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こだわりのローダウンキット

2006年9月1日
こんにちは。ヤマハ発動機販売の小倉です。

9月に入りました。学生のみなさん、宿題は終わりましたか?
昨日は、小さなお子さまをお持ちの親御さんは、仕事よりも宿題の手伝いが大変だった方もいらっしゃったのではないでしょうか(笑)
夏休みに遊びに行ったおすすめスポットがあれば、教えてくださいね。


ケガのため、今年の夏はほとんど乗れなかった私の愛車「マジェスティC」には、ワイズギア製のローダウンキットを組んでいます。

ローダウンキット クロームメッキバージョン
ローダウンキット クロームメッキバージョン

自分でも非常に気に入っているカスタムのひとつです。

ということで、今回もワイズギアの杉本さんにワイズギア製のローダウンキットについて語ってもらいます(杉本さんは以前のエントリ「バックレストのちょうどいい高さ」でも登場していただきました)。



度々失礼します、杉本です。

ワイズギア製のローダウンキットは"こだわり"のかたまりなんです。
ローダウンといっても、ただ低くすればいいというものではありません。
例えばセンタースタンド。
高さが合わなくなってしまうから、という理由だけでは絶対に外してはいけない部品なんです。
実は、センタースタンドはアンダーガードの役目も持つ、重要な部品なんです。

ローダウンした場合、段差や坂の頂上などで腹をすることがあります。
このとき、センタースタンドが無いと、直接クランクケースに段差がぶつかってしまい、エンジンを痛めてしまう可能性があるんです。

そこでワイズギア製のローダウンキットは、短いセンタースタンドを付けることにしました。マジェスティのスタンダードフレームには腹擦りした時にマシンが引っ掛らないように三角形の金具がついています。
マシンの底が地面に当たるときはこの三角形がまず接地して、滑らせてスタンドがアンダーガードの役目をするようになっているんです。


ローダウンキットを組んでいる人は、センタースタンドの有無を確認して下さい。もし外しているようでしたら、スタンドとして使えなくても標準のセンタースタンドをアンダーガード代わりに付けるようにして下さい。
お金に余裕があれば、ショートメインスタンドだけでも販売していますので、買って下さいね。

ただ、「TMAX」用のローダウンキットだけは他のビッグスクーターと構造が違うのと、バンク角の関係で足をかける部分のバーがどうしても擦ってしまうのでセンタースタンドはキットに入っていません。
そのかわり、アンダースライダーというソリのような部品がキットに付属しています。これが、エンジンの下をガードできるようにしています。

20060831_002.jpg
ローダウンキット(40ミリダウン)TMAX用(左から3番目がアンダースライダー)

ビッグスクーターの魅力は、格好良くて便利なこと。
安全に格好良くローダウンできても、便利さが損なわれては意味がありません。
ワイズギア製のローダウンキットは、サスペンションが沈みきったときにメイントランクの下にタイヤが当たることが無いように設計されています。
ローダウンキットを組んでいても、サスペンションが一番沈んだときの位置は、ノーマルと同じになっているんです。

こんな設計ができるのも、弊社がヤマハ系の会社だから。
全てのビッグスクーターで、何キロの加重でサスペンションが一番沈むのか、といった設定が全て分かるんです。

このデータをもとにトライ&エラーを繰り返して出来上がったものがワイズギア製のローダウンキットなのです。

ちなみに、自動二輪で申請しなくても変更していい寸法は、全高に対してプラスマイナス4 cmまで。これは四輪と同じ基準なので予想以上に低く感じると思います。
(ワイズギアのローダウンキットは全て4 cmダウンとなっています)

少々お値段は張りますが、全体の印象がガラッと変わりますよ。小倉さんが気に入っているという気持ちもすごく分かります(笑)。


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2006年9月1日

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