シンプル表示で迷わない! 運転に集中できる! 2026年モデル「トリシティ155&125」に搭載されたナビ機能でカフェへ出かけてみました
- 2025年11月28日
こんにちは。ヤマハ発動機販売の山田です。
ヤマハ独自のLMW=Leaning Multi Wheelテクノロジーを採用した、特徴的な前2輪・後1輪のモビリティ・トリシティ125が日本で発売されて10年余り。

9月30日に発売された2026年モデルのトリシティ125は、LMWならではの安定感ある走りはそのままに、各部をさらに熟成しました。
新デザインのカウルやフロントフェイスで、より洗練されたフォルムへ進化。
そして、TFT大型カラー液晶ディスプレイを採用し、車両とスマートフォンを接続するCCU(コミュニケーション・コントロール・ユニット)を刷新することで、Y-Connectアプリ内のナビゲーション機能が追加され「Turn by Turnナビゲーション」を使用することができるようになりました。
このTurn by Turnナビゲーションは、2026年モデルトリシティ125と155、Ténéré700に搭載されています。
今回は、Y-Connectアプリをインストールしたスマートフォンと接続することで、ディスプレイ内に目的地までの行き方を矢印で表示してくれるトリシティ125の新機能Turn by Turnナビゲーションを使って、人気のライダースカフェを訪れてみましたのでご紹介します。
通学や通勤など、日常の足として活用されることが多いトリシティ125の用途をかんがみて、東京都内の一般道を走ってみました。
◆必要十分な情報の表示で運転に集中できる! Turn by Turnナビゲーション
スタート地点は、東京都大田区にある「ヤマハ バイクレンタル東京大森」です。
出発前に、まずは車両のメインスイッチをオンにしてスマートフォンアプリのY-Connectを起動して、車両とスマートフォンをBluetoothⓇ接続します。
※ BluetoothⓇはBluetooth SIG, Incの登録商標です。

BluetoothⓇ接続が完了すると、こんな風にスマートフォンのアプリ内に車両情報が表示されます。
早速、画面上の「Navigation」をタップして目的地を設定しましょう。操作感は一般的なナビアプリと同様なので、初めてでもほとんど迷わず操作できました。
アプリで目的地を設定したら、ディスプレイをナビゲーション表示モードに切り替えます。
モードの切り替えは、左側ハンドルスイッチで操作します。

内側に縦長のボタンが3つ並んでおり、中央のチェックマークボタンを押すと機能一覧が呼び出せます。上下のボタンで使いたい機能を選び、再度中央のボタンを押すとその機能が実行されます。
文章で説明するとなんだか難しそうですが、左手の親指一本で直感的に操作できるので、とても簡単です。
操作に不安がある方はこちらの動画を見て操作方法を確認してください。
スマートフォン側で目的地を設定した状態でディスプレイ表示をナビゲーションモードにすると、ディスプレイの左側にTurn By Turnのナビゲーション画面が表示されます。
ちなみに、スマートフォンと接続したトリシティ125のディスプレイでは、ナビゲーション以外にもかかってきた電話に応答したり、メールの内容を表示したり、音楽再生の操作もできたりするんですよ。
さて、Turn by Turnナビゲーションをひとことで説明すると、「進行方向と次に曲がるまでの距離を表示するシンプルなナビゲーションシステム」です。
地図上に自車の位置と目的地までのルートが表示される一般的なカーナビ(スマホナビ)と比べると、Turn by Turnナビゲーションの表示は圧倒的にシンプルなんです。
シンプルすぎて、実際に使ってみるまでは「そんな少ない情報量で、道に迷わずちゃんと走れるのだろうか......?」と、少々不安がありました。
ところが、走り出してみるとびっくり。
表示がシンプルなので、かえって迷わない!
デフォルトの表示では、進行方向を示す矢印の下に、今走っている道路の名前が表示されます。そして、右左折するポイントが近づくと、道路名表示が「左折(右折)します」の表示に切り替わって教えてくれるので、曲がるポイントを間違えにくいんです。
さらに、ナビの表示は左ハンドルのスイッチでパターンを切り替えることができます。
デフォルト表示は「次に曲がるポイント」を教えてくれますが、手元操作でパターンを切り替えると2段階先の右左折まで分かります。
さらにパターンを切り替えると、目的地までの距離と所要時間が表示されます。
実際に走ってみると、1番目の「次の右左折+今走っている道路名表示」と2番目に紹介した「2段階先の右左折まで表示」モードを切り替えながら走るのが分かりやすかったです。
広い地図を表示する一般的なナビゲーションでは、ルートの先が気になってついナビ画面を注視してしまうことがありますが、トリシティ125の「Turn by Turnナビゲーション」は情報を絞りこんだシンプルな表示なので、運転に集中できました。
また、ナビに道路名が表示されるので、ナビの表示と道路標識と照らし合わせながら走るようになって、かえって「自分が今どこを走っているのか/どこへ向かっているのか」を把握しながら走れるのがいいな、と感じました!
◆頻繁なストップ&ゴー、混み合った都心の道路でも走りやすい
この日走ったのは都内の一般道で、交通の流れは比較的ゆっくり。
ストップ&ゴーも頻繁だったのですが...。
ここで威力を発揮したのが、ヤマハ独自のLMW機構です。
LMWといえば、段差や悪路に強いことがよく知られていますが、都内の運転では
・周囲の交通状況により思わぬブレーキをかけた時も、車体の挙動が穏やか。
・渋滞や信号待ちで徐行・微速運転をする時も車体が安定し、ふらつきにくい。
など、大きなメリットを感じました!
道路工事で路面がガタガタしているエリアも走りましたが、滑ったりふらついたりすることもなかったのは、LMWの恩恵が大きかったかな。
とにかく、車体の動きが安定しているので、乗っていて不安を感じませんでした。
ちなみに、ちょっと運転に慣れればびっくりするぐらい簡単にUターンができました。
普通のバイクでUターンに苦手意識を持っている人は、トリシティ125で小回りしてみると、ちょっと感動してしまうかも...。
さて、都内をのんびりクルージングして、いよいよ目的地に到着しました。
※画像はお店の許可を得て撮影したものです。
この日訪れたのは、世田谷区にある「UNITEDcafe Setagaya」さん。
ウッディな内装と美味しいカフェメニューが人気のライダースカフェです。
店内にはギャラリースペースがあり、オートバイにかかわる様々なアーティストによる個展・グループ展が楽しめるのも魅力です。
この日は店員さんおススメのビーフストロガノフとコーヒーをいただきました。
とても美味しかったです‼
■UNITEDcafe Setagaya
東京都世田谷区野沢4-4-8-1F/TEL:03-5430-3477/11:30~23:00(LO:22:30)/火曜日定休
店舗HPはこちらから>>
この日開催されていたのは、【MOTO ENTHUSIAST Vol.2】。
株式会社GKダイナミックスで、30年以上にわたってヤマハのバイクをデザインしてきたアーティスト・飯村武志さんの個展です。
飯村さんのデザインしたバイクは、XVS400ドラッグスター、FJR1300、SEROW250、XG250トリッカー・YZF-R6(5SL)・YZF-R1(4C8)など、30台以上あるそうです!
ちなみに、今年ワイズギアから発売され、大変好評を博した「ヤマハモーターサイクル デザインTシャツ」のイラストを担当したのも飯村さんなんです。

流麗なタッチで描かれたイラストでヤマハの美しさを再発見! 話題のヤマハモーターサイクル デザインTシャツ、イラスト担当のデザイナーにお話を聞きました。
「UNITEDcafe Setagaya」さんで開催されていた個展では、メカニカルでありながらどこか未来感を覚えるデジタル作品あり、金属板やアクリル絵具の質感まで楽しめるアナログ作品あり、バイクの造形が好きな人なら、誰もが夢中になりそうな作品が多数展示されていました。
コーヒーの香りとともに、ゆっくりとアートを鑑賞できるのは、カフェでの展示ならではですねーと、一息ついていると......。
むむっ!
この5枚のパネルは...ヤマハバイクのイラスト、なのでは?
しかも、ワイズギアのロゴが入っている......ということは。
もしかして、「ヤマハモーターサイクル デザインTシャツ」、来年もあるんですか!?
この件、続報はまたヤマハ バイク ブログでお届けします。
みなさま、どうぞお楽しみに!
カフェでまったりと過ごした後は、同じようにヤマハ バイクレンタル東京大森までTurn By Turnナビゲーションで帰りました。
シンプルな表示で運転に集中できるTurn By Turnナビゲーションで快適に目的地まで到着することができました。
今回の記事でトリシティに興味を持っていただきご購入をご検討されているお客さまはぜひ、お近くのヤマハ バイク取扱店へ。
YSPの専用サイトからは各店の試乗車や展示車をご確認いただけます。
実車をご覧になりたい方はぜひ、ご活用ください。
それではまた
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