レディースチャンピオンで現役JDの安原さやセンセーと土の上で楽しい1日を満喫♡
- 2016年7月13日
以前のエントリーで、初心者向けのオフロードイベント「RIDE ON DIRT(ライドオンダート)」についてご紹介させていただきましたが、その時インストラクターを務めてくださった、現役レディースモトクロスライダー・本田七海選手とヤマハのライディングスクール「YRA」のインストラクター・伊集院忍さんの的確で分かりやすい"笑顔のレッスン"にすっかりシビれてしまったので、今度は2015年全日本モトクロスレディースチャンピオン・安原さや選手による初心者向けプチ・レッスンが行われると聞いて、7月10日(日)富士ヶ峰オフロードで開催された「2016 RIDE ON DIRT in 富士ヶ嶺」に行ってきました!
↑当日は関東、静岡、山梨を中心に117名の方にご参加いただきました
「RIDE ON DIRT(ライドオンダート)」は開催場所によってイベントのメニューがさまざま
↑今回の会場では、レンタル車両と持ち込み車両ともに、各自の技量に合わせてコース内を走っていただく「オフロード走行」
↑ご家族そろって参加いただけるように「親子バイク体験」
↑親御さんの方が実は無我夢中だったりします
↑そして車両持ち込みの方限定で、安原さや選手によるプチ・レッスン付き「オフロード体験走行」の3コースを実施しました
↑「安全に楽しく乗るポイントをお伝えします」と講師を務めてくださった安原さやセンセー。お気づきかと思いますが、左肩を吊っています。ちょうど1週間前の神戸大会で負傷。安静にしているべきところを駆けつけてくださったのです
↑20分×2回×2グループのプチ・レッスン。まずは、ライディング姿勢から。ストーレートでは、スタンディングフォームがお勧め。石ころなどの障害物が目の前にあって越える時に立っている方が、衝撃が少ないので
↑ハンドルを握る手は、ぞうきんを絞った時のような角度で
↑水泳のバタフライのように上腕を自然に回してくると、ちょうどひじを張った角度でハンドルに手を置くことができます
↑フロントフォークの延長線上に頭が来るくらいの位置で
↑重心が高いと安定しないので、前かがみのまま腰を下ろします
↑結構へっぴり腰な感じでいいみたいです
↑視線は、不安でついフロントフェンダーの先くらいを見てしまいがちですが
↑路面の状況を早くにキャッチする意味もあって、最低でも1メートルくらい先を見るのがいいそうです。「出来る方はもっと先でも」と安原センセー
↑お一人ずつ姿勢を確認します。「前屈みに、もっと腰を引いて」とクイっと腰引く安原センセー
↑続いて、安心して走行するための大きな秘訣、ブレーキングについて。右から走行してきて、手前(右側)のパイロンでブレーキングを開始、奥(左側)のパイロンまでの間で止まれるようにブレーキをかけます
↑パイロンの間で止まれることを目指すのですが、実は、自分がどれくらいのスピードでどれくらいの量ブレーキをかけたら、どれくらの位置で止まれるのか、自分の技量を知るレッスンでもあるのです
↑ですので手前寄りで止まれたらもう少しスピードを出す練習をするし、パイロン内で止まれなければスピードを落としたり、ブレーキをもう少しかけるなど、調整します
↑ブレーキはフロント4リア6くらいの分量でかけると安定していいそうです
と、もうここで、あっという間に20分経過!「ハンドル」のイントネーションがかわいい
— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) 2016年7月13日
左肩を負傷しているにもかかわらず #安原さやセンセー(@sayayasuhara)がオフロードでのハンドルを握る手の角度やライディング姿勢における頭の位置や視線のポイントを伝授! pic.twitter.com/NajwkxxDBQ
↑プチ・レッスン後半戦は、コーナーリング。最も大切なことは視線だそうです
↑曲がる方向の足を斜め前に投げ出して、視線は曲がりたい方向の1メートル先に
↑この指差している位置がコーナー進入口として、コーナー入ります。ブレーキかけます。座ります。足出します
↑コーナー真ん中のあたりで、顔をクルっと行きたい方向に向け、それと同時にアクセルを開け始めます
↑アクセルを開けるときはゆっくりと。ぞうきんを絞るように......「ゆっくりじんわり開けてください。思い切り開けるとスリップしますよ」
安原センセー、ぞうきんの例えが多い気がします......
↑早速、みなさんにコーナーを走ってもらいます
↑みなさんの走りをチェックした安原センセー。「早めに足をステップに足を戻しましょう! 足がひっかかって怪我する危険性があります」とアドバイス
↑センセーご自身、足を戻すタイミングが少し遅れて、実際、怪我をされたことがあるのだそうです。また、早めにステップに足を戻すと、そこからスタンディングへ体勢を立て直しやすくなるのです
↑そして最後の仕上げとして、ハーフ・コースを走行しました
↑要所でもらえる安原センセーのガッツポーズ!
拡声器をフル活用しての説明が斬新♪
— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) 2016年7月13日
2015年全日本モトクロスレディースチャンピオン #安原さやセンセー がオフロードにおけるコーナーを安全に早く走るコツを伝授! pic.twitter.com/MSlyWKxqEk
↑気づけばお昼の時間でした
↑みんなでバーベキューを楽しみました
↑暑い夏に熱いバーベキューで汗を流す......テーブルが一緒だったことがきっかけで知り合いになったとおっしゃる方の姿も
↑お腹がいっぱいになったところで、安原センセーによるプチ・トークショーも開催。この春から短期大学に通い始めた現役のJD(ジョシダイセイ)! 現在、実践ビジネスコース課程を専攻していて、つい先日の模擬プレゼンテーションの授業では「街乗りバイクとオフロードバイクの面白さについて」(ほぼオール女子の)クラスのみなさんにプレゼンテーションしたそうです
↑少しでも臨場感をもってバイクの魅力、モトクロスレースの魅力を伝えようと、土の上をジャンプしている動画などを見せたところ、あまりにスゴ過ぎて「少し引かれたかもしれません......」と安原センセー。写真は、肩を傷めていたにもかかわらず、根性で走りきって3位表彰台を獲得した神戸大会の模様
↑普段は「DS250」を愛用している安原センセー。「街中は、潮風とか全身で感じながら乗れるし、ライダーの皆さんが気軽に声をかけてくれて、"バイク乗りはみんな友だち!"みたいなところが魅力。この間も見ず知らずのバイク乗りのおっちゃんにジュースをゴチになりました......」
でも、定期通学に憧れがあったので、通学は電車だそうです(写真は東京モーターサイクルショーヤマハブースでの模様)
↑一方「公道にある規制が一切ない中、自分の技量に合わせて思い切り走れるところがモトクロスの魅力」だそうです
安原センセー応援にモトクロス会場にも行きたいし、安原センセーのように土の上を楽しく思う存分走れるようになりたいし、安原センセーに負けないくらい、バイク乗りの皆さん全員と友だちになりたいし......。バイクって本当、いろんな魅力がありますね。JD!JD!
— ヤマハ バイク (@yamaha_bike) 2016年7月23日
春から短期大学に通い始めた #安原さやセンセー によるプチ・トークショー@ライドオンダート♪ 授業で「街乗りバイクとオフロードバイクの面白さについて」をプレゼンしたそうhttps://t.co/mfC6WU3e0k pic.twitter.com/L8gvvRc74Y
「RIDE ON DIRT(ライドオンダート)」は、「せっかくセローを持っているのに土の上を一度も走ったことがない!」「オンロードバイク歴は長いけれど、オフロードバイクは一度も......」「興味はあるけど、オフロード走行ができるバイクがない!」など、初心者の方向けオフロードイベントです。
ぜひお気軽にご参加くださいね。土と仲良く遊びましょう!
【関連リンク】
・ 全国各地で開催予定のオフロードイベント「ライドオンダート」
・セロー
・WR250R- 2016年7月13日