見張りは大事
トラブルを未然に防ぐ安全航行の基本をご紹介します。
ボートでワッチ(WATCH)するとは、見張りをするという意味。衝突の原因の80%がこの見張り不足と言われるだけに、見張りは安全航行の基本です。
見張りの意識が高いほど、トラブルのリスクは減少する
安全な航海は「ワッチで始まり、ワッチで終わる」と言われるほど見張りは重要なことです。自分たちではなく、相手の船の見張りが不十分だったりすることも有りえることですから、常に他船の動きをチェックしておく必要が有ります。
また、見張りは他船や周囲の障害物のことだけでなく、自船の異変や乗船者の様子などもチェックしていなければいけません。リラックスした気分でクルーズを楽しむことも大切ですが、見張りの緊張感だけは保持していたいものです。
トラブルを未然に防ぐワッチの重要性
- 五感を使って異変を感じとる
- 目視で周囲を確認するだけでなく、音や臭い、振動など、人間のあらゆる感覚で異変を感じ取ることが大切です。
- 他船の動きや障害物をワッチする
- 航行中は常に他船の動きをチェックすること。特に港湾付近やさまざまな船舶が輻輳する水域では360度注意を怠らないようにします。
- 乗船者の動きや様子をチェックする
- 家族やゲストなどが同乗している場合、航行中に具合が悪くなってないか、危険な動きをしていないか、乗船者のチェックも必要です。
- 定期的に天気の変化をワッチする
- 航行中は雲の動きや風の強弱などの観察も必要、天候の変化を予測することで、帰港を早めるなど速やかに対応することができます。