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55mph - 「レストア・ミニコラム」 Vol.8 レストア室の設備について

コミュニケーションプラザで展示されている歴史車両たち。そのレストアに秘められた「こだわり」を紹介、解説します。

コミュニケーションプラザのレストア室には整備工具一式のほか、高圧のエアで研磨剤を吹き付けて塗装や酸化被膜などを取り除く、サンドブラスト加工のための設備も用意されている(FX50のレストアでは艶が「出すぎる」ため使用されなかったが)。整理整頓がかなり行き届いていることを除けば一般的なオートバイショップとそれほど設備は変わらないだろう。面白いところでは燃料タンクからガソリンを吸い出すために使用する自作の器具。これはオートバイの燃料ポンプとバッテリーを流用し、花井さんが3年ほど前に製作したものだという。この場所で今日もまた1台、古のヤマハ・モーターサイクルに命を吹き込むための作業が行われている。

コミュニケーションプラザ

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードにしたヤマハ発動機の企業ミュージアム。館内には最新モデルのほか、それぞれの時代を彩った市販車やヤマハファン垂涎のワークスレーサーなどが当時のままの姿でずらりと展示されている。3階にはソフトドリンクや軽食を楽しめるカフェスペースが用意されてるので、ツーリングついでに立ち寄るのもおすすめだ。開館日などの詳細は下記リンクより。

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