ヤマハのイベントがこれからはじまります! 【モーターサイクルショー開催レポート&2025年ヤマハイベント情報】
- 2025年4月11日
大阪から始まった春のバイクシーズン到来を告げる一大イベント「モーターサイクルショー」が、先日、名古屋でフィナーレを迎えました。ヤマハブースにご来場いただき、本当にありがとうございました!
今年のヤマハブースは、ヤマハとなら「もっと特別な休日に」、「もっと楽しい移動」を提案し、来場くださったみなさんと共に楽しみと遊びのイメージを膨らませる"ヤマハと遊ぼう"をテーマに展開。春先にリリースしたばかりのニューモデルを中心に展示しました。
展示に際しては、「YZF-R」シリーズ
「MT」シリーズ
「XSR」シリーズ
「Adventure&Touring」エリア
「Scooter」エリアとカテゴリーごとに分けて見やすく展示したのですが、みなさん、いかがでしたでしょうか。
とはいえ、会期中は来場者が多く、お気に入りのモデルをじっくりご覧いただくのが難しかったと思います。
そこで今回は、「紙上(ブログ上?)モーターサイクルショー」と題し、人気のモデルについて、改めてご紹介させていただきます。
◎スーパースポーツのDNAを受け継ぐ「YZF-R」シリーズ
・YZF-R9(市販予定車)
・YZF-R3(2025年モデル4月24日発売)
◎「The Dark Side of Japan」の世界観を提案する「MT」シリーズ
・MT-07(2025年モデル2月26日発売)
・MT-07 Y-AMT(2025年2月26日発売)
◎「FASTER SONS」の世界観を表現した「XSR」シリーズ
・XSR900(2025年4月14日発売)
◎「Adventure&Touring」エリア
・オフロードカスタマイズコンセプト(参考出品)
・TRACER9 GT+ Y-ATMT(市販予定車)
・TMAX560 TECH MAX(2025年モデル2月28日発売)
・「Fazzio(ファツィオ)」(参考出品)
◎スーパースポーツのDNAを受け継ぐ「YZF-R」シリーズ
「YZF-R」シリーズでは、「YZF-R125」から「YZF-R1M」まで、R-DNAを受け継ぐラインナップを展示。
なかでも参考出品した「YZF-R9」をはじめ
普段、間近で見たり触ったりできる機会が少ない「YZF-R1M」
そして、見る角度と光の加減で印象がガラッと変わる、3月18日にリリースされたばかりの「YZF-R3」が、人気でした。
YZF-R3/R25のカラーリングに関しては先日のブログでデザイナーが丁寧に説明していますのでこちらをご覧ください。
見る角度と光の加減で印象がガラッと変わる!? 2025年モデルYZF-R3/YZF-R25で注目のニューカラー開発エピソードをご紹介します
「YZF-R9」は、タッチ&トライ可能なホワイト/レッドの車両と、参考出品のアクセサリーを装着したヤマハブルーの2色を展示しました。
ホワイト/レッドの車両は、ヘッドランプ上や
サイドインナーカウルにフロントフェンダー
リアサスペンションのスプリング
リムステッカーなどの赤い差し色がスポーティでオシャレでした!
実際にまたがってみると、少し幅広のセパレートハンドルになっていて「YZF-R7」よりはスポーティなポジションながら、思ったほど前傾はきつくないハンドルポジションでした。
燃料タンクからシートにかけての形状は、とてもニーグリップしやすく、その吸い付き具合、フィット感、マシンとの一体感はなんとも言えませんでした。
そうそう、タンクとシートのつながり箇所は絞り込まれていて、素直に足が下ろしやすくなっており、足つきも良い感触でした。
一方、アクセサリーを装着したブルーの車両はスモークスクリーンを装着している他、
シングルシートカウル
アジャスタブルブレーキ/クラッチレバーにレバーガード
スイングアームフックなど、レーシーさマシマシの参考出品アクセサリーが満載でした。
実は、ディスプレイもトラック仕様を表示させていたんですよ。
お気づきになったお客さまはいらっしゃいますか?
「バイク歴5年、熊本から来ました! 600ccのスーパースポーツと750ccクラシックタイプの2台を現在所有しています。スーパースポーツは朝や短時間走る用に、クラシックモデルのほうは長距離ツーリングにと使い分けているんです。スーパースポーツカテゴリーのバイクに興味があり、いつかサーキットを走ってみたいと思っています。
YZF-R9は、RシリーズのフラッグシップYZF-R1のデザインを継承していて、アグレッシブで、積極的なイメージのところがとても魅力的です。このウイングレットは、デザイン的に取り入れているのかなと思いますが、実際の効力はどうなのか、一般ユーザーの速度域で試してみたいです。ホワイト/レッドよりも僕としては、こちらのヤマハレーシングブルーのほうが好みですね!」
エモーショナルな偏光色の「YZF-R3」も、より引き締まった印象を与えるスモークスクリーン(11,000円)を装着し、
※価格はメーカー希望小売価格・税込(以下同)
切削加工を施し、細かな位置調整機能を備えたアルマイト仕上げのアジャスタブルブレーキレバー(13,200円)
フォールディング(可倒式)機能を備えたアジャスタブルクラッチレバー(8,800円)
車体デザインにマッチしたカウリングプロテクター(18,700円)
デザイン性と機能性を両立したスタイリッシュなプロテクションパッド(10,450円)
素早いシフトアップを可能にするクイックシフトキット(22,000円)
カーボンルックなシングルシートカウル(20,350円)など、レーシーなイメージをより強調するアクセサリーを装着していました。
「バイク歴1年です。900ccのバイクに乗っていて、月に2〜4回くらいツーリングに出かけています。
2025年モデルのYZF-R3/R25は、YZF-R1やYZF-R6に顔つきが似てきたし、タンク幅がしっかりしていて、個人的に好きなデザインになりました。しかも実際またがってみたら、足つきが良くて乗りやすい。またカラーリングも見る方向で色味が変わるのが面白いですね。普段乗っている自分のバイクよりもYZF-R3は、排気量が小さいですが、エンジンをしっかり使って走れる良さがあると思うので、モデル検討の選択肢に入ってきますね!」
「The Dark Side of Japan」の世界観を提案する「MT」シリーズ
「MT」シリーズは、新しいシンボリックカラーの「マットライトグレー」を採用した「MT-09」と「MT-07」をブース前面に展示し、その世界観をアピール。
そしてちょうどその背面に125ccから1,000ccまでのシリーズラインナップを展示しました。
モデルチェンジした「MT-07」は、端正で少し親しみのある表情へとスタイリングが変更されたほか、「YCC-T」(電子制御スロットル)をヤマハ発動機のCP2(クロスプレーン・コンセプトの2気筒)エンジンとして初搭載していたり、
トルクフルなフィーリングを際立たせるサウンドの作り込みを行っていたり、
倒立式フロントサスペンションや、リアには伸側減衰力の調整機構を備えたリンク式モノクロスサスペンションを採用していたり、
直感的に操作可能なハンドルスイッチや、"つながる"機能を搭載した5インチTFTディスプレイを採用すしていたりと、今回の記事では紹介しきれないほど先進性、質感、軽快感の充実を図っているんです。
気になる方は以下をご覧ください!
開発陣のこだわりが盛りだくさん! 走りを思う存分に楽しめる機能が搭載された2025年モデルMT-07をご紹介します
洗練されたナチュラル&シンプルなスタイリングに進化した2025年モデルMT-07のデザインを紹介します!
そして、MT-07とMT-09はちょうどブース入口に展示されていたこともあって、たくさんの方から注目されていました。
「2018年MT-09 SPオーナーです。同じMTファミリーのオーナーとして、MT-07が大きく進化したことは嬉しいですね。
目のようなポジションランプのつり上がり具合が、ストリートファイターっぽさを強調していて好みです。メカメカしい雰囲気と近未来的な新しいデザインは、まさにMTシリーズを貫くThe Dark side of Japanの世界観に合っていると思います!」
自動変速トランスミッション「Y-AMT(ワイ・エーエムティ)」を備えた「MT-07 Y-AMT」には、以下のようなツーリングシーンがより快適になるアクセサリーを装着して展示しました。
カスタマイズが広がるマルチマウントステー(7,700円)、メーター周りをスタイリッシュに演出するメーターバイザー(14,300円)、ハンドルバーガード(17,600円)と組み合わせ、ライディングの快適性を向上させるナックルバイザー(14,300円)
快適性を追求したコンフォートシート(27,500円)とコンフォートシート パッセンジャー(22,000円)
上質な走りを実現するパフォーマンスダンパー(38,500円)
車体デザインにマッチする専用設計のエンジンプロテクター(19,800円)
デザイン性と機能性を両立したプロテクションパッド(12,100円)
細かな位置調整機構を備えたブラックアルマイト仕上げのアジャスタブルブレーキレバー(19,800円)
デザインにこだわり、シンプルで機能的なソフトサイドバッグ(40,700円)とバッグを使用しないときには簡単に取り外し可能な装着用ソフトサイドバッグステー(18,700円)
全周360°の加熱と10段階の温度調整が可能なグリップウォーマー(22,000円)とグリップウォーマー ハーネス(3,300円)
自動変速「Y-AMT」の仕組みをカットエンジンを用いて説明しました。
「2019年MT-07オーナーです。10年前に免許を取ったのですが、実際にバイクに乗り始めて2年ほどです。MT-07が初めてのバイクなんです。猪苗代や磐梯吾妻スカイラインなど、時折1泊2日の長距離ツーリングに出かけています。今年は秋田、岩手、青森方面まで、もう少し足を伸ばそうと思っています。MT-07はライディングポジションが快適で総合的に乗りやすいバイクなので、長距離ツーリングに最適な相棒です。
新しいMT-07は、MTらしさをしっかり継承し、その魅力を損なうことなく、付加価値が付いたモデルだなと思いました。見た目もキリッとした近未来風のデザインですし、カラーリングも新しいチャレンジをしてきましたね。乗りやすくて扱いやすいMT-07に電子制御やY-AMTといった便利な機能が付くのは良いですね。普段、街中を乗っているとストップ&ゴーが多くて、そんなときに有効だと思います!」
「FASTER SONS」の世界観を表現した「XSR」シリーズ
「XSR」シリーズのコーナーでは、カスタマイズの魅力やライディングファッションまで含め、トータルで楽しんでいただける「FASTER SONS」の世界観を表現しました。
「XSR125」は、袖が着脱可能な2Wayジャケットの風通しの良さを体感できるコーナーに配置していました。
ヘッドランプガードやエンジンガードにフォグランプ、サイドバッグ、ブラウンのレザーカバーなど、オンとオフのテイストをミックスしたカスタマイズドコンセプト車両「XSR900 プロトタイプⅡアドベンチャー」が目を惹きましたが、
一番人気だったのは、受注期間2025年9月30日(火)までの日本限定カラー「セラミックアイボリー」です!
シートを始め、タンクに配されたグラフィックやYAMAHAロゴのブラウンに、フロントサスペンションのカシマコートの風合いが、ネオレトロな世界観にカジュアルでファッショナブルな雰囲気をプラスしています。
東京会場からは、アクセサリーのフロントカウル アイボリー (72,050円)と
シートカウル アイボリー(44,550円)を装着して展示しました。
どの会場でもこのように、たくさんの方がまたがってシートの感触を確かめていました。
「コロナの時に乗り始めたので、バイク歴は4〜5年です。900ccのスーパーネイキッドを所有していて、長距離ツーリングやワインディングを楽しんでいます。愛読書は『ツーリングマップル』(笑)。今年また北海道に行きたいと画策しています。
国内限定カラーは、優しい色合いですね。飽きがこないし、服装を選ばないところも良さそうです。ヤマハと言えば"青"というイメージなので、いつもと違ったカラーでこれは人気が出るのではないでしょうか?XSR900は、思ったよりも前傾ポジションなんですが、足付きが良く、乗りやすそうです!」「Adventure&Touring」エリア
参考出品として突如として登場した「オフロードカスタマイズコンセプト」。
バイクの詳細なスペックや
シリーズ名も謎に包まれたままで、
色々想像を巡らせた方も少なくなかったのではないでしょうか?
ヤマハらしいオフロードの世界観を再構築していきますので、今後にご期待ください!
自動変速トランスミッション「Y-AMT」に、
先行車に追従走行する「アダプティブ クルーズコントロール」、後方にも「ミリ波レーダー」を備え、後ろから接近する車両を検知し、ミラー内に表示する機能を備えた「TRACER9 GT+ Y-AMT」を参考出品。
3月12日にリリースした「TRACER9 GT」と同様に、周囲の状況にあわせ、点灯・消灯・照射を自動制御する「マトリクスLEDヘッドランプ」が目を惹きます。
見やすい7.0インチフルカラーTFTディスプレイ
直感的に操作が可能なスイッチ類
あっそうそう、実際にまたがったお客さまには、シートの座り心地や足付きの良さが好評でした。
特に、現在TRACERを所有されているお客さまがよくおっしゃっていました。
2025年モデル TRACER9 GTからスペック上のシート高は高くなっているんですが、足が下ろしやすくなっていることと、フカフカなシート形状によって足つきが良くなっているんです!
そして、TRACER9 GT+ Y-AMT、TRACER9 GTとも、ロングツーリングに嬉しい3点バッグ搭載可能です。
アクセサリーのキーレススイッチを付ければ、車両のスマートキーと連動してトップケースとサイドケース(左右)のロック解除が可能になるんですよ。便利ですね。
「諸事情でバイクを手放したのですが、手放すと欲しくなって、新たなバイクを探しているところです。その候補がTRACER9 GT+ Y-AMTとMT-09。この2台を見たくて石川から来ました。
TRACER9 GT+ Y-AMTは、3点バッグ装着も可能で、長距離走るには最高ですね。しかも思った以上に足つきが良かった! ローダウンしないといけないかなと思っていたのですが、このままでも問題なさそうです。あと、この正面の顔つきが好きです。あのランプの派手さがかっこいいですよね。以前、妻とタンデムしたらスゴく喜んでくれたので、また妻とタンデムでいろんなところを走ってみたい。あと小学生の息子の塾の送り迎えにも使いたいな。
悩みは、何回も長距離ツーリングに行くのか?ということ。MT-09でも良さそうだし。使い方を想定しながら、どっちにしようか今しばらく悩みます(笑)」
「Scooter」エリア
左から「NMAX155」「XMAX」「TMAX560 TECH MAX」とMAX兄弟が並んだスクーターエリアでは
2月28日に2025年モデルが発売された「TMAX560 TECH MAX 」が、やっぱり注目の的。
直感的に見やすい7インチTFTディスプレイや
左ハンドルスイッチのジョイスティック
適度な滑りやすさとフィット感が調和したシートなど、実際に触ってその感触を確かめていただきました。
125cc "BLUE CORE (ブルーコア)"エンジンにSMG(スマートモータージェネレーター)を組み合わせたハイブリッドシステムを採用する「Fazzio(ファツィオ)」
楕円をモチーフにしたメーターやフラッシャー
丸みを帯びた樽形グリップなど
細部までシンプルでスタイリッシュなデザイン。
インナーポケットやコンビニフックなどの利便性も忘れていません。
何より人気イラストレーターutuさんによるネオ・シティポップなバックパネルが、自分らしさを楽しめるFazzioの世界観にぴったりでした。
「バイク歴7年です。近場のツーリングがメインですが、昨年は頑張って福島まで行きました。ヤマハ車大好きなので、一度は、My Yamaha Motorcycle Dayに参加してみたいな。
Fazzioは、XSR125の水色と同じ色合いで、めちゃくちゃかわいい。ヤマハが新しいスクーターを出しているというのを見て来場したのですが、思っていた以上に車格が大きくしっかりしているので、遠出に良さそう。普通のスクーターとは違う使い方ができるのではないでしょうか。コンビニフックやインナーポケットがあって、シートが大きいので収納力も申し分ないでしょうね。
色々な場所に出かけて、このFazzioの写真を撮りたいですね。」
【ワイズギアコーナー】
ワイズギアでは、さまざまなモデルにアクセサリーを装着展示するほか
ヤマハファクトリーレーシングチームが着用しているユニフォームのレプリカアパレルや
※一部ロゴデザインが異なります
ヘルメットを展示。手に取って見ていただくことでホームページなどの写真ではお伝えしきれない、質感、実際のカラーなどを確かめていただきました。
【今後のヤマハイベント情報】
ほぼ全てのヤマハバイク フルラインナップにタッチ&トライいただけたモーターサイクルショーは終わってしまいましたが、ヤマハ発動機販売では、各エリアで以下のイベントを予定しています。
イベントによっては、またがって車両を実際に確かめていただけるものもありますので、ぜひお気軽にご来場ください。
イベント会場にてみなさんにお会いできますことを楽しみにしております。
集まれ!MTオーナー&MTファン
「The Dark side of Japan Night Meeting 2025」
5月10日(土)@ CITY CIRCUIT TOKYO BAY
The Dark side of Japanの世界観を皆さんと一緒に楽しむナイトミーティングです。
どなたでも、ツーリング途中に!
「My Yamaha Motor café」
5月31日(土)@富山・道の駅 ウェーブパークなめりかわを皮切りに、9月27日(土)@道の駅 多々羅しまなみ公園まで、全国6会場にて開催。ツーリング途中にお立ち寄りいただいたり、仲間との集合場所に活用いただいたり、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。
ヤマハ製品の魅力や楽しさ、ヤマハブランドを体感いただく都市型ファンイベント
「My Yamaha Motorcycle Exhibition」
9月20日(土)に「My Yamaha Motorcycle Exhibition」を桜木町駅前(神奈川県横浜市)にて開催します。日頃モーターサイクルや電動アシスト自転車と接点の少ない方にも、展示や試乗を通じてヤマハ製品の魅力や楽しさ、そしてヤマハブランドに気軽に触れていただこうと、公共交通機関で来場しやすい場所にて開催する都市型ファンイベントです。
ヤマハオーナー&ヤマハファンのみなさんと共に楽しむ
「My Yamaha Motorcycle Day 2025」
ヤマハ発動機創立70周年の2025年は、10月18日(土)に、ヤマハのホームコースであり、創立50周年を迎えるスポーツランドSUGOで開催します。国際サーキットでの開催だからこそ実現できる、とっておきの企画を鋭意画策中です。
どうぞお楽しみに。
それではまた。
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- 2025年4月11日
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