8/4のモトクロス全国大会で勝ちたいbLU cRU ライダーに現役ライダーらが特別レッスン!
- 2019年7月23日
みなさん、こんにちは。ヤマハ発動機販売・岡田です。
モトクロス各地方選手権シリーズのトップライダーが一堂に参集し、日本一を決める「2019 MFJモトクロス全国大会」が、8月4日(日)に行われます。そこで、全国大会に出場資格のある各選手権暫定ランキング15位までの「bLU cRU(ブルークルー)」メンバーを対象とした「特別事前走行会bLU cRUアカデミー」を全国大会と同じコース、宮城・スポーツランドSUGOにて開催しました。
「bLU cRU」は、ヤマハ「YZシリーズ」オーナーのためのレースサポートプログラムです。
会員特典には
◎bLU cRU賞(レース賞典)
◎レーシングサービス
◎モトクロスライディングスクール
◎ニューモデル試乗会
などがあります。
今回は、「MFJモトクロス全国大会」に出場資格を持つ、「bLU cRU」メンバーのみ参加可能な特別bLU cRUアカデミーです。
未来のトップライダーの登竜門と言われる全国大会で勝ちたい!と言うライダーの熱い気持ちに応えようと
元ヤマハファクトリーライダーで、現在、全日本モトクロス選手権に参戦するチームに帯同しているヤマハ専属アドバイザーの三原拓也さんを講師に迎え
7月7日の2019全日本モトクロス選手権第4戦SUGO大会のIA2ヒート1でIAクラス初優勝を遂げたばかりの鳥谷部晃太選手(YAMALUBE RACING TEAM)や
全日本モトクロス選手権IA2に参戦中の渡辺 陵選手(bLU cRU チームピットイン)といった現役ライダーにも協力いただき、強力な布陣で実践的な内容としました。
東北選手権に参戦しているライダーを除き、SUGOのコースを走り慣れていないので、まずは軽くウォームアップ走行から。
どんなコースレイアウトで、どんな路面なのかなど、下見の時間にも関わらず
序盤からみなさん攻めています。
それもそのはず。NA OPENクラスには
東北モトクロス選手権ランキング1位の#72佐竹 涼冴選手(YSP浜松/BOSS RACING)
※ゼッケンは地方選手権のもの。ランキングは2019年7月13日現在(以下同)
関東モトクロス選手権ランキング1位の#3小林 大治朗選手(レーシングチーム鷹)
中部モトクロス選手権ランキング1位の#61石平 凌大選手(YSP浜北大橋RACING)
近畿モトクロス選手権ランキング1位の#87板垣 周佑選手(フライングドルフィンレーシングメイト)
NB OPENでは
東北モトクロス選手権ランキング1位の#85伊藤 晃選手(チーム ピットイン)
中部モトクロス選手権ランキング1位の#75古井 奎伍選手(YSP浜北大橋 RACING)
J85クラスでは
東北モトクロス選手権ランキング1位の#118秩父 亮奈選手(チーム ピットイン)と、各地方選手権のトップだけでもこれだけの選手が集まってきているので
ついついみなさんヒートアップしてしまうのでしょうね。
その後、三原アドバイザーからどんなことに気をつけるべきかクラス別にアドバイスを受け、走行を重ねます。
鳥谷部選手や
渡辺選手は、一緒に走って選手たちのクセや修正した方が良さそうなポイントをチェック。
走行の合間には三原アドバイザーに自分の走りについて意見を求めたり
現役ライダーに直接相談することも可能です。
とはいえ、自分から話しかけるのが苦手そうな選手には、三原アドバイザーから「どのクラスの、ゼッケン何番?」と積極的に声をかけて、指導している場面も。
しっかり見てますからね。みなさんの走り。
昼食を挟んで
午後一番はスタートの練習。全日本選手権で鳥谷部選手や渡辺選手が、実際どう工夫しているのか、現役ライダーのノウハウを伝授いただきました。
レースでアドバンテージを取るには、好スタートが欠かせませんからね。
「bLU cRUの若手の子たちだからこそ、自分のやり方を教えたまで。そうじゃなきゃ絶対秘密です(笑)」と鳥谷部選手。鳥谷部選手がSUGOで優勝した時も、確かにホールショットを奪ってましたから、言葉に重みがあります。
クラスごとに何度かスタート練習を繰り返した後
最後は実際のレース形式で本日の仕上げを行いました。
普段は各地の選手権で戦っているので
一緒に走行したことがない選手と競り合うことになります。
互いに走行ラインや抜きどころをつかむのが難しかったり
SUGO特有の路面状況や、わだちに困惑したりと
いつもの実力が出し切れなかった選手も少なくないと思います。
しかし今回はあくまでも事前の練習会。
だからこそ「MFJモトクロス全国大会」に向けてまだまだ対策が講じられるはず!
bLU cRUメンバーへのサポートはライダーだけではありません。ライダーをサポートするパパ・メカニックの困った!にもサービススタッフがお応えしています。
日頃のレース会場でも、マシンセッティングのアドバイスや万が一のトラブルの際に部品貸与などを行なっているんですよ。
パドックでは、パパ・メカニックのお手伝いをしたり
空気調整や
洗車など
できることは自分自身で行なっているライダーの姿が
たくさん見受けられました。
みんなで準備したり片付けているチームも。
ここで参加くださった選手を少しだけご紹介しましょう。
☆NAクラス#61石平 凌大選手(YSP浜北大橋RACING)
石川からわざわざ参加くださいました。「今日は実践的なアドバイスをたくさんもらえました。いつの日か、指導してくれた鳥谷部選手や渡辺選手と同じ舞台で走りたい」と石平選手。
石平選手のお父さんは「今日のような練習機会を設けてくれたり、レース時のレーシングサービスなど、bLU cRUの特典はありがたいですね」
☆NAクラス#87板垣 周佑選手(フライングドルフィンレーシングメイト・右)
☆NBクラス#75古井 奎伍選手(YSP浜北大橋 RACING・左)
板垣選手は、兵庫から、古井選手は愛知からの参加です。たまたまレース会場で隣り合わせになって以来、先の#61石平選手ともに3ライダー親しくしているそうです。
板垣選手は「同じチーム出身で現在全日本モトクロス選手権最高峰のIA1で活躍する岡野聖選手のようにプロライダーを目指したい!」
古井選手は「全国大会で狙うは、もちろん優勝!」
☆ジュニア65クラス#58名島 玖龍選手(小学5年生)
今年からYZ65に乗り換えてジュニア65クラスに参戦中。「モトクロスレースは、一斉にスタートしたり、みんなと競い合うのが楽しい」と名島選手。
名島選手のお父さんは「以前は海外メーカーのマシンに乗っていましたが、レースに出るとなると複数台マシンが必要ですし、アフターパーツの供給の速さに惹かれてYZに乗り換えました。ライディングスクールやbLU cRU賞などのアフターサービスも魅力です」
☆ジュニア65クラス#78田中 秀征選手(小学4年生)
2018MFJモトクロス全国大会チャイルドクラスで優勝し、今年からジュニア65にステップアップした田中選手の憧れは、AMAに挑戦している渡辺祐介選手。「YZは速いしカッコいい。乗り換えたばかりの今年はちょっとむずかしいけど、来年はゼッタイ、チャンピオン獲ります。まだもらったことないので、まずはbLU cRU賞獲得目指してがんばります」
田中選手のお父さんによると「今日のようなメンバー限定の練習機会やレーシングサービスなどのサポート体制は、YZ65に乗り換える時の後押しになりましたね」
マシンに乗っている時の鋭い眼差しと一転、みなさん希望に満ちた笑顔、ありがとうございました。
bLU cRUメンバーのみなさん同士が切磋琢磨しあい、全国大会では全クラスで好成績をあげてくれることを期待しています。
入場料は無料ですので、お近くの方、2019年8月4日(日)は、ぜひスポーツランドSUGOまで。若手ライダーによるアグレッシブなレースが観戦できますよ! そしてYZシリーズに乗るライダーへの応援、何とぞよろしくお願いします!
【関連リンク】
・ヤマハYZシリーズのアマチュアオーナーのためのレース参戦サポートプログラム「bLU cRU」
- 2019年7月23日