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【TRICITYモニターレポートvol.6】現役コンサルタントがTRICITYをメッタ切り!? TRICITYをもっとたくさん販売するには?

2016年5月17日

みなさん、こんにちは。ヤマハ発動機販売の菊地です。
まもなく期限を迎える「TRICITYモニターキャンペーン2016」ですが、実はモニターさんの中に長谷川 千波さんというバリバリの営業コンサルタントさんがいらしたので、下世話な話ですが、正直「TRICITY125」がもっと!もっと!!売れるにはどうしたらいいのか、伺ってきました。

“コンサルタント”と聞くと、ものすご~く堅苦しくて少し強面な人物をイメージしていましたが(黒ぶち四角眼鏡必須……)

↑“コンサルタント”と聞くと、ものすご~く堅苦しくて少し強面な人物をイメージしていましたが(黒ぶち四角眼鏡必須……)、長谷川さんは物腰がと~っても柔らかく、しかもスタイル抜群でおキレイな方でした!(身長168cmとまるでモデルさんのようです!!)
※撮影協力:Specialty coffee DEARCUP

16歳で原付免許を、その1年後には普通二輪免許へとステップアップし、数々のバイクを乗り継いできたと言う長谷川さん。
「FZR250やR1-Z、VMAXやTW225などなど、数え上げればきりがありません(笑)。ヤマハのバイクはデザインも良いけど音も良いんですよね。2008年に独立してからは、なかなか時間が取れないこともあって、しばらくバイクから距離を置いていたのですが、ここ1、2年、原付二種くらいのスクーターがあると便利だなぁ、ほしいなぁと各メーカーのサイトをのぞいていたところだったんです」
そんな折にTRICITYモニターのことを知り、申し込んでくださったのだとか。

モニターとして乗るTRICITYは8年ぶりの二輪車。

↑モニターとして乗るTRICITYは8年ぶりの二輪車。「やっぱりバイクはいいですね。久しぶりに風を切って走る心地好さを堪能しています。また四輪車ですと、私の場合、機械式駐車場から出さなければないので面倒。バイクは出し入れも簡単、狭い路地にあるたこ焼き屋さん〔関東のみなさんはそう頻繁に行かないかもしれませんが(笑)〕にも気軽に立ち寄れます」

「TRICITYは何と言っても安定性が良いですね。

↑「TRICITYは何と言っても安定性が良いですね。フロント2輪の安定感は知っていましたし、イメージもしていましたが、期待値以上でした。また、その安定性も手伝って50ccの原付では不可能な2人乗りも、安心して気軽にできます。お子さんと一緒に乗りたいというママさんにもぴったり。さらに偽装でなく(笑)、燃費もとてもいい」と長谷川さん。

しか~し!その安定性と2人乗りの楽しさが、残念ながら世の中には上手く伝わっていないと続けます。「リーン! と前のタイヤが斜めになるのは分かっても、そのリーン! がどんな効果を生むのか、伝えきれていなくてもったいない」とのこと。

それでは、コンサルタント・長谷川センセイにご登場いただきましょう。

―――長谷川センセイ、本日はよろしくお願いします。一過性ではなく、モニターとしてTRICITYのあるライフスタイルを送っている中で気づいたTRICITYがもっと売れるようになるためのポイントをお教えください。
「まずは、商品のことからお話させていただきます。開発・製造コストや技術的な要件など、一切考慮せず、若者や女性、今までバイクと接点のなかった新しいお客さまに訴求することを前提に、改善ポイントは4つです」

1. 押し歩き時にフロントロックできる
2. シート高を選択可能に
3. 足元スペースをもっと広く
4. ギアのようなパーキングスタンドの装備


1. 押し歩き時にフロントロックできる
「エンジン停止時にLMW機構を一時的に固定できると、取り回しがもっと安心です。もちろんサイドスタンド同様、ロックしたままだとエンジンはかからないようにしておきます」
な、なんと! 長谷川センセイ、わざわざ商品改善ポイントを作ってくださったのです

「フロントが斜めになるとタイヤがすぐに切れ込んでしまいます。

↑「フロントが斜めになるとタイヤがすぐに切れ込んでしまいます。いろんな車種を乗り継いできた私ですら、少し扱いにくいと感じるのですから、力の弱い女性や初心者の方はなおさらでしょうね」

「フロントが斜めになるとタイヤがすぐに切れ込んでしまいます。


2. シート高を選択可能に
「シート高は現状の高さとローシートタイプと選択できると良いですよね。しかもそのシートの高さに合わせてハンドルの高さも調整できるとなお可。男性でもシート高は低めが安心と言う方もいるでしょうし、そんな場合にはシートは低め、ハンドルはノーマルのままなど、選択できるといいですよね。ハンドリング特性等を維持するなどの課題はあるでしょうけれど」

身長168cmでブーツ着用の長谷川センセイには全く問題のないシート高ですが、「ローシート設定があると150cmくらいの方でも安心して乗れるのではないでしょうか?

↑身長168cmでブーツ着用の長谷川センセイには全く問題のないシート高ですが、「ローシート設定があると150cmくらいの方でも安心して乗れるのではないでしょうか? 低重心になることで二重の安心感にも結びつくと思います。シート高を低くすることで、収納スペースは狭くなりますが、リアにボックスを装着することでカバーできるので、シート下収納を犠牲にしてでも足着きを重視するという方は少なくないと思います」

理想は足の裏がしっかり着くことですが

↑理想は足の裏がしっかり着くことですが

土踏まずから先の部分が着けば安心して乗れる人も多いはず

↑土踏まずから先の部分が着けば安心して乗れる人も多いはず
※長谷川センセイ、わざわざブーツを脱いで実践くださりありがとうございます

ちなみにワイズギアからTRICITYのローダウンシートが出ています。

↑ちなみにワイズギアからTRICITYのローダウンシートが出ています。25,000円(税抜)

ちなみにワイズギアからTRICITYのローダウンシートが出ています。

↑ワイズギアのドレスアップシートをベースに内部ウレタンを部分的に低反発素材に変更。着座時の沈み込み量をスタンダード比で最大30mmダウンしています

ちなみにワイズギアからTRICITYのローダウンシートが出ています。


3. 足元スペースをもっと広く
↑長谷川センセイがTRICITYのボディにNMAXのシートを合体してくれました
「シート下辺りをNMAXのような形状にしてはいかがでしょうか? 足元がステップスルーでなくなることの賛否もあると思いますが、フットスペースが広くなって前後に足を動かすことができればかなり楽だと思います」

足を置いてしまったら前後に動かしにくいTRICITYの足元

↑足を置いてしまったら前後に動かしにくいTRICITYの足元

ステップスルーではないので、左右に足を動かすことは難しいが、前後にゆったり移動可能なNMAX

↑ステップスルーではないので、左右に足を動かすことは難しいが、前後にゆったり移動可能なNMAX

ステップスルーではないので、左右に足を動かすことは難しいが、前後にゆったり移動可能なNMAX


4. ギアのようなパーキングスタンドの装備

「普段はサイドスタンドのみの使用で問題ないと思いますが、何かの折りにセンタースタンドをかけた方が良い場合もあります。そんな時、女性にとってセンタースタンドはとてもかけにくい。左足でスタンドを踏み込むだけでセンタ-スタンドがかけられる、ギア パーキングスタンド仕様に採用されているスタンドをTRICITY用にもぜひ搭載してほしいですね」

普段はサイドスタンドのみの使用で問題ないと思いますが、何かの折りにセンタースタンドをかけた方が良い場合もあります。


―――続きまして、もし長谷川センセイがバイク屋さんになったとしたら、どんな風にこのTRICITYを販売しますか?
「私が今、お世話になっているバイクショップはそうでもないのですが、久しぶりにバイクに復帰し、二輪業界を見てみるとあまりの時代錯誤ぶりに正直驚きました。店構えやビジネスのスタンスが、20年前とほぼ変わらないお店が多い印象です。四輪ディーラーやその他の業種では当たり前のことができていません。例えば男女別のトイレ、ゆったりお茶を飲めるスペースなどがそうです。清潔感に欠けています。いまどき、新規の採用募集をかけてもトイレが男女別になっていないところには人が集まらないと言われているんですよ」

四輪ディーラーでも昔は四角い机で、接客していましたが

↑四輪ディーラーでも昔は四角い机で、接客していましたが、ご主人にばかり話しかける結果となり、家庭の財布を握っている奥さまへの説得が不十分で契約にこぎ着けられないケースも

最近は、ご主人と奥さま両方に意識することなく話しかけられるような機能的な接客テーブルが導入されているんだそうです

↑最近は、ご主人と奥さま両方に意識することなく話しかけられるような機能的な接客テーブルが導入されているんだそうです

「新しいお客さまを増やしていくには、女性や若者の取り込みが欠かせないと思いますが、それにはおしゃれさとワクワク感が重要です。

↑「新しいお客さまを増やしていくには、女性や若者の取り込みが欠かせないと思いますが、それにはおしゃれさとワクワク感が重要です。そのためにはディスプレイでの工夫や初心者や女性が自分で使用するシーンをイメージしたり体験できるような場を創りたいですね。
海外メーカーさんが大型バイクの引き起こし体験を試乗会等で行っていますが、“コツ”さえつかめればできる、自分でできた!と体感を通じて不安を取り除くあの手法は見事だと思います」

「また燃費が良いので片道5kmの通勤を四輪車からTRICITYに乗り替えると○円オトクとか

↑「また燃費が良いので片道5kmの通勤を四輪車からTRICITYに乗り替えると○円オトクとか、四輪では狭い道が面倒なのでつい幹線道路を選んで遠回りしてしまうが、TRICITYなら最短の狭い道でもすいすい走れて約○分時間短縮とか、子どもの送り迎えにも使えるので朝の忙しい時間の無駄を省けるとか、使用シーンをイメージできる具体例をたくさん用意することも手です」
通勤・通学時の交通費がどれだけ違うかのシミュレーションもぜひやってみてください

「TRICITYのフロント2輪の安定感を理解いただくには、以前ヤマハでも開催していたように、大型ショッピングモールなど一般のファミリーが来場する場所での試乗体験会が有効でしょうね。

↑「TRICITYのフロント2輪の安定感を理解いただくには、以前ヤマハでも開催していたように、大型ショッピングモールなど一般のファミリーが来場する場所での試乗体験会が有効でしょうね。でもAT小型限定普通二輪免許を持っている人はそう多くないと思いますので、パワーや走行性よりも、LMWの安定感をまず体感いただくことを目的に、試乗専用にTRICITY125のエンジンを50ccのものに載せ替えたTRICITY50を試乗してもらうのはいかがでしょうか?」

試乗を通じて、①背が低くても、②風が強くても、③悪路でも、④2人乗りでも、⑤荷物が重くても、安定して走行可能なTRICITYの特性を体感してほしいんですよね。

↑「試乗を通じて、①背が低くても、②風が強くても、③悪路でも、④2人乗りでも、⑤荷物が重くても、安定して走行可能なTRICITYの特性を体感してほしいんですよね。強風や2人乗り体験はなかなか難しいかもしれませんけれど。できれば試乗コースには、教習所にあるような波状路があるとTRICITYの良さが際立っていいですね」

バイクってやっぱりマニアック。

↑「バイクってやっぱりマニアック。扱いを誤れば危険でもある。一生乗らなくても困らないという人もいると思います。でもバイクだからこその利便性や快適性、そして解き放たれたような気持ちよさは何ものにも代え難いですよね。この感動を少しでも多くの人に体験いただくのに、見た目もスタイリッシュですし、安定感にすぐれたTRICITYは最適なモデルだと思います。
仕事柄、商品が良くなくて、いくら販促を行っても売れない、というケースを知っています。TRICITYは違います。唯一無二の特性があるバイクです。訴求の仕方次第で、“これがいい!”“好きだ”という人が必ず増えると確信しました」

長谷川さん、的確なご指摘、貴重なご意見、本当にありがとうございます。いただいたご意見を今後に活かし、少しでも多くの方に二輪車の楽しさ、利便性、快適性を体感いただく最適モデルとしてTRICITYをもっともっと広く訴求していきたいと改めて思いました。

『人見知り社員がNo.1営業になれた 私の方法』

↑『人見知り社員がNo.1営業になれた 私の方法』『営業の悪魔――チキンハートでネガティブ思考のお前に何ができる?』といった著作もある長谷川さん。無茶な質問にも色々丁寧にお答えくださり本当にありがとうございました


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2016年5月17日

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