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55mph - 「レストア・ミニコラム」 Vol.7 バックミラーについて

コミュニケーションプラザで展示されている歴史車両たち。そのレストアに秘められた「こだわり」を紹介、解説します。

現在、厳密なレストアにおいて悩ましいポイントのひとつがバックミラーである。一見、同じような形状に見えても音叉マークの有無など、年式によって仕様が微妙に異なるため検証に時間がかかる。そして鏡をボディにはめ込んで固定する旧い構造のミラーは、その作業を行う職人がいなくなってしまったことから新規で製造することが難しいという。現在は鏡をゴム部品で固定するタイプが主流となってしまったためだ。同じものを手に入れるには根気よく中古部品を探すしかない。また、近年はボディがステーにボルトで固定されるタイプのバックミラーを製造する業者も少なくなってきたという。

コミュニケーションプラザ

「過去・現在・未来」と「コミュニケーション」をキーワードにしたヤマハ発動機の企業ミュージアム。館内には最新モデルのほか、それぞれの時代を彩った市販車やヤマハファン垂涎のワークスレーサーなどが当時のままの姿でずらりと展示されている。3階にはソフトドリンクや軽食を楽しめるカフェスペースが用意されてるので、ツーリングついでに立ち寄るのもおすすめだ。開館日などの詳細は下記リンクより。

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