接客競技は公開審査のためどなたでも見学いただけます。平日ですが、お近くの方はもちろん、ツーリング途中などにお立ち寄りください。日本代表ティーズセンター店・佐藤健一さんへの応援と世界レベルのメカニックたちの寡黙な戦いを観戦してみてはいかがでしょうか?


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